今日は日米開戦記念日。

　トラトラトラ。我奇襲に成功せり。帝国海軍が真珠湾を奇襲し、陸軍はマレー半島に上陸を開始。アメリカ、イギリス、オランダを相手に戦争を始めた日だ。
　今思えば無謀な開戦ではあったが、当時の国民は日本が負けるなどとは全く思っていなかった。私は敗戦の年、昭和２０年の生まれだが、誕生日の朝日新聞の見出しは、鬼畜米英、撃ちてし止まん！だ。家内の生まれは昭和２２年だけれど、彼女の誕生日の同じ朝日新聞の見出しは、欧米に学ぼう！。
　この見事に変身した朝日新聞。所詮マスコミなどと言うものはこの程度のレベルなのだろう。

　日本はアメリカとの戦争に負け、米軍が進駐した。講和条約が締結され、独立した後も米軍は駐留を続けている。このおかげで日本の防衛費は国家予算の１％と言う世界的に見ても稀有な低費用で６３年間、曲がりにも国内的には平和が保たれてきた。
　アメリカの強大な軍事プレゼンスを背景に、アメリカから与えられた憲法を盾に自らは手を汚さず、日本は世界を相手に稼ぎまくった。
　日本に駐留する、アメリカの思惑がどのようなものであれ、今まで戦争に巻き込まれなかったのはアメリカの軍事力のおかげだ。金日成、蒋介石、毛沢東、李承晩そしてスターリン。虎視眈々と日本を狙っていた。

　安全はタダではない。セコムでもアルソックでも有料だ。応分の負担はすべきだと思う。思いやり予算などと言う名称ではなく、防衛費と堂々と云える政治家は居ないのだろうか？もっともそんなことを口走ると、朝日新聞あたりが猛然と反対キャンペーンを張るのだろうけど。

　この虎の衣を借りる手法は今に始まった事ではない。かの卑弥呼も当時のスーパーステイツだった魏から親魏倭王の印鑑を貰っているし、もっと前には漢から委奴国王が漢委奴国王の印鑑も貰っている。白村江で唐に完敗した後、国家体制が完全に唐風になった事実も有る。

　ジョンレノンの命日でもある。BGMはイマジンで。