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　どうやら今年も長距離初詣が出来た。年末来の左足違和感はまだ癒えず、時折痛みが走るけれど、オートマ車の運転には左足はいらない。

　薬が切れたので皮膚科の医院を訪ねたのだけれど、先生曰く「帯状疱疹の後遺症ですね、帯状疱疹そのものは完治しているので、皮膚科では治療の方法はありません」とのつれない仰せで・・・。「一月もすれば後遺症の症状もとれるでしょう」と。

　ともかくそんな状態の中、朝8時過ぎ家を出た。今日の目的地は熊本県の人吉。そしてその先、鹿児島県の霧島へいざ詣でん。

　青井阿蘇神社このお社には8年前のお正月にお詣りしている。その時の印象がすごくよかったのと、この神社の祭神が去年の地震で倒壊した阿蘇神社から勧請されて来た事などで、久しぶりにお参りすることにした。

　創建から１２００年、現在の社殿は４００年。九州山地の小さな盆地、僅か２万５千石の小藩だった相良藩の殿様による建立だ。現在ではこの社殿が国宝に指定されている。





　桃山様式の楼門には四隅の棟端に喜怒哀楽の人面彫刻が施されている。これは全国に類例を見ないので人吉様式と呼ばれているとボランティア解説員さんが教えてくれた。





　相変わらず、オーブが映り込むけれど、これなどは明らかに逆光のレンズ内面反射に過ぎない・・・。

　でも、こちら拝殿から奥の神殿のオーブは正に逆光ではないので、内面反射だとも言えない・・・。

　参拝を終え、お昼時。食べログなどを見ていても一番目に現れるのはうなぎ屋さん。そういえば前回はお正月なのでお休みだった。でもウナギなら別にここで頂かなくてもと、今回も名物駅弁、栗弁当にした。

　おべんとうを購入後、次の目的地霧島神宮へナビをセット。とりあえずえびの高原経由の最短コースを選んだ・・・・のが間違いの始まり。人吉峠をループ橋で超え、霧島連山に取り付く。

　お山の気配は雪。ナビもチェーン規制を告げている。今回は不覚にもチェーを積んでいない。鹿児島県は南だとタカを食っていた。

　で、あと10kmほどで目的地と言うところで、アイスバーンに捕まり。夏タイヤではこれまで。すごすごと下山。

　高速で迂回し恐らく大丈夫だろうと。余分な時間を食ってしまった。そういえばまだ買い求めたお弁当すら食べていない。相方がブスクレてきた。お腹がすくとご機嫌が悪くなるのは人の常。迂回中の高速SAでお弁当を頂く。

　本来ならこのSAでは霧島連山の雄姿が見られるのだろうけれど、晴天で雲一つないにも関わらず、霞んでいる。とうとう冥途印品のPM2.5がやってきた。先日来の雨も汚い雨で、雨上がりで乾いた車は斑点だらけだ。

　どうにか迂回のかいあって3時、霧島神宮に到着。こちらは10年ぶりくらいか・・。

　去年の初詣は大三島。そちらの神様は大山祇神。今年はその大山祇神の娘の旦那さん。瓊瓊杵尊をお祀りしているお社だ。

　人吉の青井阿蘇神社の素朴さに比べると、こちらは流石の島津藩。やはり財力の違いなのか絢爛豪華な造りではある。

　大社らしく、参拝の列は絶えない。

　余談だけれど、先日宗像大社に詣でた時に厄年の表示があった。普通、還暦までで厄年は終わるはずなのだけれど、ちょっと待てよ、更にその先三順目まで厄年になっている。これって、寿命が延びた事を良いことに、不安を煽り、神社の厄払いお札のプロモーションではないかと勘ぐってしまう。

　もっとも、霧島神宮は還暦で厄年が終わっていたから、良心的？

　ともあれ私メ今年の運勢は八方塞とか、足の違和感はこのせい？