
みんカラの皆さん、こんにちは。
次に車に乗れるのは、今月末。それまで、ただ、ただ、皆さんのブログ更新や写真を目の保養にしている生活が続いています。
そこで、今日はちょっとドイツ車における、私の個人的な想い(というか偏見?)について少しだけ書いておこうと思います。(文才全く無いので、軽く読み流してもらえると幸いです。 )
少し前の話になるのですが、ドイツに長い期間住んでいまして、その間、BMW E46 318i(MT), Mercedes W203 C200 Kompressor(MT), BMW E46 325i touring(SMG)と乗り継ぎました。
以下は、そこで経験したドイツ車に対する個人的な感想です。。
ドイツ車はアウトバーンを(でも)最適に走行する為に造られています。ギアのファイナルとか、詳しいことはわかりませんが、パワーや、トルクの出方、また足回りなど、間違いなく高速走行に適した造られ方がされていると思われます。
例えば、当時318i(パワーは118psだったかな)で、アウトバーンを走行する際、速度無制限の区域では、前が空いていればべた踏みです。確か5速が直結で最高速がでるようになっていたと思うので、べた踏みだと195km/hぐらいでたでしょうか。回転数でいうと、レブリミット(確か6500回転)近くでの走行になります。
つまり、MAXパワーが出る部分で最高速に達するわけですが、その状態でずっと走行するわけです。ずっとです。
アウトバーンには、速度制限が無いところは車の限界まで速度を上げても勿論とがめられません。一方、場所によっては、数キロおきに速度制限されているところがあり、色々な速度で走行しなければなりません。速度制限は、通常80km/hから120km/hの間です。
つまり、ずっとレブリミットに近い回転数を維持して走り続けながらも、突如190km/hから80km/hまで速度を落とす必要があるわけです。また、追い越車線に、トラックなどの低走行車両が出てくる可能性もあり、下手すると速度差100km/h近くあるので、高速域からの急激な制動力が求められます。
エンジンに負荷がかかる高回転を長時間維持しながら、時には、それなりのブレーキングを強いられる。もちろん、超高速域での旋回性能も要求されますので、それなりの足回りでなければならないわけです。これを、決してグレードの高くない318iでも実現しているわけですが、当然のことですが、それなりに製造コストかかっているはずでよね。
パワーなどの目に見える性能だけではない、走行における品質が求められるのがドイツ車です。
また、ドイツ車の走行距離に対する考え方も我々日本人の感覚からはかけ離れています。ドイツのタクシーは、そのほとんどがディーゼルのベンツ(Eクラス)なのですが、走行距離50万キロなんてざらで、中には、メーター1周(100万キロ?)しても普通に走っているタクシーもいます。BMWも、3万キロを超えてやっとエンジンが回るようになり、10万キロで脂がのる、って現地ディーラーの人に言われました。上記のような乗り方をした上でです。やはり頑丈に造ってあることがベースになっています。
エンジンオイルの交換の目安が2.5万キロだったりするのもそのような背景があるのかもしれません。3000キロ程度で交換していたら、維持費がもたないわけです。逆に言うと、2.5万キロまで交換しなくても大丈夫なようになっているということでしょうね。
このような過酷とも思える環境で乗られるドイツ車。ストップ&ゴーや、チョイ乗りが多い日本の環境には合わないという意見もありますが、過酷な条件をクリアできる車体であれば、軽い乗り方だったとしても、十分にその良さが見えてくる気がしています。私は、帰国後は、迷わず5シリーズに乗りました。
安全装備に対する考え方も日本車とは違うような気がします。これについては別途書きたいと思います。
Posted at 2013/05/14 20:38:31 | |
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