hikobonのブログ一覧

　今日は立春。その名の通り穏やかに晴れた一日だった。ベルQのリコール対策のため、朝一番でデーラーに車を持ち込んだ。作業は1時間ほどで終了。洗車もしてくれたので、大いに助かる。あと頂いた珈琲がもっと美味しければ言うこと無しなのだけれど。

　日本の自動車メーカーがモータースポーツからどんどん撤退している。レース好きにとっては寂しいことなのだろう。金食い虫のモータースポーツから撤退しても、ご時勢だし皆で渡れば赤信号でも怖くは無いのだろう。宣伝効果の費用対効率を考えれば採算が取れていなかったのだろう。引き際を狙っていた所をホンダが引導を渡してくれたので、もっけの幸いとばかり右に倣えしてしまった。

　第一次オイルショックの頃を思い出した。1973年だったと思う。原油価格が第四次中東戦争で跳ね上がり。イスラエル支援国家には禁輸となった。これによりガソリン価格は大幅に高騰し、石油を原料とするすべての製品が暴騰した。インフレの嵐が列島に吹き荒れた。トイレットペーパが無くなると言う風説が流布され、人々は争って買占めに走り、品薄に拍車を掛けた。この風説を広めたのはマスメディアだった。

　その後1979年だったか、排気ガス規制が始まる。これによって各メーカーからスポーツモデルが消え、車のパワーがいっせいにダウンした。当時、モータースポーツ大好き青年だった私の落ち込み具合は相当なものだった。大げさに言えば生きて行く望みもなにも、全くなくなってしまい、虚ろに時を過ごした事を覚えている。
　この頃の日本の各メーカーは必死だったと思う。先進海外メーカーの模倣から脱し、独自の技術を蓄積し、排ガス規制をクリアしつつハイパワーを取り戻した。
　そして1990年、バブル期。この辺りからおかしくなり始めた。見てくればかりの車が幅を利かせ始めた。見えるところにしかコストを掛けない車があふれ出し、初代プリメーラの様なまじめな車は売れなくなり、方針が二転三転した日産は身売りの憂き目に会った。
　バブル期に面白い経験が有る。当時食品の小売店を何店舗か運営していた。その店頭で新製品を売り出したのだけれど、売れない。自分では良心的な価格だったのだが全く売れない。そこで、中身はそのままパッケージだけ少々豪華にして売価を2倍にしてみた。これが売れるのである。ユーザーは何も分かっちゃいない。当然客を舐めてかかる。この悪しき学習が未だ続き、食品偽装などに繋がっているのだろう。

　車の話に戻る。どうも最近の日本車はこのユーザーを舐めきった態度が見受けられる。「この価格ならこの程度でよかろう」どうもこの精神で車作りがされているように思う。
　オイルショックを乗り越え、排ガス規制を乗り切った英知と努力をもう一度我々の前に提示して欲しいものだ。若者が胸躍らせるような車の登場が待たれる。

　写真は宮崎県の高千穂峡。

　今日は節分。鬼さんにとっては受難の日だ。歳の数だけ豆を食べ・・・。蒟蒻と一緒に煮た豆だから食べることが出来た。大阪鮨職人の商魂から始まった恵方巻きなどをほうばった。節分の麗しき作法かそれともただのお調子者か、おそらく後者なのだろう。
　時代と共に風習も変化してくるものだ。

　メディアは盛んに不景気を煽っている。まるで蟻地獄に落ち込んだように負のスパイラルが加速していく。そこまでしても政権を交代させたいのだろうか。いや選挙報道、政局報道をしたいだけではないのか。視聴率の取れるイベントとして期待しているのではないのだろうか。
　仮に選挙があり、政権が交代したとしてもおそらく、政界再編劇を煽りたて、新しいイベントを作り出すのではないだろうか。
　
　誰が持っているのか知らないけれど、日本人はお金持ちなのだ。明日倒産に追い込まれる国ではない。
　金は天下の回り物なのだ、滞らせては値打ちが無い。いい加減不安を煽り、負のスパイラルに落とし込む報道の洪水はやめて欲しい。
　このまま続ければ、広告主の商品も売上が下がり、CM収入激減しメディア自体の存続が許されなくなり、それこそ本物の不景気が始まる事になる。

　鬼さんも頑張っている。今年は豆をぶっつけるのはやめておこう。

　今日は朝から穏やかな天気だ。福岡は晴れている。日差しが温かく、車のヒーターは要らない。
　参議院代表質問の首相の答弁をラジオで聞いていた。ダボス会議から帰ったばかりで、少々張りの無い、原稿丸読みの答弁だった。前回のブログで指摘した「・・・あってました」と言う言い回しは今回は無かった。ちゃんと「ありました」と原稿に忠実に読み上げていたが、さすが昼前になって疲れてきたのか「質問があってました」を3連発していた。ネイティブフクオカンの面目躍如と言う所だろう。

　最近TVを見なくなった。どのチャンネルを見てもクイズとお笑い、情報バラエティーだけだ。面白くもなんとも無い。
　民放のCM収入が激減しているそうだ。当たり前だろう。自らは高給取りで有るにもかかわらず、不況を宣伝し購買力を減退させたのだからスポンサー企業の売上が減り、TVCMどころではない状況に追い込んだ。これってTV局の自業自得というものだろう。

　写真は、太宰府天満宮の梅。

　福岡から神戸六甲の夜景を日帰りで楽しむことが出来る。これは楽しみが増える。ちんたら走りでも片道7時間ほどだ。現在の割引なし料金は、11800円、往復だから23600円。これでは気軽におでかけとはいかない。これが往復2000円は非常に安い。距離は往復1100kmほどだから我がべるQの低燃費を持ってすれば、6000円で走りきる。
　神戸や京都でカフェ巡りも夢ではないし、昔よく走った信州も視野に入ってくる。当然奈良や紀伊半島も近くなる。
　ただ皆がこんな事を考えていたら、5月や9月の連休は大混雑になるだろう事は充分予測できる。この時期には高速道路には近づかないほうが賢明かもしれない。

　などと地図帳を広げながらバーチャルドライブなども一興かと・・・・。
　早いトコ、関連法案を可決して実施してほしいものだ。

　我が家もささやかにお雛様モードに入りました。（写真）