京都広河原松上げ(その1)
投稿日 : 2011年08月27日
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8月24日
毎年この日に行われるという
祭りを見に京都北部の山間部へ
午後4時前に到着すると
まだ準備のまっ最中
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京都市消防局の職員が
見守っているのは
この祭りが火祭りだから
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提灯には
「廣河原松上げ保存会」とある
「松上げ」という火祭り
「松上げ」は、若狭街道に沿った山間の村々に伝承されて来た、愛宕信仰による献火の行事だそうで
火伏せ・防火に霊験のある神社である愛宕神社への献灯により火災予防、農作物の豊作、家内安全を祈願する火の祭典
「松上げ」とは、松明(たいまつ)を上げるという意味
この辺りには以前良く走りに来ていたので
「広河原」の地名は知っていたけど
この祭りのことは全く知らなかった
この場所は京都の市街地からは
さほど遠くないけれど
道は細く曲がりくねって
今でこそ離合の難しい区間は減ったけれど
以前は基本離合できなくて
ところどころに離合のスペースが有るという感じ
それほど車の交通量も少なかったが
パジェロに乗ってなかったら
おそらくこの地域に足は踏み入れなかっただろう
てくらいに山深く
今でも車で初めて来る人には
それなりの覚悟が必要な雰囲気が漂っている
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クレーンで立てられたのは
高さ約20mの灯籠木(トロギ)
上部に大傘と呼ばれるものが付けられ
ここに下から松明(タイマツ)を投げ入れる
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南側、提灯の立っている
道路側が正面になるようだ
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松上げ場の西側に小さな川が流れていて
その川を越えた場所が
見物スペースとなっているようだ
右手に焦げた大きな木が横たわっているが
毎年少しずつ燃えてしまうので
何年かに一度灯籠木を交換するようで
どうも今年は新品みたいだ
その分おそらく柱の高さが高いんだと思う
どう見ても20m以上ありそう
場所を確保して
灯籠木が立てられるのを見ながら思ったけど
ここには昔ドライブに来て
アウトドアのバーベキューとかがブームになった頃で
この場所で車を止めてコーヒー沸かして飲んだことがある
他に車を止められるような場所なんか無くて
川沿いのちょっとしたスペースで
何かバーベキューでもしたような跡が有ったので
そういうことをしてもいい場所なのかなと思ったのだけど
こんな神聖な場所だったとは・・・・・・
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松上げ場の周りには
無数の竹が刺してあり
それに細い木を束ねた松明を挿して行く
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夜にはこの無数の松明に
火が灯されるらしい
想像するだけで興奮して来る
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