
さて、巷でウワサになっているアルミテープ。
材料費も安いということで検証してみました。
まず最初に書いておきますが、
私はオカルトチューンが大嫌いです
("゚д゚)、ペッ
S○Vとかアーシングもまったく信用していません。
そんな私なので、当然のごとくこのアルミテープも最初は
なんじゃそりゃ
┐(´д`)┌ヤレヤレ
って感じでした。
ですが、最近とある記事で
「疑問と否定は違う」
という言葉があり、確かに自分は否定しかしていなかったなぁと思ったので、
ぢゃあ実験してやろうじゃないか!
( ゚д゚ )クワッ!!
と思い立ったわけです。
そんなわけで、まずはアルミテープを調達しました。
某AMAZ●Nは足元を見た価格になっていたので、そんな阿漕なヤツに付き合うわけもなく近所のホームセンターで見つけました。

498円+税です。
まあ妥当です。
ですが、肝心のコレが電気を通さないと意味がないのでテストです。
まず、テスト用の素材を準備します。
今回はメガネレンチです。
電気を通すテストなのでこれ自体が電気を通すことを確認します。
次に、アルミテープ自体の導電テストです。
コイツ自体が電気を通さなければ何の意味もないので。
で、上記の2つを合わせてテープの粘着剤の導電テストをします。
普通に電気が通っているのでこのテープは使用可能であると言えるでしょう。
さて、実際に作業開始です。
まずはアルミテープの短冊を作ります。
今回は10cm×2.5cmの短冊をたくさん作りました。
今回の実験車両はコチラ。
なんといっても樹脂板のカタマリなのでちょうど良いでしょう。
トヨタの発表では空力的にダメな車ほど良いらしいですが、86に使っているので別に良いでしょう。
(箱型でCVTであるムーヴのほうが検証向きな気がしますがね…)
次に実走行です。
といっても比較しないと意味がないのでまずはアルミテープを貼る前のテストです。
環境は…
・外気温19度
・晴天で風が強い
・燃料は満タン
・タイヤ空気圧は全部2.4に調整
・水温92度
・油温83度
https://minkara.carview.co.jp/userid/1785628/car/1740216/4562077/7/photo.aspx
https://minkara.carview.co.jp/userid/1785628/car/1740216/4562077/8/photo.aspx
走行区間は制限速度80km/hの高速道路1区間を往復です。
その結果です。
往路の騒音 129.8db
復路の騒音 132.0db
往路の平均燃費 24.4km/L
※復路の平均燃費(計算値) 25.6km/L
往復の平均燃費 25.0km/L (リセット忘れorz)
https://minkara.carview.co.jp/userid/1785628/car/1740216/4562084/photo.aspx
まあ、高速道路なので燃費は良いですね。
(カタログ燃費は22km/Lくらい)
この結果を踏まえてアルミテープ貼り付け検証です。
まず、どんどん貼り付けていきます。
○フロントガラス
半分に切って左右下端に貼り付け
○サイド
ドアガラス後部下端(内側)
○ボンネット
内側左右手前と奥
○ルーフ
リヤガラスフレームの左右
ルーフの前端
○ステアリングコラム
下側(本当は内側が良いですが、外すのが面倒だったのでそのまま)
○トランク
ハッチの内側
○フロントバンパー
下側
○ドアミラー
内側(写真撮ってないorz)
あとは外装以外で
○エアクリーナーボックス
フタの上と取り込みホース
こんな感じで樹脂っぽいところとガラスに手あたり次第貼りました。
では実走です。
環境は…
・外気温19度
・晴天で風が強い
・燃料は満タンから30km程度走行
・タイヤ空気圧は全部2.4に調整
・水温91度
・油温83度
時間は経過しましたが外気温が変わっていないのでラッキーでした。
https://minkara.carview.co.jp/userid/1785628/car/1740216/4562093/1/photo.aspx
https://minkara.carview.co.jp/userid/1785628/car/1740216/4562093/2/photo.aspx
で、同じ区間を大体同じように走行した結果です。
その結果です。
往路の騒音 133.5db
復路の騒音 130.1db
往路の平均燃費 23.7km/L
復路の平均燃費 25.9km/L
※往復の平均燃費(計算値) 24.8km/L
https://minkara.carview.co.jp/userid/1785628/car/1740216/4562093/photo.aspx
アルミテープ貼り付け時の計測で往路の騒音と燃費の成績が少し悪いですが、遅い車を抜かしたことによる影響なので特に騒音に関しては参考値扱いとしたいと思います。
さて、数値でわかる結果については下記のような差です。
※差異表記は「なし」ー「あり」の結果
復路騒音:132.0-130.1=1.9db静か
平均燃費:25.0-24.8=0.2km/L悪化
まあ、誤差ですね(爆)
やはり30km程度ではこんなものです。
ここからは主観的な評価です。
参考までにどうぞ。
○騒音の質
高速を走っていて感じたのは騒音として感じるものの種類が変わったことです。
アルミテープを貼る前は風切り音が結構あったのですが、貼った後はロードノイズのほうが目立っているように感じました。
(ブウォーー!!が、ゴーー!っていう感じかな?)
数値で現れているデシベルの数値はロードノイズに左右されているかもしれません。(一部がコンクリート舗装区間なのも影響している…?)
レグノとかを履いてみると違う結果になるかもです。
○振動
アイドリング時の振動が減った気がします。
貼りつけ前は内装でカタカタ音がするところがありましたが貼った後は静かになったような気がします。
ただ、これは充電制御などでエンジンの回転数が上がったり下がったりした影響も考えられるのでアルミテープの影響かは不明です。
電圧も計っておけばよかったかと…
なお、エアコンは送風を含め全OFFでした。
○ステアリングのフィール
まあ正直わかりませんでした。
ハンドル自体が小径になっているので重さなど何等かの変化を期待していましたが…
○レスポンス
これもよくわかりませんでしたが、H&Tをした際の煽りで若干回転の上りが良くなったようなそうでもないような…
プラシーボ効果かなぁ…という感じです。
こっそりやられていても多分気付かないレベルですね。
空気の取り込みに関してはエアフィルターの限界もあるので何とも言えないところがありそうです。(現在は純正フィルター使用)
効率の良いフィルターに変えていたら結果が変わるかも?
○街乗り
いや~多分効果ないと思います。
高速道路入口までは一般道を走っていましたが特筆する点を探しても見つかりませんでした。
ただ、アイドリング時のカタカタ音が解消しているので気が付かないレベルで何か変わっているかもしれませんが…
検証結果は以上です。
エンジンのレスポンスが良くなったとかステアリングのフィールが良くなったという感想もあったかと思いますが私はそれを明確に感じることは無かったです。
ですが、空力的な部分で風切り音が減った(ような気がする)ので、車により効果があるのかもしれませんね。
また気が向いたらムーヴでやってみるかもしれません。
なんとなく負けた気がするので今回はこれまで!
Posted at 2016/11/06 19:43:24 | |
検証企画 | クルマ