
今年のGWはゴールデンウィークでなく
「ガマンウィーク」になりましたねぇ
ほとんど外出もせずゴロゴロ過ごし
食っちゃぁ寝・食っちゃぁ寝の繰り返し…
体重計に乗るのが怖いですよ
子供の日なのに街中に賑わいは失せ
まるで終末の様を描いたSF映画のよう
皆さんちゃ〜んと自粛してるんですね
おいらもショッピングサイトや動画配信
を眺めて余暇を過ごすのが日課になり
しっかり引きこもり生活です
そんな中、ちょっと衝撃的な動画が配信
されたのでご紹介したいと思います

辛辣な切り口で様々な社会問題に疑問を
投げかけるドキュメンタリー映画監督
マイケル・ムーア氏の最新作がウェブで
公開されました
これまでに多くの悲劇の中で凶器として
使われた拳銃やライフル銃に対して
なぜ規制出来ないのか?アメリカが抱える
銃社会の深い闇を暴きオスカーを受賞した
「ボウリング・フォー・コロンバイン」
貧富の差がそのまま命の重さになる
医療問題の問題点に切り込んだ「シッコ」
今では宿敵となったトランプ大統領の
誕生を予見した?と話題になった
「華氏119」では独特なアメリカの
選挙制度に疑問を投げかけた作品です
そんなムーア監督が今回、白羽の矢を
立てたのが再生可能エネルギーの
カラクリに迫っているのです

環境問題がのっぴきならない状況に
なっているのは誰もが認知しています
化石燃料がもたらすCO2の増加が温暖化
を加速し続けて、原子力発電の危険性は
東北大震災の際に現実のものとなり
人類の未来は「再生可能エネルギー」
しかあり得ない!そんな風潮に対して
冷水を浴びせるような事実を突き付けます

国内でも 売電契約 “ などの政策で一気に
普及が進んだソーラー発電に関しては
再生可能エネルギーの主軸とも言えるほど
注目が集まっているのですが…
その実態は、ある程度の電力量を産むには大面積のパネルが必要となりそれを設置
するために広大な敷地を確保することに
なります、個人単位ならいざ知らず
企業規模ともなると利益を追求するため
膨大な土地を確保することになり諸外国
では森林伐採などの本末転倒な事態を
起こしている事
発電に不可欠なソーラーパネルを製造する
時点で消費される膨大な資源や発生する
環境に負荷を与える生成物の放出量の問題
にも監督は追求のメスを入れていきます

石油などの化石燃料にとって変わると
一時期スポットライトを浴びていたのが
「バイオマス燃料」ですが、こちらは
太陽光発電よりもさらに不都合な裏事情が
深いこともムーア監督は真っ向から挑んで
行きます
トウモロコシなどの穀物から製油する
技術が確立し、一躍新時代の燃料として
注目度が増したバイオマス燃料、飛躍する
技術力により木材チップからも燃料を精製
するにまで開発が進んでいる状況を皆さん
もニュースなどでご存知かもしれませんが
この「金の成る木」を大企業が見逃す
はずもなく続々と参入、アッと言う間に
利益追求型の構造図を構築してしまいます
こちらも前述と同様に必要な量を得るため
莫大な農耕地や森林が求められるので
悪循環のループに陥ってしまいます
一時期、地球に存在する化石燃料が早々に枯渇してしまうなどと言った論調が次々と
持ち上がりましたが、これらも企業側の
裏工作による情報操作だったと告発
実際は数世代先までは使えるだけ潤沢な
埋蔵量がある事実が近年になり報告された
事などにも触れています
(と言っても化石燃料に依存し続ける
のも如何か?とは思うけどねぇ)
次々と暴かれる再生可能エネルギーの
裏事情と見え隠れする企業側の闇の深さに
我々が抱いていたバラ色の未来は脆くも
崩れ去ってしまうくらいの衝撃的な内容
なのですが・・・
ここで注意せねばならないのが
マイケル・ムーア監督を盲信しちゃ危険
だって事です、この作品で語られる事実が
全て “ 正義の真実 ” なのか?と観る側も
一歩引いた視点で観ておかないと、監督の
個人的な “ 都合の良い真実 ” が含まれて
いないとも限らないって事です
このドキュメンタリーで伝えられる様な
再生可能エネルギー=悪者扱いで突き進む
事も未来への希望を閉ざし環境汚染への
解決策にはならないのですから… ねぇ
原発ゼロ・自然エネルギー推進など
耳障りの良いお題目を掲げるのも良いけど
「廃炉作業」一つとっても、発展途上国の
GNP相当の費用がなんの利益を上げない
事に費やされていきます、行き場を失う
核燃料や高濃度の放射性廃棄物の処理に
対してもほとんど無策のまま
あるならば、廃炉に使う費用を新たな
開発費用に向かわすのが正しい方向性では
ないかと考えちゃいます
これまで建設されて来た原子力発電所は
数世代前の技術力で建てられたモノです
目覚ましい技術の進歩が認められる今
原発に対しても新しい制御技術や安全な
発電所の建造の技術が生まれて来る可能性
があるのではないでしょうか?
しかし、今の世の中は原子力に関する
新たな研究は “ タブー視 ” されていて
着手する事も難しいのが現状です
一度開けてしまった「パンドラの箱」と
人間は最後まで向き合わねばならない
“ 不都合な事実 ” を無かった事にするのは
あまりにも無責任だとおいらは思います
「プラネット・オブ・ヒューマン」
この作品に対しては賛否両論あります
告発された企業から「誤った情報だ!」
と告発も辞さない激しい反論もあります
ですが環境汚染による地球温暖化は
紛れもない事実で、残された時間は
あまりにも短過ぎるのも事実なのでしょう
美辞麗句に飾られた再生可能エネルギーも
“ 諸刃の剣 ” なのかも?と裏事情にも
意識を向けて「清濁合わせ飲む」覚悟を
しなければならない… そんな気持ちを
芽生させるよいきっかけになる作品です
最後に気分転換の一枚

まるで世間の騒動などなかった様に
モッコウバラは満開を迎えましたよ〜♫
自然の流れってすごいですよね。
Posted at 2020/05/07 09:27:41 | |
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