お友達の皆様
先日は一方的にコメントの封鎖、ならびに活動停止を宣言し、ご心配をお掛けして申し訳ありませんでした。
一先ず落ち着きましたのでご挨拶まで。
我が息子、ミニチュアダックスフントのラッキーが椎間板ヘルニアを患ってしまい、闘病生活に追われておりました。
以下、事の経緯です。自分の備忘録的にも一応。
・5/2(日)なけなしの休日を利用し、近くの駐車場で嫁とラッキーとラジコンを楽しむ。
あまりの晴天と、GW中ラッキーをどこにも連れて行けない為、たっぷり遊んで帰宅後、更に夕方散歩を楽しむ。
・5/3(月)いつもどおり、早朝の散歩。しかしなぜかいつものブラッシングの後、自ら階段を駆け上る筈が上れない。
※この時点では前日のハードな遊びの疲れが残っているんだろうと思っていた。
仕事が終わり帰宅後、バックステップを踏みケージの奥へ行き、おっかかるような動作を取り始める。
とにかく、もたれ掛る動作を取りたがる。
ケージから出しても挙動不審な動きをし、息も荒い。
ただ事ではないと思い、丁度狂犬病注射の動物病院一覧表が手元にあった為、手当たり次第に地元の動物病院に片っ端から電話を掛けまくる。
どこもダメ。掛かり付けの病院もダメ。最後の最後で一件だけ受け入れ診療をしてくれるとの事。
すぐに連れて行き、診断結果は恐れていた
『椎間板ヘルニア・・・』
幸いにも、グレード1か進行していても2の為、内科治療で治る可能性大との事。
一週間分の薬を処方してもらい様子見。嫁と一安心していた。
・5/4(火)私も嫁も仕事だが、一人にするのは不安の為、同動物病院で半日預かってもらう事に。
昼休みを利用し、病院へ向かう。
思いのほか調子が良い為、帰宅させ一人にしても良いとの事。
・5/5(水)-5/7(金)小康状態を保つ。ちょっと気になる事は電話にてアドバイスを受ける。
5/6(木)にはかかりつけの病院にも連れて行き、診断を受ける。
5/3(月)に応急診察を行ってくださった先生の判断と同じく、処方された薬を飲んで安静にする事と診断を受ける。
※この時点まではトイレは自分で何とか可能。
・5/8(土)ついに後ろ足が麻痺。既に立ち上がる事すら出来ない状態に陥る。
慌てて動物病院に電話。CT等の施設が無いから薬の量を増やし、様子を見てもらうしかないが、すぐに掛かり付けの病院で診断してもらった方が良いとの事。
それまでの間、ケージレスト(絶対にケージから出さず安静)を保つ事とアドバイスを受ける。
夜、8時を回ったあたりで、ラッキーが何とも言えない悲痛な声を出す。
抱え上げようとするが嫌がる。もはや、排便も自分では不可となる。
相当の痛みなのか、違和感なのかわからず、嫁とうろたえる。
決起し、掛かり付けの病院に電話したところ、すぐに連れてきて下さいと。
レントゲンを撮って頂き、椎間板ヘルニアでそれも、グレード4まで進行しているとの事。
※グレード4とは麻痺、排便障害、浅部痛覚のみ残る
早急に手術を行った方が良いとの事で、5/10(月)にCTを撮り、夜に手術を行う。ついては、翌日日曜から入院が決定となる。
帰宅後、むさぼるように情報を収集する。
その中で、椎間板ヘルニアの進行が進んだ子のうち、約5%程度が発症すると言われている、『進行性脊髄軟化症』の存在を知る。
※進行性脊髄軟化症とは合併症から来る難病で、脊髄壊死が起こり、ゆっくりと頭部、尾部に進行が進み、一週間前後で呼吸不全を起こして死亡するというもので現在は有効な治療法が無い。
恐ろしくなるのと同時に、ラッキーの不安そうな顔をみて、とめどなく涙が溢れて、どうにかなってしまいそうになるが、強い意志を持ちラッキーと病気に立ち向かう事を決意。
・5/8(日)入院当日朝。準備を済ませラッキーを連れ、嫁と病院へ。
先生から明日夜、CT撮影後と手術の旨話があり、その後に『進行性脊髄軟化症』の話が・・・
恐らく、この子は大丈夫だろうが、そういう可能性もある事を頭の隅に置いておいて下さいと。
手術で開けてみないとわからないとの事。
恐ろしいほどの不安感に襲われたが、頑張るラッキーを先生に預け、必死に涙を堪える。
一番頑張らなければならないラッキーに不安を与えない為。
この日は母の日。プレゼントを買って実家に行くが、ラッキーの事が頭から離れない。
去年他界した祖父の仏前で手を合わせ、助けてくれと懇願。
ラッキーは祖父が大好きでした。祖父が隠していた日本酒を呑み交わした仲ですから。
・5/9(月)会社の勉強会(私、若い社員にExcelを教えるべく就業時間外に講師をしています)を中止し、早く退社しようとしたが敢えて決行する。
帰宅後、先生からこれから麻酔を入れ手術を開始する旨連絡あり。
CTは昼のうちに撮り、患部もわかっているとの事。手術終了は21:30頃の予定。
前から楽しみにしていた月9”月の恋人”を気を紛らわせる為、入れるもまるで集中出来ない。
予定通り、21:30頃入電あり。
悪い部分は取り除きました。神経も綺麗な色をしていたので、術後も心配ないでしょう、と。
『ありがとうございました、ありがとうございました』必死に涙を堪え、絞り出すように声を出しているのが自分でもわかる。感謝の言葉しか出てこない。
電話を切った後、嫁と泣き崩れてしまいました。この時の安堵感は計り知れません。
よく頑張ったね、ラッキー
・5/10(火)仕事を定時に終わらせ、速攻病院へ。
下半身の麻痺は今現在残るものの、先生からは必ず歩けるようになるとお墨付きを頂く。
・5/11(水)-現在まで通える日は可能な限り面会に行く。
5/18(火)行った時は、下半身も覚束かないものの、必死に立ち上がろうとし、滑らせながらも前足のみで歩く。
先生からも、思いのほか術後の経過順調でトイレも自分でします。
リハビリも相当楽になると思いますと。ヤッタね、ラッキー
そして、今日夕方退院なんです
今まで、ラッキーと病気に立ち向かうと決心した私は生きがいの一つであった晩酌のビールも絶ち、肉も食わない生活を送って来ましたが、今日はラッキーの大好きなササミで退院祝いです。
ビールも一寸呑もうかな・・・
ですが、これからが正念場
辛いリハビリが待ってます。
犬は本来非常に我慢強い動物です。今思えばそのラッキーが悲痛な声を出した時点で痛みは激甚だったんだと思います。
今回の事で、動物との生活に対してのエゴも幾分か払拭されたように思います。
私ら夫婦が辛い時、じっとこちらを見つめ必死に考えて、座ってる所にちょこんと上がってきてペロペロ攻撃をしてくれるラッキー
実家で何年か前に祖父と取っ組み合いの喧嘩をした時も、短い足で私の足に縋りつき止めようとしてくれたラッキー
やんちゃだけど、時には真剣な眼差しで気持ちを感じ取れる頭の良い子で、私ら夫婦にはかけがえの無い存在であるラッキー
そんなラッキーと嫁と一緒に頑張ると誓った私ら2人+1頭はOFF LIMITS!立ち入り禁止です。
しばらく(一年位かな?)車弄りとオフ活動は停止します。
いや、家に居る事が多くなるので、たまには弄っちゃうかも
ま、ラッキーが元気になったら一緒にオフに参加出来る事を夢見て。
そのあかつきにはどうぞ宜しくお願いします。
皆様に一言
『バカになって楽しめ!』
以上、ルート8ターボ(コードネーム:WhiteHawk)より
長文失礼しましたm()m