
高橋留美子ファンが待ちに待ったアニメ
「うる星やつら」が令和の世に帰って来た〜♫
キュートな鬼っ娘 “ ラム ” ちゃんと
世の中で最も凶運の持ち主 “ 諸星あたる ” を
中心とした青春ラブストーリー(?)
1978年に発表された今作は高橋留美子先生が
産み出した数多くのヒット作の中でもベスト3
にランクインする代表的な作品ですよね
連載マンガ•TVアニメ•劇場版・関連グッズと
幅広く展開させる手法の先駆けともなりました
旧TVアニメ版は81年から放送されましたが
第一話の放送が決定したのはなんと一ヶ月前
この前代未聞の無理難題を担当したのは当時は
新人だった “ 押井守 ” 氏でございました!
悪戦苦闘!試行錯誤?切磋琢磨!を繰り返して
右肩上がりに視聴率を上げていき国民的アニメ
の地位を確立しちゃいます
☆まったくの余談ですが…
昭和を彩ったラムちゃんと言えばもう一人

ハワイからやって来た健康美炸裂のアイドル
アグネス•ラムちゃんも一世を風靡しましたね
その人気にあやかってダイハツのパイザーが
CMのキャラに起用して、キャッチコピーが
「おっ、パイザー!」って彼女の巨乳の喚起
させる大胆なものだったでしたよね
(今なら “ 一発アウト!” ですよねぇ)
おおらかな時代でした
人気が出てきて視聴率も上がって来ると
製作陣も充実してクオリティーも向上
さらにファンが増えて行く好循環になり
作画や演出にも余裕が出てきます
独特なカメラワークやキャラの長台詞
夢の中の夢の無限ループなど押井守的演出が
誕生したのもこのうる星やつらがあったからで
攻殻機動隊やパトレイバー のルーツと言っても過言じゃないですよね
さて、令和の世に蘇った「うる星やつら」
13日(木)の深夜枠での放送ですが…
翌日には様々な動画配信サービスでも配信が
開始されちゃうくらいに大々的な攻勢です

新作の放送に関して最も気になってた点は
慣れ親しんで来た “ アノ声 ” とのギャップ
でしたが… 取り越し苦労でした
ラム役、平野文→上坂すみれ
あたる役、古谷登志夫→神谷浩史
しのぶ役、島津冴子→内田真礼
「え?違う人??」ってくらいに違和感を感じ
ませんでしたよ
チェリーこと錯乱坊は旧作の永井一郎さんの
アクの強さに高木渉さんは一歩及ばずっす
そうなると…今後登場するであろうあたるの
同級生 “ メガネ ” 役を受けて立つのは誰か?
まだアナウンスがありませんが、千葉繁氏の
鬼気迫る長台詞を超えられるか?!注目です
今夜第二話の放送がありますが
ストーリーの序盤ではあたるにとって本命は
三宅しのぶなのですが…物語が進むにつれて
徐々にラムの一途さに応じて想いが移るのも

やきもきしちゃう男心だったり〜
令和版の初回を観て感じた点が
「かなりポップなイメージになったね」です
昭和版がドタバタな状態でスタートしちゃった
ので作画も危うげな印象でしたが…
現在と画力など比べるのは野暮って気もします
それでも一切の妥協や譲歩・忖度もせず
ほとんど原作旧作と同じに仕上げた事に対して
「お見事です!」と拍手せねばなりません

あたるの家のテレビが、ガチャガチャ回す
チャンネル方式のブラウン管テレビだったり

固定の黒電話で連絡取り合ったり
昭和テイストそのままに描かれててびっくり!
手抜きなのか?意図して描いているのか?
ジェネレーションギャップを笑うのも今作の
楽しみの一つになるかもですねぇ
さらに表現や登場人物のセリフに対しても
今時の風潮にそぐわぬ点もチラホラ
第一話であたるの母の
「産むんじゃなかった」発言には早速
ネット民が反応し苦言を書き込んでいるよう
で、旧作が回を追うごとに過激さを増して
いったことを考えると「コンプライアンス的」
に苦境に立たされる可能性も否めないかも?

(こちらは旧作の名シーン(?))
うる星やつらに限らず高橋留美子先生の描く
女性像はどれも魅力的ですよね
おいらにとって「永遠の女神」今でも胸キュン
なのは「メゾン一刻」の管理人さん
“ 音無響子 ” さんがベスト①だったりします

週刊誌に連載されてた当時、どれだけの野郎が
響子さんにマジ惚れてたことでしょうか…
五代君が響子さんにプロポーズしたあの言葉に
どれだけの男性が落涙したでしょうか…
あ、そういえば彼女が使ってたラケットは

今は絶滅しちゃったウッドラケットですよねぇ
還暦を迎えたオヤジがラムちゃ〜ん!と
ニヤニヤしてる図柄を身の毛もよだつモノが
ありますが・・・ σ(^_^;)
元気いっぱい夢いっぱいなあの時代へ一瞬でも
引き戻してくれる楽しいタイムマシンって感じ
今後も応援しちゃうんだろうなぁ〜♫
ちなみに孫娘の名前も「ラム」と呼ぶんですぜ
(これ本当っす)
アニメ繋がりで、もう一つご紹介

超マイナーな「弓道」の世界を描いた
“ ツルネ 風舞高校弓道部 ” ってアニメです
柔道や剣道などを描く作品は多くありますが
どちらかと言えば地味〜ぃな印象の弓道
そこを舞台に青春を賭ける主人公と仲間たち
作者の弓道に対する造詣の深さと愛情を
感じさせられて、思わずおいらまで弓道ラブ
になっちゃいそうでした
矢を放つ際に弦が発する凛とした音=弦音
それに魅せられた少年が弓道に出会い
成長と挫折,そこから立ち直っていく姿を
淡々と描いています
礼節を重んじる武芸の中でも、静寂に包まれた射場で、己と向き合い己と闘う弓道の世界
決してアニメ向きの題材じゃなさそうですが
巧みな演出と落ち着いた作画によって美しく
仕上げられた作品です
(薄〜っすらと “ BL ” の香りも…)
動画配信サービスなどで検索すれば視聴出来る
と思いますし、劇場版も公開されていました

思わず孫娘には弓道を習わせようか?!と
妄想しちゃうお馬鹿なジィ様でございました。
Posted at 2022/10/20 10:57:39 | |
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