2013年11月18日
勇気をくれた湾岸のチューナー達
皆さん、湾岸ミッドナイトはご存知ですか?車好きであれば、名前くらいは聞いたことあるはずです^^
ただ、湾岸は残念なことに、某頭○字Dの陰に隠れてしまい、そのストーリーの本質までは、案外知っている人は少ないという印象があります。
そこには、頭○字Dには決して出て来ない世界観、単なるテクニック、勝ち負けではなく、その人の生き方や人間のもつ不器用さ、避けて通れない金銭面や労力など、人生観に主観を置いた身に沁みるストーリーが展開されます。
特に、俗に言う「湾岸ポエム」には、今まで目を隠し続けてきた人間の本質や潜在意識が呼び覚まされるような、人生のにがさ、人間の愚かさを見ることができます。
今回の事故で、その湾岸ポエムに幾度も勇気付けられたので、紹介しようと思います。
「うんと後悔しろ 後悔して後悔して そして絶対に忘れるナ
幾日も徹夜を重ねて 果てしないトライ&エラーのセッティングを繰り返した宝石のような最高のマシンがあっという間にゴミになっちまう
忘れちまうわけにはいかないんだ…
──それがチューニングカーなんだ」
よく、何か大きな失敗を冒した時、「後悔したって仕方ない」と通説のように言われますよね。
でも、その言葉の裏で
「息苦しい。辛い。何か煮え切らん」
という感情が私は芽生えます。
この湾岸ポエムは、それだけが答えじゃない。後悔して後悔して、「なんであんなことになったんや」と考えて考えて考え抜く。もちろんとてつもなく辛いが、だからこそ「もう二度とこんなことはごめんや」と次に進める。
後悔することが、ダメなことではないということを身に沁みて感じる一文です。
それと、今回の事故とは関係ないのですが、世間の通説に流されることで本質が見えなくなる、そしてそれが世間に蔓延していることを考えさせらせる1文がこれです。
「やっぱり32Rはいいナ。心情的にも特別な車だ。惹かれる。だが実戦ではやはり33Rだ。新しい34Rが出た今でも —-。ワケ知り顔がこざかしい理屈で33Rを評価する。32Rより伸びたホイールベース、大きくなったボディ、ピュアに走りを追求していないと —-。わらわせるぜ、何も見えてないくせに。—- その時、その領域を共にした者だけが、33R、この本質を知るんだ —-」
「大きくなったボディや、伸びたホイールベースは
たしかにコーナーでのダルさや車との一体感を欠く
だがそれは、低速度域、低過重でのハナシだ
大きいボディは空力を優先し、200km/hからキク
長いホイールベースは超高速域で急激な変化を押さえ込み
信じられない一体感安定感を出す
──結果、恐ろしい速さで右に左に舞える
そして一番大事なコト。
33Rは真っ直ぐ走ろうとするんだ。
その領域を知らない者達はカルく言う
最高速なんて真っ直ぐでしょ
ただアクセルベタ踏みでしょ
車は真っ直ぐ走らない
その領域で真っ直ぐ走る車は世界中ドコにもないんだ」
という、世間の通説を覆す、R33GT-Rの知られざる本質です(`・ω・´)
そういや頭○字Dにいませんか?
「あれは日産の失敗作だ!」と「こざかしい理屈」を述べるオヤジ。
そしてそれに流され口癖のように語る厨房。
ただ、人間というのは、本質を見る前から決めつけることが多いもの。しっかりと本質を見極め、その上で判断することの大切さを思い知らされます。
湾岸ミッドナイトーーー実に奥深しーーー
湾岸ポエムだけでも、読んでみれば、人生観が変わりますよ(`・ω・´)
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Posted at
2013/11/18 20:27:03
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