大塩温泉 民宿たつみ荘
★★★★★ おすすめの幻露天風呂
2009年03月29日

写真:混浴・季節限定露天風呂
立ち寄り湯レポート
春先の僅かな期間だけ湧き出す季節限定の露天風呂。またの名を「幻の露天風呂」とも言われます。こちらに立ち寄るまでの経緯はブログにupしているので、そちらを参照にして下さい。動画付です。
ブログ(コピペでよろ~)
http://minkara.carview.co.jp/userid/178971/blog/12664858/
目的の露天風呂に立ち寄ると、酸化した温泉成分で湯舟は赤茶色でした。露天風呂の掃除が必要なので、掃除を手伝ってお湯を張ります。掃除を手伝ってもよい方は、水着持参をお勧めします。(^^;
お湯は30m程ボーリングした穴から自噴で湧き出るのです。色は無色透明ですが、シュワシュワと音をだして湧き出す炭酸泉です。足元自噴の炭酸泉、うはぁ~素晴らしい!
この温泉が湧き出す原因については、たつみ荘の主人でも正確には分からないそうです。予測ですが雪解け水が地中に貯まり、春先に湧き出すらしいです。露天風呂の直ぐ脇を流れる只見川の水位も関係有るらしく、水位が上がった時に温泉が湧くそうです。自然の力を感じますね。
このお湯は飲泉も可能ですが足元自噴なので、湯舟に貯まったお湯を飲むしかありません。主人曰く、シュワシュワと湧き出る所を飲めば、ある程度新鮮な湯が飲めるとのアドバイスがありました。しかし今回は、掃除で湯舟が空になったので、湧き出した新鮮な湯を直接飲む事が出来ました。
味を上手く表現するのが難しいですが「薄い醤油味の炭酸水」といった感じです。炭酸はコーラなどの清涼飲料水ほど強くはありませんが、僅かな甘みも感じられました。
湯舟に30cm位お湯が貯まったので早速入ってみました。洗い立ての湯舟に、新鮮な温泉が直接湧き出す姿は素晴らしいです。
旧くなったお湯は赤茶色でしたが、自噴したお湯は無色透明、湯舟に貯まると僅かですが薄緑色をしています。
お湯はシュワシュワと音を立てながら、勢い良く湧き出してきます。臭いは強い金気臭。湯花はありませんが、体に少し気泡が付いています。そして沸き出すお湯に直接触れると、大量の泡で包まれてとても気持ち良く、天然のバイブラバス状態です。湯巡りを初めてまだ半年ですが、こんな温泉は初めてです。
今回少し残念だったのは、湯温が温かった事です。お湯の湧く時期が例年より早かった事もあり、外気温も低くて体は温まりませんでした。源泉温度は約38℃位だそうで、3月の下旬に、冬の会津で露天風呂は条件が悪かったです。ゴールデンウィーク頃に、晴天の下で入浴出来れば最高かと思います。まぁ温湯を活かし1時間30分も入りっぱなしで、存分にまったり出来たのでヨシとしましょう。
他に素晴らしかったのは、露天からの景色です。写真の通り、露天風呂は只見川に面しています。湯舟から見る大きな只見川や、雪化粧の野山にはとても癒されました。露天に屋根や囲いはなく、開放感も抜群です。宿の直ぐ隣にある露天風呂ですが、野湯並の開放感が感じられました。
ちなみに昔は、屋根や囲いが有ったそうです。しかし炭酸ガスの換気が悪く、酸欠気味で気分を悪くする客が多くなり、現在の開放的な露天風呂になったそうです。
しかし開放感は抜群で良いのですが、ここには混浴の湯舟が1つだけです。逆に言えば女性には、とても入りづらい温泉でもあります。上に書いたように囲いは無く、脱衣所や仕切りも何も有りません。客は湯舟の脇にゴザを敷き、その上に衣服を脱いで露天風呂に入るのです。それでも幻の露天風呂、女性も躊躇なく入浴するそうです。
福島県内に炭酸泉が有るとは知りませんでした。しかも、こんなに素晴らしい温泉です。泉質、景色、珍しさ、全てに満足です。しかも入浴料は無料です。文句の付けようがありません。温湯でしたが、帰りの運転中は心地よく体がポカポカしてきました。良い温泉は、湯上がり後の余韻も楽しめますね。
帰り道を運転しながら、湯巡りはいいなっと改めて思いました。良い温泉を求めて、今後も頑張りますよ~!
※露天風呂に入浴の際は、たつみ荘に一声掛けるのがルールです。必ず守りましょう。
フォトギャラリー
http://minkara.carview.co.jp/userid/178971/car/69012/1364004/photo.aspx
泉 質:含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
日帰り料金:無料
日帰り時間:未確認(9時頃~日没前頃までと思われる)
平成21年3月27日入湯
住所: 福島県大沼郡金山町大字大塩字休場2106-2
電話 : 0241-56-4158
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