去年の9月に、立ち寄り湯で訪れた鶴の湯。
しかし時間に余裕が無く、ゆっくりお湯を楽しむ事は出来ませんでした。
いつの日か、宿泊してゆっくりと過ごしたい・・・。
そんな思いが現実となりました。
宿へのチェックインは15時30分。
早めにインして、長く楽しみます。
鶴の湯 本陣
1番から5番まで、5つの客室があります。
6番と7番は、湯治棟の客が食堂として利用します。
囲炉裏のある部屋で、部屋出しで食事を楽しめます。
人気の部屋で、予約は数ヶ月前に取るのが普通らしいです。
2号、3号館
6畳一間の湯治棟です。
今回はこちらで宿泊です。
3号館・客室
狭い部屋ですが清掃が行き届いており、気持ち良く過ごす事が出来ました。
荷物を置いて、直ぐに温泉に入りたい所ですが、一旦畳の上に寝転びます。
昼間の湯巡り、観光の疲れに一息入れてから。
時間は十分ある事ですし。
一息ついたところで、お湯を楽しみに向かいます。
混浴露天風呂
鶴の湯の顔とも言える、足下自噴の広い湯舟です。
青みがかった白濁湯、情緒溢れる雰囲気で、至福の一時を過ごせます。
昼間の立ち寄り湯時間は、人でごった返しています。
しかし宿泊すれば、タイミング次第で貸し切り状態になる事も。
誰もいないので急いで嫁を呼び、少しだけですが夫婦で貸し切りです。
とても良い思い出となりました。
写真だけでは、良さを伝えるのが難しいですね~。
なので、こちらをどうぞ♪
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この日は月曜日で、昼に露天風呂清掃が行われました。
なので、綺麗な湯舟に新鮮なお湯が張られています。
湯面はまだ、普段より10cm位低い状態です。
露天風呂の他、内湯も全部ゆっくり楽しむ事が出来ました。
部屋に戻ってまた寝転び、しばらく休めば夕食の時間となります。
お待ちかねの夕食は、本陣6番で頂きました。
山の幸をふんだんに使った素朴な料理です。
見て分かるように、豪華な品はありません。
しかし、1品1品素材を活かし、大変美味しく調理されています。
嫁さんと2人で、一品食べる毎に「これも美味しいよ。」と言い合って食べました。
山の芋鍋
鶴の湯の名物料理です。
前回の立ち寄り湯の時も食べましたが、宿泊ならお代わり自由です。(^_^;
すり下ろした粘り気の強い山芋が絶品です。
ビールは秘湯の宿らしく、秘湯ビールで乾杯しました。
湯治棟の客は写真のように、本陣6番と7番の一間に集まり、相部屋で食事をとります。
美味しい食事を腹一杯頂きました。
お湯だけでなく、食事もこれ程までに満足出来る事を体感し、人気の理由に納得しました。
食事を終えて外に出ると、辺りはすっかり暗くなっていました。
鶴の湯の良さは、同じ景色、同じ風呂でも、時間別に楽しめる所にあると思います。
昼間の明るい時、夕暮れ時、夜中に裸電球や灯油ランプで照らされた風景もいい。
露天風呂に浸かり、湯上がり後に、湯小屋から本陣前を散歩しても、
毎回違う風景を見ているような新鮮さが感じられるのです。
夕食後の運動代わりに、宿内を探検してみました。
フロント奥にある1号館、東本陣と新本陣を歩きました。
もっと、こぢんまりとしたイメージがあったのですが、思っていた以上に広い宿です。
また宿泊する機会があれば、次はこちらで泊まってみたいです。
宿泊者専用の内湯もこちらにあります。
夜が明けると、至福の一時も終わりに近づきます。
皆さんも時間を惜しむように、朝早くから、入れ替わり立ち替わり入浴していました。
露天風呂からは一晩中、もうもうと湯気が上がっています。
湯上がり後に、早朝の冷たい風で涼みながら、名残惜しく眺めてしまいます。
朝食はこちらです。
ごくシンプルな内容ですが、噛み締めながら美味しく頂きました。
普段なら、朝食を終えてからまたひとっ風呂浴びるのです。
しかし、お湯は十分に堪能させてもらいました。
そしてこの日も、名湯・秘湯を巡るので、体力を温存しなければなりません。(^_^;
食事を済ませてチェックアウトです。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいますが、とても満足のいく一晩となりました。
鶴の湯にはテレビがありません。
携帯の電波受信も悪いです。
この不便さが何故か退屈とならずに、滞在時間を楽しませているように思えます。
今まで、それ程多くの温泉旅館に宿泊した訳ではありませんが、ここまで1晩を楽しめる宿は初めてです。
いつになるかは分かりませんが、また秘湯・鶴の湯に訪れる事を心に決めて、次なる秘湯の宿へと向かったのでした。
1名、1泊2食-8,550円(消費税、入湯税込み)
Posted at 2009/06/06 20:34:03 | |
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