
土曜の稽古の後(中途半端な時間なのです)で、近所のFCAディーラーへふらっと行ってみました。
ルノー以外で冷やかしは未だにとっかかりが掴めません(^_^;)
散歩がてらで行ける場所ですが、やはり車があってくれた方が(だからこその稽古上がり)心強いですね。
巷では賛否両論のアバルト124スパイダー、一度は乗っておきたい存在でした。
エクステリアはNDより前後オーバーハングが長く、インチダウンしても絵になりそうです。
低いロングノーズでオーバーハングがやや長めのバランスは、子供の頃から何気に好きだったりします。
インテリアはアルミペダルとシフトノブ以外はほぼNDと同じ、特別感があるに越したことはないでしょうが、そもそもNDのインテリアが駄目かと言ったらそうでもない、というか暗くてよく見えなかったのであまり気になりませんでした(^_^;)
試乗車はLEDヘッドライト、レザーシート、ナビの3点セットのオプションが付いた個体、マフラーはノーマルです。
シートヒーター(3段階)のスイッチを入れて、幌をオープン、シートヒーターが最大だとオープンでも背中は少し汗ばみそうでした。
まずは、下のトルクが細いとの噂の発進、ディーラーから出てすぐ交差点の中でエンストしました(^_^;)
車重を意識して、アクセルをタップしながらクラッチを繋ぎ、2,000rpmでも走れるけれど、2,500〜3,000rpm辺りからトルクが立ち上がってくる、
この感覚どこかで……
あ、WINDと同じ乗り方でした。
ターボラグがあるというよりは、トルクバンドがやや上の荒さのある高回転型NAのような雰囲気だと感じました。
回転数を引っ張って走らせる考え方ですね。
もちろんターボなりの太さもあります。
WINDと比較して、日常で持て余さない程度のもうひと押しのパワー感は個人的に絶妙です。
ちなみにモードセレクトはスポーツの方が感覚と車の動きがシンクロします。
ノーマルモードは少しもっさり…自制心が必要なときに使いましょう(笑)
乗り味は軽快感・すっきり感のNDに対して、アバルト124スパイダーは剛性感と安定感があります。
平たく言うと欧州車感があります。
ハンドリングは、前輪に駆動メカニズムがないFRの軽やかさはあるものの、NDのようにステアリングを切るとフッとノーズが向きを変えるものではなく、荷重移動を利用すると気持ちよく曲がれそうなタメがあります。
GT特性とサーキットでは124ですね。
排気音はノーマルマフラーでもイタリアンです。
生粋のイタリア党にとってどうかは何ともですが、“普通のイタリア車”も好きな自分にはこれでもちょうどいいです。
あまり刺激的だと、通勤の足として日常使いしていると疲れてしまいます(^_^;)
そのつもりになればレコードモンツァがあるので、ここは好みで如何様にでもですね。
こうして乗ってみると、確かにキャラクターの位置付けは難しく、意見が分かれるのも頷けます。
もうこれは好か嫌いかの問題です。
NDとは全くの別物でした。
自分はけっこう好きです。
スペックではNDの方がWINDとキャラクターが似ていそうですが、実際には124の方がWINDに通じるものが多いです。
同じかと言えば違いますが、なんだか距離感が近く思えました。
乗ってみても、国産にして国籍はイタリアの車ですね。
正規ボディーカラーのブルーは早くもカタログ落ちのようです。
ガンメタに黒のラッピングが好みですが、正規では取り扱いがありませんでした。
箱替えの可能性は…
到底無理です(爆)
シートヒーターが欲しいとなると、冒頭で述べた3点セットになるので、400万オーバー確定です。
新古車の値落ち幅は国産でした(^_^;)
そう考えると、ルーテシアのコスパは凄いですね。
Posted at 2017/01/24 00:33:43 | |
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