
遅れてた北陸地方もようやく梅雨が明けて
"夏本番"になりま… って連日の酷暑続き
ですでに充分夏を味わってますけどね
一足早く「夏休み」を取ったおいら
(…たった二連休ですけどね ( ̄◇ ̄;))
カミさんと休みを合わせてお出かけです
ここ数年、恒例となってる花火大会を見に
能登半島の入り口である七尾へ向かいます
今日も朝から元気一杯の太陽さんの予感…
勢いを増す前にザザッと洗車してから出発
のと里山海道を北上、途中で寄り道したのは
千里浜海岸近くにに先月OPENしたばかりの「道の駅・のと千里浜」へ…

波打ち際の砂浜を乗用車で走れる唯一の海岸
"千里浜"は夏場には海水浴客でも賑わい
この道の駅も朝から大勢のお客で盛況でした
外には足湯もあるので海からの帰りにも
便利そうですね d(^_^o)
道の駅をぶらりと素見してから再び北上
しかし、時計の針は10時を過ぎたばかり
花火が打ち上がるのはまだまだ先…なので

能登島大橋を渡って能登島へ上陸し
島を横断し外海に面した側にある
「のとじま水族館」へ向かいます
とは言え、今は夏休みの真っ只中なので
水族館は家族連れで一杯だろうし…
目的は水族館に隣接した自然の釣り堀
「のとじま海釣りセンター」での釣り〜♫

護岸から海へ突き出した枡形の桟橋で
手軽に海釣りが楽しめる施設で、貸竿や餌も
充実していて、手ぶらで行っても大丈夫!

売られているエサはオキアミorイソメで
この時期はキジハタやチヌ、小アジなどの
釣果が望めるようですよ
ちゃ〜んとライフジャケットを着込んで
イザ!仕掛けを投入!!
時間的にお昼近くなので厳しいかな?と
不安を吹き飛ばすように入れた途端に
竿先にビクビクと"アタリ"が伝わったので
慌てて引き上げたら…エサが無い
どうやら魚影は濃いのかも?とウキウキしたのは"ぬかよろこび" ( ̄◇ ̄;)
オキアミだろうがイソメだろうが、入れた
直後にザコ供が群がって跡形もなくエサを
喰って逃げて行きますよぉ ∑(゚Д゚)"
入れ食い状態を期待したのですが、実際は
魚たちにとって"食べ放題"の格好なエサ場
なようですねぇ〜
まるで手際の良いマジシャンのように
エサが付いた仕掛けは海中に落とした瞬間
エサだけが消えて無くなりますぜ!
・エサを付けた竿をカミさんに渡す
↓
・一瞬でエサが消えて無くなる
↓
・エサを付けた竿をカミさんに渡す
・・・延々とこのルーティンの繰り返しで
おいらが竿を握るヒマもないくらい 汗!
そんなこんなしてても、時々カミさんの
竿に"まぐれアタリ"がチラホラと…

以前から「釣りしたい〜!」と言ってた
カミさんは小さなベラにも大はしゃぎ ♫

結局、2時間ほどの"エサやり体験"中に
偶然?針に引っかかったマヌケな魚は
ベラとフグに加え15cmくらいのメジナ君
…え、おいらの釣果ですか?

豆粒のようなベラちゃんが一匹 ( ̄◇ ̄;)
今回は潮の巡りがイマイチで ねぇ 苦笑!
一応、海釣りセンターさんの名誉のため

こ〜んな大漁だって夢じゃありません!
思いっきり指先を"イソメ臭く"させて
能登島から撤収〜 σ(^_^;)"
花火大会の会場でもある和倉温泉へ
一昨年、初めて和倉の花火大会を見て感激
昨年はある方のコネで旅館の屋上で鑑賞
そして今年は…
ついにお宿に宿泊して、帰り道の混雑を
気にせずの〜んびりと花火を堪能する事に
和倉温泉の代表格「加賀屋」さんの姉妹館
その名も「加賀屋別邸 松乃碧」が今回
お世話になるお宿です

"美術館に泊まる"をコンセプトにし
館内に漆芸作家角偉三郎氏の作品を集めた「角偉三郎美術館」を併設しており

随所に角氏の輪島塗の器や調度品が
飾られています
いゃぁ、おいらのような育ちの卑しい者には
場違いな雰囲気ですなぁ… ( ̄◇ ̄;)
チェックインを済ませ、ロビーで一服すると次に庭にある茶室でおもてなしの茶席に
案内されました

江戸時代後期の前田家所縁の茶室の一部を
移築した茶室で裏千家の先生がたてて下さる
お抹茶が心に沁みます
部屋に案内されたら、一息つく間も惜しみ
まずひと風呂浴びて、昼間の汗とイソメの
匂いを洗い流したい! ( ̄◇ ̄;)
早速、大浴場へレッツゴー!

前に加賀屋の本館に泊まった際には
多くの宿泊客で"芋洗い状態"だった浴場
松乃碧さんは5階建ての大きな旅館なのに
客室は30室程度と少なめの設定で
花火大会当日で満室との事ですが、不思議な
くらい他の宿泊客と出逢う事が少なくて
大浴場も毎回2〜3名程度でゆった〜りと
入浴出来て、本当に心地良かったです ♫
七尾湾と能登島が一望出来るお風呂は
海の隣って事もあり塩泉で塩っからい!
けど、お肌スベスベ〜♫
花火大会の時間があるので風呂上がりに
そのまま夕食の会場へ向かいます
食事処は海の眺望が贅沢なカウンター席と
隣接するボックス席、この他に完全個室が
あるようで…おいらとカミさんは個室に
案内されましたよぉ σ(^_^;)""

ここから先は、贅を尽くした料理が次々と
運ばれて来て、カミさんと二人で器に感心
味に感激… 至福のひととき ♫

"豪快盛り"と銘打った焼物では
鮑の肝焼き・鬼海老の塩焼き・能登牛
そして石川の代名詞のどぐろまで盛られて
大満足の一皿です
普段はあまり飲酒しないおいらとカミさん
ですが…こんな美味しい料理に"お茶"
じゃぁ勿体無い!って事でビールから日本酒
ワインにサワーまで飲んじゃいました ♫
ここ「松乃碧」ではインクルーシブシステム
を導入しているので、宿泊中の飲食は
全て料金に組み込まれているので、どれだけ
浴びるよに飲んでも問題無し!
(飲まない人はちょっと損なのかも?)
ほぼ二時間に渡る夢のような宴を終えると
ちょうど花火大会の開催を告げる花火が
打ち上がったので、中庭に設けられてた席に
陣取って花火を堪能しました
う"〜ん、何度挑戦しても花火の写真は
上手く撮れないですねぇ ( ̄◇ ̄;)
海に浮かべた台船から打ち上げられる
色とりどりの花火、中でも圧巻なのが
打ち上げず台船上で炸裂する三尺玉は
海面に広がる半円の花火と水面に映る姿を
合わせると一つの丸い花火に見えるのです
そして、大会のフィナーレを飾るのは
頭上高く打ち上げられる三尺玉も見応えが
あります
他の花火大会より近くで打ち上げられる
和倉の海上花火は"しだれ"の火の粉が
間近まで降り注ぐくらいです
なので三尺玉くらいの大きさになると
「ドン!」と炸裂した瞬間の空気の振動まで
直に感じられ、桁違いの大迫力でした ♫
昼間は酷暑でも陽が暮れると風も涼やか
まして海からの風を長く受けた身体は
ひんやりジットリ ( ̄◇ ̄;)
こりゃ、お風呂でさっぱり温まって来ねば!
大浴場の湯船の真ん中に"島"があり
ゴロリと寝転んで寝湯を楽しめます
昼間の疲れに酔いが加わり、ついウトウト…
30分も湯船に浸かってフヤフヤになった
55歳のオヤジほど情け無い生き物はいない?
普通の温泉旅館ならここらで定番のカラオケ
や温泉卓球なのでしょうが…
ここでは"何もしない贅沢"を五感で
愉しみます
バーラウンジでラム酒のロックを頂き
先ほど花火を見上げた庭で椅子に身を沈め
星を眺めながらチビチビと味わってみたり

部屋に戻ってゴロゴロしたり…
結局、何もしないって事に慣れてなくって
身の置き場に困り時間を持て余す凡人
ふんわりと身を包むベッドの上に寝転び
スマホを握り、みんカラの「何シテル」に
投稿しようと思いながら夢の中へ… Zzzz
身についた習性で、いつも通り夜明け前に
パッチリ!目覚めちゃう自分が哀しい!
こうなったらやる事はただ一つ
"ひとっ風呂浴びてこよう"
昇る朝日を露天風呂から眺める風流 ♫
貸切状態の風呂で時間を潰し、朝食まで
仕方がないので部屋でいつものように
テレビのモーニングショーを観てたり…
帰りは何も予定がないので、朝食は
ゆっくりでと予約してたので、小腹が
グゥ〜グゥ〜と催促する始末 ( ̄◇ ̄;)"
コーヒーやお茶菓子でごまかしつつ
時間が来るのを待つしかないっす
で…やっぱり最後にやるコトと言えば

合計四度目のお風呂タ〜イム σ(^_^;)
きっと今のおいらは程よく"塩味"がついて
美味しいだろうなぁ…
さぁ、お待ちかねの朝ごはん ♫

朝は七尾湾を眺められるカウンター席で
まるで夕飯かと思うほどの品数が次々と
運ばれて来ますよぉ〜
普通の旅館の朝食、温泉卵・味付け海苔に
焼き魚って"三種の神器"がちょっと恋しい
気づけば至福の時間も幕を閉じる時
チェックアウトです
( ̄◇ ̄;) お会計…は○○○○○円也
宿泊料金を高いと思うか、安いと感じるか
それは個人の感じ方でしょうね

松乃碧の名を象徴するかのような
庭の松に一瞥をくれて、中居さんや支配人に
見送られながらグリちゃんのハンドルを
握り、現実世界へと戻って行きます…。
Posted at 2017/08/05 22:10:09 | |
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