
え~、タイトル画像についてまずは説明を…
おいらの趣味の一つ、映画を観るってコトなんですが
最近はなかなか劇場に足を運ぶ機会が減って
もっぱらDVDでお茶を濁すありさまでして
借りてきた作品はお粗末な駄作でない限りは
一応はおいらのライブラリーにストックしてます
(つまりコピーしちゃうって訳でして…
個人的な趣味の域なのでギリでセーフって解釈で 冷汗!)
そんなライブラリーもかなりの枚数に達しております
ケース一つに50枚で15ケース、800タイトルまであと少し~
(カミさんに邪魔モノ扱いされるのは
世間の「オヤジの趣味品」の常でございますねぇ)
これまで観賞してきた映画たちの中には
様々なかたちでクルマが登場して来てます
スクリーン狭しと走り回る主役級の活躍をするモノから
ストーリーの中で重要なカギを握るアイテムとして描かれるモノ
ハデにクラッシュさせられる運命の可哀そうな脇役に至るまで
クルマが登場しない映画ってほんの僅かですよねぇ~
時々、ネタに困った時に映画とその中で描かれてる
クルマについても書いてみたいと思います
(ほとんど某サイトで書いてたブログの延長線みたいになってます)

古くはW・ディズニーのミュージカル(?)映画
「チキ・チキ・バン・バン」に登場するクルマに始まってるのかな
道路はもちろん水の上や空まで飛べちゃう夢の自動車が登場
さすがにこの時代だとおいらも記憶がありませんが・・・
上記の作品ほどではありませんが
子供だったおいらを夢中にさせた夢のクルマは
62年に公開された「007 ゴールドフィンガー」に登場する
”アストン・マーチンDB5”ですね

たしか親に連れられ観に行った名画座でのリバイバルだったかな?
(画像はDB5のプラモデルのパッケージ画ですが…)
内蔵された様々な武器を使って主人公ボンドの窮地を救う名脇役として
印象に残っておりますよ、この作品以降007にはボンドカーが
欠かせない存在になり、公開のたびに話題となりましたねぇ
「私を愛したスパイ」の”ロータス・エスプリ”に至っては
潜水艦のように海中に潜って対空ミサイルまで発射しちゃうし…苦笑!
最新作「スカイフォール」で再びDB5が雄姿を見せた時には
拍手しちゃいそうになりましたよ
時は70年代、映画界にはニューシネマの波が押し寄せ始めると
クルマが強い個性を放ち始めますね
72年の「フレンチ・コネクション」では逃げる犯人の乗った高架電車を
ポパイ刑事が”ポンティアック ル・マン”で大追跡します

S・マックィーン主演の「ブリット」と並んで当時のカーチェイスの代名詞です

”マスタング・ファストバック”vs”ダッジ・チャージャー”は圧巻ですね
70年代初頭、あのS・スピルバーグ監督がその名を知らしめるきっかけとなる
「激突!」を製作しています、予算の少ないTVムービーとして作られたものですが
その完成度の高さで後に再編集され劇場公開された名作です

果てしない荒野、何気なしに追い越した巨大トレーラーが
執拗なまでに追いかけて来る・・・
自分たちの身に降りかかるかもしれない、そんな恐怖を描いた作品です
この辺りから注目を浴びるクルマ・ムービーは枚挙に暇がないくらいに
次々と公開されていきます
そんな中、77年に公開されたお気楽ムービーの傑作
「トランザム7000」のファイヤーバードは強く印象に残る一台です

この流れは「キャノンボールに引き継がれ、一層おバカ度がUPしちゃいます
次第に娯楽性を高め続けるのが映画の宿命でして…
カーアクションも段々とハデさを増して行く中で登場したのが
M・ギブソンの「マッドマックス」

漆黒の暴走車”インターセプター”が有名になりましたが
元車は豪州産フォードの”ファルコン”ってのは案外とトリビアかもね
インターセプターは「・・・2」の方がワイルドで好きですよね・・・みなさんも?
なんだか時系列が乱れてしまいますが
おいら個人的には、高級車を次々にブッ壊す系より地味ぃ~に痛そうな
クラッシュもののほうが好きでして
「ヒッチャー」なんて作品は大好物です

故郷へ帰る手段と小遣い稼ぎの一石二鳥って感じで車の陸送の
アルバイトを引き受けた青年が遭遇する血も凍るような恐怖
彼が運んでいる”キャデラック・セビル”のくたびれた感がリアルでいいっす!
途中で現れる”シボレー・C20”も怖いですよ~
なにも名車で有名なのは実写映画だけじゃありません
ちょっと休憩気分で紹介するのはご存知「ルパンⅢ世 カリオストロの城」

クルマ好きにも評判の高いシーンに出てくるルパンの愛車は旧式の”フィアット500”
外見に似合わずスーチャ付きの高性能だったり
姫様の”シトロエン・2CV”に迫る追っ手が”ハンバー・スーパー・スナイプ”の
マークⅠって超マイナーな車種であるにもしっかりと描かれてたり、と
この場面だけでも何度でも見る価値があるくらいですよね
地味だけどリアルで迫力のあるカーチェイスで選ぶなら
R・デ・ニーロが主演の「RONIN]

南仏を舞台に”アウディS8”を筆頭に”プジョー”や”シトロエン”など
名車を惜しげなく投入してますよ
核爆弾の行方を追って展開するアクション作品の「ピースメーカー」

カーチェイス場面は少ないのですが、”ベンツ”vs”BMW”の
重厚なバトルが見られます
一時期のカーアクションではCGを使ってあり得ないほどに
過剰なクラッシュシーンを見せつける映画が多くなって
多少、飽きちゃった感じもしますけど
その一方でカメラを車内に持ち込んで、衝突シーンを描く作品も目立ちますね

その代表的なものは記憶を無くしたエージェントの孤独な戦い
ジェイソン・ボーンシリーズは3作品ともに秀逸なカーチェイスを披露してます
”旧型ミニ”がパリを駆け回る1作目
何の変哲もないタクシーを使い見事なドラテクで逃げ回る2作目
ニューヨークの街並みを疾走する3作目・・・どれも迫力満点です
ここまで書いてもまだ描き足りない作品は
いつか機会をみつけて作品毎に語ってみたいと思っています
最後に、おいらが「クルマ映画と言えば?」と聞かれれば
まず第一に挙げたい作品を紹介しますね

原作はS・キング、監督はJ・カーペンター
一台のクルマに魅了され破滅へと爆走する青年の物語「クリスティーン」
まるで新車のCMかと見間違えるような予告編ですが
と~っても怖いホラー映画なんですねぇ~
中でも鳥肌が立つほどに恐ろしく、加えて官能的なシーンがこれです
これ以上に美しいクルマ映画にはおいらはまだ出会っていないと思いますよ
ぜひ近日中に詳しく紹介したいですねぇ
それではご期待ください。
サヨナラ、サヨナラ、サ・ヨ・ナ・ラ。