07S耐もてぎ決勝日(その1)
投稿日 : 2007年11月11日
1
決勝日の朝7:53
まだ小雨が降って路面は濡れている
昨日の天気予報では
午後からは曇りということだったが
朝からネットでチェックすると
午後から雨は強くなりそうだった
そのことを山田監督に告げると
「へぇ?そう?」と
素っ気無い返事だった
2
8:42
あと3分で朝のフリー走行が始まるというところで
エボワゴンはジャッキアップされ
タイヤが交換された
スリックタイヤに交換されていた
雨は殆ど降っていないとはいえ
いきなりスリックなの?
と11号車のオーリンズランサーを見たら
ウェットタイヤを履いたまま
フリー走行に出ようとしていた
決勝スタート時点で路面が乾きつつあれば
多少濡れていてもスリックで勝負に出たい
そのためには今のうちにタイヤの皮剥きを
しておきたい
そんなつもりだったのかもしれない
タイヤサイドに青く車番が表示されているのが
決勝用登録タイヤ(スリック)の印
3
8:46
フリー走行のため
ピット出口への行列に並ぶ
11号車オーリンズランサーと
12号車エボワゴン
ピットに収まっている時を除いて
この2台のツーショットはなかなか無い
珍しく並んだ2台に
気が付けばカメラマンが5人ほど駆け寄っていた
オーリンズランサーのタイヤには
何もマーキングが無いのがウェットタイヤで
11号車と12号車は違うタイヤを履いているのが分る
そしてこれが元気な12号車の
ラストショットとなった
4
フリー走行が始まって数分後
モニター画面を見ていた人が
声をあげた
2号車のインプレッサがスピンしたらしい
もてぎはスピンしてもエスケープゾーンが広いので
まずダメージを受けることはなく
2号車も何事も無くコースへ復帰した
2号車もスリックで出たのか
さらに数分後の8:54
モニター画面を見ていた人達がさらに大きな声をあげた
振り返った画面にはクラッシュしたエボワゴンが
一目見て半端ではないダメージ
一体どこでコースアウトしたらこんなことに?
ドライバーは降りて来ないけど大丈夫なの?
場所は最終コーナー
メインストレートのオーバルコースとの仕切りの
コンクリートウォールに激突したらしい
最終コーナーは右カーブなのだけれど
どういうわけだか右側面をヒットしたらしく
運転席のドアが開かず助手席側から
ドライバーが降りて来た
体は無事のようだ
5
別の角度からの映像が
画面に写し出された
どう見ても足が曲がっている
こんな結末になろうとは
フリー走行は赤旗中断
横でオフィシャルの人が
「誰かがオイル撒き散らして走行したみたい」
とか言っているけれど
ウェットタイヤだったら
ここまでダメージは大きくなかっただろうに
決勝レーススタートまで3時間
どうにもならない
6
9:27
回収されたエボワゴンが
ピットの裏へもどって来た
自走できないどころか
台車とジャッキを使わなければ
移動すらできない
7
後ろから
右前と右後ろが大きくつぶれている
良く見ると天井も波打っていて
衝撃の大きさが分る
間違い無く全損だ
8
9:28
このままキャリアカーへ積載かと思いきや
12号車のスタッフは何の躊躇も無く
クルマをピット内へ移動させ始めた
山田監督もいつの間にか作業着姿になっている
あとスタートまで2時間半でどうするつもり?
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