ターボ仕様製作記録F-CON V-pro取り付け&セッティング編 その一
1
ターボ仕様製作計画にあたって、ある意味最も重要な部分とも言える、コンピュータセッティング。
エキマニを作って、タービンが付いて、インタークーラーが付いて、大きいインジェクター付けて…
など機械的な物が付いて、さぁ、エンジンかけて走りましょう!ってなった時にコンピュータセッティングが出来る状態じゃないと走れません…>_<…
なにかしらの方法で燃料の噴射量と点火時期の制御をしなきゃいけない訳ですね^_^
2
そうゆう訳で、あたしがターボ仕様製作計画の第一歩としてクリアしなければいけなかったのが、コンピュータの問題(^_-)
後のターボ仕様の制御を可能にするべく、まずは、NAのままでセッティング出来る状態にする必要がありました(^_-)
選択肢として考えられるのは、
1.純正のコンピュータのデータ書き換え。
2.E-manege辺りのサブコンで制御。
3.F-CON V-proや、MoTeCなどのフルコン制御。
(V-proはサブコン的な取り付け方をしますが、燃料、点火、その他を完全に独立制御するので、フルコンの種に分類します)
まず、1の純正コンピュータのデータ書き換えは、この年式だと、256のロムのようなので、会社のロムライターでデータを読み込む事は出来るかもしれないけど、アドレスが分からない。
燃料MAPや点火MAPは見れば分かるかもしれないけど、それだけではムリ。
次に、e-manege辺りのサブコンは、基本的にノーマルの制御に足し引きする方法である事と、エアフロのキャパシティ以上の吸入空気量だと制御出来なくなってしまう。
ボルトンターボ仕様には、チョット…。
完璧に燃料噴射が何パーセントで、点火時期が何度でって把握しながらじゃないと、高圧縮比のボルトンターボのノッキングが出やすいセッティングは無理が有ります。
とゆうか、あたしには無理。
V-proは、燃料と点火制御をノーマルの制御とは全く独立してV-proだけで制御するので、見たままの数値が全ての結果なので、サブコン類の様に、
「結局、トータルタイミング何度なんだろう?」
なんてゆう心配もない(^_-)
なので、いつも使い慣れてるV-proにした訳です。
3
V-proさえ付いてしまえば、後はどんな仕様になっても、ブーストが何キロかかっても(使う圧力センサーの範囲で)、何馬力出ても制御可能です(^_-)
エアフロレスの圧力制御(Dジェトロ)になるから、インジェクターの容量さえ足りてればセッティング出来る訳です。
でも、だからと言ってDジェトロが全てにおいて最高かと言うと、そうでも無く、
標高が変わると、セッティングが合わなかったり、アクセル開度が小さくても、同じ圧力(ブースト)がかかると、全開で合わせた燃料が噴射するので、空燃比が濃くなるから、スロットル補正MAPでつじつま合わせをしなければいけない。
同じ理由で、
例えば、セッティング後にマフラーを変えたり、エアクリーナーを変えたりして効率が変わっても、1.0kなら1.0kの噴射しかしないので、リセッティングが必要になる事もあります^_^;
エアフロ式なら吸入空気量を圧力ではなくて量で測ってるので、効率が変わってもある程度対応してくれます。
まぁ、V-proに限らずDジェトロの弱点でしょうか?
ちゃんとセッティングすれば、実害が出るほどの問題では無いんですけどね(^_-)
(写真は、取り付けた圧力センサー)
4
V-proは一応、汎用コンピュータなんですが、主要車種には車種別のカンチャンハーネスがあって、ソフト上も主要車種のクランク角信号やカム角信号、燃料制御、点火制御設定などの基本設定が用意されてます。
318isはもちろん、BMWの設定なんて有りません^_^;
でも、ネットで探してみると何台かは取り付けた実績はあるみたいなので、導入に踏み切る事にしました。
お約束のヤフオクで探したら、S15 NAに付けてましたってゆう出物発見。
Ver,3.24とS15用ハーネス、旧タイプの圧力センサー、吸気温センサー、センサーハーネスのフルセットをそこそこ競って確か12万円で落札。
チョットだけその当時の相場より安かったかな?って感じ(^ν^)
でも高いですね^_^;
(写真は、取り付けた吸気温センサー)
5
大金はたいて手に入れたV-proをいよいよisに取り付ける訳ですが、
前にも書いた様に、HKSさんにis用のハーネスなど設定は無く、ネットで見つけたショップさんなどの取り付け事例などを見させて頂くと、車両のハーネスにV-proハーネスを直付けで製作してる様でした。
とても、1日2日で終わる作業じゃないです^_^;
その当時はまだ、賃貸マンション暮しで、普通の駐車場しか作業場所が有りませんでした^_^;
しかも、毎日通勤にisを使ってたので、作業に長期間かける事が出来ませんでしたので、悩んだ結果。
中古のDME本体と、エンジンハーネスを買って、それぞれからDMEのカプラーを部品取りし、オスとメスのカプラーにしてカンチャンハーネスを作り、V-proの必要な配線を中古のS15ハーネスのV-pro側をカットして繋ぎ、車種別ハーネスと同じ様なスタイルの物を作りました^_^;
この方法なら、ヒマを見つけて少しづつお部屋でゆっくり製作できます。
何か問題がでても、すぐにノーマル復帰も出来るし(^ν^)
なにしろこの段階では、上手く行く確証もなかったので、後戻り出来る方法が良かったのです^_^;
ただの加工用のXハーネス的なのを作れば売れそうなのに、何処にも売って無いんですよね~_~;
ボッシュの権利的な理由でもあるんだろうか?
6
ハーネス製作には、ある人から入手した、ディーラーの配線図をもとに、必要な信号や回路を割り込ませたり、引き直したりと言ったかんじで製作します。
と言っても、そんなに沢山あるわけでは無く、
クランク角信号。
カム角信号。
スロポジ信号。
水温センサー信号。
インジェクター回路。
点火回路。
ノックセンサー信号。
さえ繋げば、最低限のセッティングは可能です。
必要により、
車速信号。
アイドルコントロールバルブ制御。
可変吸気ポートバルブ制御。
O2フィードバック制御。
電動ファン制御。
フューエルポンプ制御。他
などを追加します(^ν^)
7
唯一、この車の特徴的な所なのが、DME内部に、イグナイターが内臓されてて、DMEから直接イグニッションコイルを動かしてる点です。
V-proには同じソレはないので、新規にイグナイターを設置して、点火制御する必要がありました。
写真が、新設したイグナイター(パワトラ)です。
得意のシルビア用です(^ν^)
もう、なんでも基本シルビア基準で物を考えます(^_-)
こいつをV-proハーネスに仕込み、V-proで点火制御し、純正のイグニッションコイルを動かす様にしました。
一番コンパクトで、安上がりかと思いますよ^_^
8
もう一つ、セッティングに欠かせない物。
空燃比計です。
これがなければ始まりません(^_-)
空燃比計の数値を元に、燃料噴射のセッティングをするので、信頼の持てる物でないとエンジンを壊してしまいます~_~;
ひと昔前は、正確な空燃比計と言えば、
HORIBA製の100万円以上する様な物しか無く、その後NEKOさんのプライベーターでも手が届く12万円ぐらいの物が登場しましたが、まだ高かった…^_^;
仕事では、HORIBA製と数値を比較して、ほぼ同じ性能だったSARD製をその当時は使ってました。
SARD製の物もやはり十数万円するので、もっと安くてイイ物無いかと探した所、見つけたのが、
写真のNTKのAFXなる物。
アメリカで売ってる物で日本には正規物は無い様でした。
要はNGK製なので、メーカーの信頼性はバッチリ。
この空燃比計の売りは、ボッシュ製の安価なワイドバンドセンサーを使う事で、必要十分な性能を持ちながら、価格を抑えたとゆう製品。
この当時ネットで、35,000円ぐらいでした。
若干不安も有りましたが買ってみて、同じ車に、NTKの物と会社で使ってるSARD製の物と両方付けて数値やレスポンスなんかを比較した所、0.2ぐらいの差でNTKのほうが濃く出るぐらいで、必要十分な性能を持ってました!
良い買い物でした(^ν^)
5Vのアナログ出力もあるので、V-proにデータを取り込んで、モニターしたり、空燃比フィードバック出来ます。
これで、セッティングに必要な物は揃った
感じです(^_-)
その2につづく…。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク