初詣

　毎年初詣に行く場所を選ぶのに苦慮している。氏神様と決めている糸島の櫻井神社にお参りするのは毎年のことだけれど、その他にどちらか必ずお参りしてきた。去年は長崎の諏訪神社だったので、今年は熊本かななど考えていた矢先。震度６弱。いやはや..。

　九州島最北端に所在する和布刈神社。今年はこちらにお参りすることにしよう。と急遽お休み日前日に決めた。お祀りされているご祭神も私好みだし、時節柄、某困り物の半島征伐の先鋒の神様もいらっしゃる。

　比賣大神（ひめおおかみ）、日子穂々出見命（ひこほほでみのみこと）、豊玉比賣命（とよたまひめのみこと）、鵜草葺不合命（うがやふきあえずのみこと）、安曇磯良神（あずみいそらのかみ）。

　比賣大神とは宗像美人三姉妹で、福岡県の宗像神社にいらっしゃるとされて、奥津島比売命(おきつしまひめのみこと)、多紀津比売命(たぎつひめのみこと)、市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)の御三方なのだ。

　安芸の宮島、厳島神社にもいらっしゃるし、豊後宇佐八幡にもいらっしゃる。

　神功皇后とも相性がよろしいようで、共に相殿でお祀りされたりしている。

　その神功皇后の三韓征伐の案内をしたのが安曇磯良神だったと伝えられている。

　彦火々出見尊と豊玉姫が夫婦で、鵜草葺不合命がその子供。鵜草葺不合命は古事記には天津日高日子波限建鵜葺草葺不合命と記載さ初代神武天皇の父親とされている。

　何よりも門司ならば、「ふく」だろうと。

　こちらでは、「ふぐ」の事を「ふく」と称する。
「ふぐ」では不具、不愚に通じるとかで。それならば濁点を取って「ふく」にしようと・・・。これならば福に転ずるわけで、まずはめでたしめでたし。

　この時期はまさに「ふく」の旬。だけどそれなりにお値段は庶民には少々厳しい。当初は門司の老舗料亭で提供される下関春帆楼の格安ふくランチをと思ったのだけれど、敢え無く満席。

　そこでスマホで検索してみたら、こちらがヒットした。

　対岸の下関とともにこちら側、門司でも「ふく」の水揚げ量は国内最高峰なのだ。

　頂いたのは小次郎と言うセット。お値段3000円足す税。二階の掘りごたつ形式の個室で頂いた。

　少量ではあるけれど、それぞれのお味付けに繊細さが伺われた。特に唐揚げは結構なものだった。

　このお店はお薦めしても良いと思う。