
ネタ探しでYahoo!ニュースを
眺めていたら、懐かしいクルマの姿を
見つけちゃったので… 今回は昔懐かしい
"珍車"のお話です d(^_^o)
Yahoo!ニュースで取り上げられてたのは
トヨタの異端児「セラ」でした
モーターショーに出展したコンセプトカーを
バブル期最盛期の"イケイケ!ドンドン!"
のノリで作っちゃった… 的な( ̄O ̄;)
その最大の特徴はガルウイングドアですね
(正式にはバタフライドアらしい?)
70年代に巻き起こったスーパーカーブームの
洗礼を受けた年代の若者にとっては
跳ね上げ式のガルウィングは憧れでした
それをトヨタさんが採用し市販車に搭載した
それだけで話題になったものです
90年にリリースされた「セラ」は
EP82スターレットがベースなんですね
"四季で大きく気温が変化する国内で通年
一定の力加減でドアを開閉させる"
これって意外と難しいコトだったそうで…
温度変化で油圧の調子が変わっちゃうって
ダンパーの弱点を克服する為に一枚のドアに
2種類2本のダンパーを使ってるそうです

しかし…「セラ」の最大の弱点になったのは
オープンカー並みの開放感を与える為に
奢った"全面ガラスルーフ"でした
金魚鉢と揶揄されたルーフは外から車内が
丸見えになり、恥ずかしさに耐えられずに
早々に手放した人もいたとか?
夏場は温室と化しエアコンを最大出力に
設定しても灼熱地獄だったそうです
スターレットの売りだった軽い車重により得られた駿足は、重いガラスルーフと複雑な
ドアのせいで失われ駄馬になってました
結果的にセールス的には失敗に終わった
「セラ」でしたが… 残念だったのは
コレ一車種に限った訳じゃありません
この頃から各メーカーから"パイクカー"
と称される珍車が続々と送り出されて来ます
トヨタは2000年代になって突如
「Willシリーズ」を展開し始めますよ

リアウインドウがオーバーハングしてる
「Will vi」ちょっとレトロな雰囲気で
キャンパストップの設定もありました
素性はヴィッツなので性能面は好評でした

近未来の戦闘機をイメージしたと言う
「Will vs」どちらがフロントなの?と
思っちゃうくらい特徴的なリア周り
こちらはカローラがベース車両ですね

「Will vi」と同じヴィッツの派生車両の
「Will サイファ」は一番個性が強いです
未来的なのかカボチャの馬車なのか…?
縦に並んだライト類が印象深いですね
今では当たり前になってるカーナビの
ネット通信を、当時のトヨタで初搭載し
"サイバーカプセル"ってキャッチフレーズ
が最大のウリだったと記憶しています
珍車はなにもトヨタの専売じゃないですよ

ホンダさんの「デルソル」もその類?
「CR-X」の三代目として発表されました
それまでのぶった切ったようなスポーティな
ルックスのCR-Xが大変身!
基本は"タルガトップ"に分類されます
が…驚くべきギミックを積んだ珍車です!
ルーフを電動で収納するのですが、
トランクの蓋がルーフの高さまで持ち上がり
そこからレールが伸びてルーフを掴んで
格納しちゃう、まるでサンダーバード2号の
ような複雑な動きに"大人コドモ"は夢中!
ですが、この装置を積むためのトランク
もちろん荷物のスペースは皆無です
車重も増して本来の動力性能は奪われ
結局は短命に終わった徒花でしたね
唯一、パイクカーの部門で成功したのは
ニッサンさんだけじゃないでしょうか?

「Be-1」80年台後半に発売され
その愛らしいルックスで女性を中心に
爆発的なヒットを飛ばし、パイクカーの
先駆けとなったクルマですね
元々が名車「マーチ」なのですか
性能に文句はないでしょうね
丸みを帯びたレトロなデザインを満載
万人受けの安全策ではなく"個性"を
全面に押し出し賭けに出たニッサンの挑戦は
見事に大当たり!しちゃいました
手応えを感じたニッサンさんは矢継ぎ早に

"冒険心"をコンセプトに様々な意匠を
施した「パオ」その名は遊牧民の移動式住居
が由来だそうです

「フィガロ」はレトロな中にもエレガントで
上品な雰囲気を加味した三姉妹の末っ子
生産台数を2万台とし特別感が話題でした
思いがけず英国で人気に火がついたそうで
今でもイギリスの片田舎を走ってたりする
そうですよ d(^_^o)
パイクカーとは一線を画しますが…
富山の自動車メーカー"光岡自動車"では
一時期、ニッサンから供給された車種で
レトロな外観に仕様変更し販売してました

「ビュート」や「ガリュー」など
時々すれ違うと「お〜っ♫」ってなります
最初に「セラ」を紹介しましたが
オートザムさんから発売されてた軽自動車の
「AZ-1」が本気のガルウィングでしたよね
(カモメの翼って意味ですもんね)
この頃の軽自動車って存在自体がパイクカー
"何でもあり!"な面白い時代でしたよね
思わず二度見しちゃうくらい個性の強い
異彩を放つクルマともう一度出会ってみたい
そんな元気のあるメーカーはないかなぁ〜。
Posted at 2017/03/13 11:25:12 | |
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