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究極超人あ～るのＯＶＡで有名になった下山ダッシュの要領で、飯田から鼎まで徒破ないしは走破して乗ってきた５４４Ｍに再度乗ろうとやってみたのだけれども、道を間違えたのと途中で雨に降られたのと、そもそも１５分ではマジダッシュじゃないとムリでした。

地図を見たときに最短ルートが細いツヅラ折れという時点で勘付くべきであった…

でも飯田で１５分停車する５４４Ｍなら下りセクションの多い伊那上郷側からの下山ダッシュは確実に成功するでしょう。



鉄道のオメガカーブルートは大別すると２種類に分かれる。ひとつは地形的な問題。
もうひとつは政治的な問題。
ここの区間の場合は地形的な問題。勾配を緩和するために地形に逆らわずに建設されたため。また私鉄による建設のために資金の問題とか、今よりさらに登坂力のない当時の車両のために勾配をとれなかったというところもある。（グーグルアースとかで地形図を見ると納得できる）

こういうことを知った上で乗ってみると少しは違うものが見えてくるようになるから面白い。



さて、今回の目的である鼎駅で８月から発売された記念切符のセットを購入。


もう二度と東海地紋で海印字の硬券乗車券を手に入れることなどないと思っていただけに少し感動。
名古屋の印刷所は閉めてしまったからおそらく外注だろうが。

伊那福岡行きが少し高いのでセット価格が割高で、委託駅員から「少しお高いですがよろしいですか」と聞かれてしまった。自分的にはまったく無問題であるが。

記念券によくある余計な文章などもないのもいい。ダッチングがよく手入れされているようで印字がキレイ。入場券が２時間のはずなのに通用１回と印刷されてるのはご愛嬌。

なお、限定販売ではなく通年販売するという。東海は時々こういうことをするから侮れないなぁ。
（稀に在庫切れで買えないこともあるので注意）

松本から戻る方向で中央線旧線（辰野経由・通称大八回り）を全線走破。その後小淵沢まで行き駅弁を買うが目的のものが買えなかった。

ここまでは時間つぶしをかねてのオマケ。

今回は地獄の飯田線各駅停車による全線走破。上諏訪発豊橋行き５４４Ｍ。（上諏訪→辰野間は中央線）上諏訪９時１９分発・豊橋到着１５時５４分。総走行距離２１３．７Ｋｍ（中央線１８Ｋｍ＋飯田線１９５．７Ｋｍ）

…まぁ別途目的があるので一旦途中下車しますが。


飯田線全線走破はこれで３度目だが…ボクでも正直「ガマン大会」だと感じてしまう。

天竜川が作り出した河岸段丘から奥三河の山岳地帯を通るので沿線の風景も興味深いものばかりではあるのだが。いくらなんでも時間が長すぎる！ケツが痛いんだよ…

本数が少ないから割と混むうえにこの時期は同じ目的の人が多くて。最近の秘境駅ブームで天竜峡→中部天竜間あたりではニワカまでゴソゴソ動き回ってウザいし。この辺はガチのマニアの方がまだマシなんだが。

おかげで前回乗ったときもそうだけど、後半（天竜峡以南）はほとんど寝てる。

この時期の早朝の松本駅は登山客が自由通路でシュラフで仮眠していたり、５時からのはずのエアコンつき待合室が駅からの好意で４時台から開放されてたりする。

駅前のマック（関西ではマクド）に夜行から降りた客が行列していた。飲食スペースが使えるのが５時からだからだ。

自分はコンビニでちょっとした食料などを入手して今日の予定に備える。




松本電鉄は昔からの伝統でこの時期は夜行（今はムーンライト信州、昔は夜行普通列車や急行アルプス）の到着時間に合わせて臨時の快速列車を運転。上高地・乗鞍方面へのバス発着口である新島々行。今日も結構な人数が乗り込んでいた。




中央線・篠ノ井線の主役１１５系長野色。お古に乗らされてると思うか未だに乗れることに幸せを感じるかはその人次第。割と涼しいので窓が開けられるのはうれしい。


今では珍しくなったホーム上の洗面台を使って記念撮影してみた（汗）
ひでぇ顔してんなオレ…