
ビシビシといいセリフが。
・「仕事っちゅうのは、金儲けじゃない。人の助けになることじゃ。人が喜ぶ顔見るのは楽しいもんじゃけ。そうすりゃぁ、金は後からついてくる。客を大事にせん商売は滅びる」
・「ここにいると馬鹿になるな」
・「二時間ほどの会議は、肝心なことは5分で決まる」
意味のない時間の浪費はイヤですね。
・「商売なんてのはな、売ったもん勝ちだ。一旦シートが列車に取り付けられちまったら、そいつにどれだけの耐火性があるか、どれほどの衝撃まで耐性があるかなんてわかりはしない。強度が落ちるといったところで、とんでもない大事故でも起きない限り、それが試される場面なんてないんだよ。しかも、そういう大事故は、ウチの製品以外の過失で起きる。つまり、そのときウチの過失をあれこれ責める奴なんかいるわけがない。」
国の経済に大きなインパクトを与える可能性があるので、企業も国の監督機関も隠蔽していることがあるのではないかと思ってしまいます。
・「ノルマ達成に苦しむのと、不正を犯すのは、まったく次元の異なる問題ですよ」
・「虚飾の繁栄か、真実の清貧か」
八角さんの最後の決定打、ステキです。
八角さんの雰囲気は、左とん平さんのイメージです。
まだまだ読んでいないのがありますが、池井戸さんの小説には、いつもシビれます。
Posted at 2019/06/02 12:38:50 | |
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