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2011年09月17日 イイね!

代参しておきましたので・・・。

代参しておきましたので・・・。この記事は、出航準備♪について書いています。

水掛不動様に代参しておきましたので、大丈夫です。(キリっと)。
Posted at 2011/09/17 19:36:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミステリー | クルマ
2008年08月02日 イイね!

恐怖のラリー話その後

 巷には幽霊坂が存在する。登っているのに実際は下り、その逆もある。
目の錯覚によるものだ。
 当時からその存在を知っていた。現在まだ残されているかどうか知らないが、逆瀬川から芦有の宝殿ICに登る道で夙川方面から来た道路と合流する地点に不思議な水路があった。重力の法則に逆らって、水が高い方向に流れているのだ。いやその様に見えるだけなのだが・・・・。

 この地点から宝殿ICまでは、比較的路面も締まり対向車はほとんど無く、格好のダートヒルクライムコースだった。車を停め小道を下り川原に出ると、せせらぎの音とヒグラシの大合唱。時折鶯の鳴き声、真夏でも涼風が吹きわたり、人影も無く、最適のデートコースでもあった。今はどうなのだろう、あれから40年も経っている。

 恐怖のラリー体験の後、謎を検証すべく昼間に、タイアがバーストし交換した地点に出かけていった。杉の植林地帯で、日差しが遮られて湿気が多い。羊歯類が密生していて陰鬱な雰囲気を漂わせていた。
 おまけに、風化して目鼻立ちも定かではない苔むした石仏までいらっしゃる。舞台の小道具は整いすぎではないか。

 ここからスタート。果たして幽霊坂はあるのか?1分も走らない内に、チェックポイントの設置されていた場所に到着。作業小屋があり道幅が広くなっている、間違いなくチェックポイントが設置されていた場所だ。コーナーを三つほど回っただけの距離だ。両側は杉の植林地帯、幽霊坂はおろか枝道さえない。
 タイアを交換して再スタートした時点で、マイナス1分だった。そしてチェックポイントでの減点は15。差し引き14分間私たちは何処をさ迷っていたのだろうか。

 福岡の幽霊坂はこちら http://www.yado.co.jp/tiiki/munakan/yuurei/yuurei.htm
Posted at 2008/08/03 10:01:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミステリー | 日記
2008年08月01日 イイね!

昔々の恐怖のラリー話

昔々の恐怖のラリー話 かなり昔の話だ。当時私はラリーに凝っていた。当時のラリーは計算主体のドライブ的な物が多かったが、私が凝っていたのは山岳スポーツラリー。一部の過激な大学自動車部やクラブが主催するナイトラリーだ。

 車はべレット2Dr1500改、1700cc近くまでボアアップし、ハイカムを入れ、ポート研磨、各部バランス調整、蛸足、そしてソレックス2連装。足回りはラリー用ステージⅡキットで固めてある。フロントにディスクブレーキを奢り、リアはアルミフィン付大径ドラム、無論パットも変えてあった。タイヤはダンロップSP3、165SR13だ。発売されたばかりのラジアルタイアだった。
 大阪をスタートし、一路車は南下、さすがに夕刻なので交通量が多い中、低めの指示速度で走る、ナビゲータの頭の冴えが要求される。
 当時まだ電卓など無かった。パイロット社製の手回し計算機が唯一の近代的な装備だった。
 一分に一度、分速を設定した計算機のハンドルを回し、オドメーターと照合する。ナビだけが忙しく、ドライバーはまったくつまらないツールド区間だ。
 4チェックポイントを過ぎた、どうやらナビが頑張ってそこそこの成績で経過している。
「五条を過ぎた、いよいよ山や」ナビが言う。
 車はまだ南下し続ける。どうやら今夜の主戦場は紀伊半島ど真ん中らしい。当時の紀伊半島の道路事情は非常に悪かった。国道ですら一車線の未舗装路で、路肩にガードレールすらない。
「指示速度58Km、この先左小屋から」ナビの声。
いよいよお出でなすった、事実上の公道スピードレース、ダートトライアルの開始だ。

 フォグランプはボッシュ。ドライビングランプはルーカス。ヘッドランプよりも明るい。闇を切り裂いて路面を舐め、我々を導いてくれている。
 雨が降れば、川となるような路面。道路の真ん中が深くえぐれ、角の立った石が浮いている。所々根石が突き上げてくる。前輪で跳ね上げた小石がフロアを容赦なく叩く。プロペラシャフトに絡まり、乾いた音を立てている。

 ハイカムと強化バブルスプリング、軽量フライフォイルでチューンされたベレットは7000rpmまで快適に吹き上がる、セコンドで90km/hまで使える。
「前、ギャップ」「了解」
 ギャップの手前で軽くブレーキング、フロントのコイルを縮め、乗り上げる寸前に開放しアクセルを踏む、加速することによって加重を後部に移動させるのだ。無論タイアはギャップに直角には乗せない。絶えず右に左に小刻みにステアリングを振っている。伸びきったフロントコイルは、ギャップ乗り越えのショックを低減してくれる。後輪が通過する時も軽くブレーキング、後輪加重を減らしてギャップを通過する。
 この状態のベレットは一番安定が悪い、後輪にポジティブキャンパーが付、まったく接地性を失ってしまう。ここでパワーを駆ければ極端なオーバーステアになりテールスライドが発生する。それをカウンターステアで抑えながらの走行だ。
「マイナス1」1分遅れだ。
 ナビの声にアクセルが反応する、しかし後輪の空回りを避けなくてはならない、距離計が狂うからだ。
「この先危険箇所、ジャンプ後右90度」地図を見ていたナビが叫ぶ。
「了解」路面は砂利が浮いているものの、硬く締まっている直線の登りだ。前車のテールライトが谷を隔てた辺りに見え隠れしている。車速は100km/hを越えている、サードでの走行だ。かなり急な上り坂、フォグもドライビングランプも無為に漆黒の闇を照らしている。
 前輪の加重が無くなった、続いて後輪が地面を離れ、タコメーターが急上昇する。飛んでいるのだ、空を。ランプは漆黒の空を照らし、着地地面の状態は分からない。
「右90度スグ」ナビの声は悲鳴に近かった。
 車の姿勢が変わりライトに照らされた先に道が無い。着地、おそらく1秒も滞空時間は無かっただろう、しかしスローモーション映像のようにゆっくりと時間が経過していた。 着地した瞬間右にステアリングを切り、フルパワー。砂利が厚く堆積した路肩を利用してどうにか切り抜けた。
「オンタイム」この状態でよく計算機を回す事が出来るものだ、私はナビの能力に感心しつつ、ドライビングに専念した。
 路面は再び川底状の登りだ、先行車を2台追い越した。容赦なく石がフロアを打つ。ベレットは登りが得意だ、後輪に加重が掛かりネガティブキャンパーを保ってくれるからだ。
 逆に下りは恐ろしい。コーナーリング途中で急ブレーキでもかけようものなら間違いなく転倒する。
 道は幸い上りだ、指示速度も46km/hに落ちている。ここで稼がなければ何処で稼ぐのかとばかり、右足に力が入った。酷い路面だ、出来るだけ凸部を拾い飛んでいく。更に指示速度が下がり、38km/hになった。益々路面は荒れてきた、しかし登りが続いている。
「プラス5」5分先行だ。
「そろそろチェックポイントかも知れへんで」とナビが言ったのと同時だった。
 わずかにスライドしたリアタイアが根石にヒット!ガガーゴトゴト。バーストだ。たまたま近くにすれ違い用の待避所があったので、ベレットを寄せて止めた。
 リアシートを取り外し、スペアタイアを2本積んである。ジャッキも油圧とパンタグラフの2種類積んであった。タイヤ交換は練習の成果でスムースだ。後続車はまだ現れない。
「マイナス1」ナビの声、再スタートだ。
 相変わらず道は登り、高度をどんどん上げていく。
「プラス1、そやけどおかしいと思えへんか?」「なんで」と私。
「チェックポイントないやん、道まちごうたかな?」
「さっきからおかしいとおもててんけど、ここ通るの二回目とちゃうか?」
道は相変わらず登っている。
「ちょっと待って、あれ、あのジャッキ」
なんとそこには、さっきタイヤ交換に使ったジャッキが転がっていた。あせって積み込み忘れた物だ。
「登ってばかりで下ってないのに、なんでやねん」
「停めて」
 間違いなくベレットの油圧ジャッキだった。
「そんなことありえへん」
 道は登っていた。しかしもとの所に戻ってきている。理解不能だ。
得体の知れない恐怖に苛まれながらも再スタートし、すぐチェックポイント、減点15を食らった。
 ラリーはその後、順調に走行を重ね大幅な減点も無く夜明けを迎えた。果無山脈に朝日が昇りどうやら無事ゴールを迎えることが出来た。7位に入賞出来たことはおまけにしか過ぎない。不思議な体験を味あわせてくれたラリーだった。
 20数年後、同じような体験を再びすることになるなんて、その時は考えもしなかった。
Posted at 2008/08/01 23:52:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | ミステリー | クルマ

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