
朝3時に出発。今日は以前より気になっていた二本の林道をノルマとし、そこをつなぐリエゾン区間として、周辺の峠をチェックポイントにして行って来ました。
土曜日に導入したナックルサポートは高速道路でも卓効を示し、継ぎ目を乗り越えるときの不安がほぼ解消しました。高速安定性も増したように思います。これには改めてびっくり。。。

(中央道国立府中IC→中央道勝沼IC→道の駅「花かげの郷まきおか」→クリスタルライン→林道「川上牧丘線」(大緩峠)→長野県道2号「川上佐久線」(馬越峠)→長野県道124号「上野小海線」(ぶどう峠)→群馬県道45号「下仁田上野線(旧道)」※1(塩ノ沢峠※2)→国道299号→林道「金山志賀坂線」(八丁トンネル)→林道「中津川線?」(三国峠)→帰路へ)
※1:十国峠が災害のため通行止めだったので、本来長野側から来る予定だったところを逆走する格好となりました。予想外に林道にてこずったおかげもあって予定していた「田口峠」はクリアならず。
※2:途中にあった塩沢峠までつながる林道もかなりアツそう。
20時間を超える戦いでしたが、なんとか生還しました。
ワープ区間は端折って、林道「川上牧丘線」です。
大弛峠までは実にさわやかな林道で走りやすいです。大弛峠自体が富士の見える名所として有名なようです(この日は見えなかった)。
空中庭園的なものもあるようなんですけど、別の意味でテンションが上がって舞い上がってしまい、行きそびれました。

道の駅「花かげの郷まきおか」にて朝食。

いい天気です。

クリスタルラインを北上して琴川ダムまで。

琴川ダムに到着。

北上して川上牧丘林道に入ります。大弛峠まではクリスタルラインと変わらないです。

峠に到着。長野側の眺望です。

午前7時前にして駐車場(?)は満車状態。県境をまたぐと景色が一変します。大弛峠にはハイカーが駐車しており、既に山梨側の舗装路はスペースがなく、長野側の砂利道にも駐車しています。
さて、問題は下りです。ウェブで事前調査した限りでは、四輪通行可な感じで書かれており、砂利道とかダートとかいった比較的おだやかな表現が多かったわけです。大きめの落石がすごいとかはありましたが、まあなんとかなるかなと。

え???これを降りるの???
現実は砂利なんかでは断じてありません。グラベル(礫)でした。角礫もたっぷりあって、タイヤをどう持っていくか、悩みながら降りることを強いられ、時速10km以下での走行を強いられました。。。
普通に(といっても時速20km弱くらいが限界)走ってくる車高の高めなクルマもいましたが、タイヤって結構大丈夫なのかしら???それとも特殊なタイヤ?
装輪装甲車だったら余裕かもw
いきなりのご挨拶に対し、きっとこの辺りがピーキーに酷く、むしろ特殊なんだと思うことにしましたが、毎回裏切られることになりました(難所は次々とやってきます。そして全体的に長い!)。
状態のいい道が現れると、やっと終わった感が出てきますが、これもやはり儚くあっけなく自然によって否定され続けました。
最後のほうはもう騙されませんでしたが、追い詰められると都合のいい解釈を選びたがるという、小人丸出しな行程と相成りました。

グラベルです。このあたりはまだ「まし」なエリアです。ひどいところはもうすでに登山道という趣です。

ラリーカーで走ったらさぞかし楽しいんでしょうね。ラリーカーでも面倒な箇所も多いですが。。。ロードスターでは何度も降りて整地しながらでないと。

休み休み、おっかなびっくり、そろりそろりと下っていきます。

登りだったらと思うと。。。

退避場所は結構あります。離合ではたいてい譲らされましたね。FR車でグラベルをバックで登るってのはきついんですが。。。

写真の現像でちょっと遊んでみました。フィルタをいくつか適用して白黒化しつつテイルランプの赤だけ残してみました。

勾配もけっこうなものです。下手にスピードあげたらきっと減速できないでしょうね。。。

地図で見るとものすごいつづら折り区間があるのですが、峠からそこまで結構あります。そこまでとにかくひたすらパンクしないように、あと「なるべく」下をすらないように、礫を巻き上げないように、慎重にラインを選択します。

こんなマディな部分もあります。

来ました!つづら折り区間です。えげつないですが、ゆっくり走っているので普通のヘアピンコーナーとアプローチのストレートの組み合わせに感じられました。

超急ヘアピンでありつつ急勾配かつ狭いという三重苦な楽しい区間です。ここはひとつのハイライトですね。

道の様子。こう見るとだいぶ走りやすそうですね(そういうところでしか撮影できませんのでw)。

2時間程度かかってようやく舗装路に到着。達成感絶頂!
正直、途中のリエゾン区間に散らばった峠は、初めと終わりの印象があまりにも強烈すぎて、ほとんど残っていません。馬越峠に至っては、写真すら残っていません。
昼にイノブタ丼@道の駅うえのと味噌ソフト(これがうまかった)を喰い、夜は清里にて「ほうとううな丼セット」@小作くらいで、あとはケイ素との戦いの記憶しかありません。

ぶどう峠にて。

あと、峠(県)をまたぐと路面の様子が一変するのが面白かったですね。

お昼ごはん。

道の駅にいた「???」。

アリですかね。

次は十国峠狙いだったのですが、法面工事により「当分の間」通行止め。

もともとチェックポイントに入っていた塩ノ沢峠(旧道)。新しくトンネルができているので、ここを通るのはモノ好きか釣りとかが目当て。笹子峠と似た雰囲気。

隧道も短いですがあります。

峠の反対側から今度はトンネルを通って国道299まで戻ります。

そして八丁トンネルへ向かいます。金山志賀坂林道。

ここも年間を通じて通行止めなことが多いようですが、問題なし。

八丁隧道です。日中気温が上がったので一時的に屋根閉めてたんですがこのあたりはだいぶ涼しくなりました。

秩父側に抜けたところ。

いつの間にか曇ってましたが、雨は一切なしでした。

ニッチツ社宅の廃墟。そういえば犬切峠抜けたところにも小学校らしき廃墟があったなぁ。。。廃墟も被写体としておもしろそうですね。いずれ追求してみようかしら。

ニッチツの工場。失礼ですがパッと見で現役とは思えないですね。

打ち捨てられた町。

何本も続く隧道を抜けて高度を下げていきます。

地獄への入口。中津川林道。
こちらも固くしまったダートだとの情報だったのですが、ゆるくふわふわなグラベルに強烈な凹凸でした。車高の低い車は無理です。。。

キャンプ場までの道のりは、その後に待ちかまえているものと比べれば、まだましなんですが、「残り18km」というような表示が目に入りました。
この時点で午後の3時をまわったくらいで、Go/No Goの判断はちと迷いましたが、またしても人間の弱さを露呈し、この距離は林道の終点、すなわち長野側の人のにおいがする地点までであるに違いないと解釈しました。
仮に三国峠までの距離だったとしても、日が暮れる前にはなんとかなりそうということで、GOサインを出しました。

固くしまったダート。なるほどその通り。

だんだんとグラベルに。。。川上牧丘林道よりはましだろうと思っていたのに。。。結果としてこちらの登りのが下回りをしこたまこすりましたし、礫を巻き上げてゴリゴリいわしてしまいました。。。

ナビのGPSがおかしくなったので、iPhoneで現在位置を確認。キャンプ場から1時間以上でまだ峠までの半分にも至らず。絶望のなんたるかを知るにいたりました。そう、あの18kmは峠までの距離だったんですね。。。

3時間近くかけてようやく三国峠へ到達!!!!!
何度挫折しかけたことか。まあ、進むも地獄・戻るも地獄でしたけど。もう何もかも面倒になってこのまま谷底へダイブしようかとも思いました(嘘

注意書きにある通りです。用法用量を守って正しく楽しく走ってみてください。

峠を極めたROD3の図。

埼玉側から。

しかし見事な峠っぷり。この時の達成感と安堵の入り混じった得も言われぬ感覚は、正直二度と体験したくないんですが、ラーメン二郎を初めて食べた時も同じ反応を示したんですよね。中毒注意。

峠の向こう側が見えないですし、最高地点が非常にわかりやすいです。切通しもまたイイ味出てます。

走破したROD3。。。

激しく乙でした。

見事な夕陽のご褒美くらいくれてもよかったんじゃないですかね?ねぇ、ドライブの神さま。まあ、無事に帰ったことだけでもよしと。

やっと人の生活のにおいがする場所に。。。
結局写真多いです。道ごとに記事分けるとかしないと解決にならんですね。。。
他にもUPしてあります。今回フィルタ処理をいろいろやってみました。途中で飽きましたけど><