2020年03月02日
2019年の夏前ころだったと思いますが、車両制御に関する不具合(低速走行だったか一時停止後だったかに走り出せなくなる恐れがあるという説明を受けました)を改善するためECUのアップデートが行われました。
実はその後から私は発進時の不調に悩まされ続けていたのです。
その不調とは、一時停止した後に発進しようとアクセルを踏んでも、数秒ほど走り出すことができないというもの。
その間エンジンルームからは「ガチャガチャ」という機械音が聞こえました。
すぐにディーラーに伝えたもののスルーされたため、私は元の不具合を改善するための挙動としては正しいものなのではないかという理解をして乗り続けました。
私の通勤ルートには道路標識による一時停止と鉄道の踏切があるため、週に数回はその嫌な挙動が現れる格好でした。
そもそも一時停止すべきポイントで再現するため、他者から見ればむしろグッドドライバーではあります。
しかし当事者からすると想定通りに動かないというのは不安であり、そして小さなストレスというのは蓄積されるものですね……乗る気が徐々に失せていきました。
そんなこんなでディーラーに伝えてから半年後の2020年1月中旬、定期点検のため再度店舗に訪れ改めて現状をお話しました。
すると以前とは打って変わり、メカニックの方が詳しくヒアリングしてくださいました。
ガチャガチャ聞こえるのは、おそらくローギアに入れるのを失敗してリトライしているものだろう、とのこと。
シャトルのミッションはマニュアル車のような構造だそうで、MT車に乗っているときの「なんだかローに入りづらいな、いったんニュートラルでシフトノブをぐにぐに動かしてやり直しだ」というあの現象も理屈で言えば起きるはずだと。
ヒアリングの後、まる1日シャトルを入院させて対応していただいたのは以下です。
・ECUの再学習
・クラッチフルードのエア抜き×2
※通常1回のところを入念に2回実施
結果見事に改善されました。
どちらの策が当たったのかは不明ですが、個人の感覚的には後者な気がしています。
全国的にも事例がほぼ無かったそうなのですが、ヒアリングから仮説を立てて解決まで導いてくださったのは感謝しかありません。
しかしながら1度目の相談から次の相談までの間、通勤時とお出かけ時のストレスが積み重なりピークに達した勢いで、ヒアリングを受けたころには私はすでに半分くらい乗り換えを決めてしまっていたのでした。
そして例の症状が改善したときには既に乗り換え候補が固まり、シャトルはすぐに手放してしまいました。
次の方には安心していただける乗っていただけると思います。
Posted at 2020/03/02 00:10:02 | |
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