hikobonのブログ一覧

　家内の友人からコンサートのチケットを頂いた。横浜のフェリス出身の彼女も出演するようだ。フェリス女学院創立140周年記念公演らしい。場所は北九州響ホール。
　久しぶりに、デジタルディバイスを経由しない、生音を聞き聴覚がリフレッシュされた。

　開演は2時半、それまでに昼食を済まさなければいけない。まえから一度食べたいと思っていた小倉焼きうどんを食べに行った。小倉の町を歩くのは随分と久しぶりなのだけれど結構、人ではある。焼きうどん発祥のお店「だるま堂」で頂いた。感想はリンク先に書いたけれど。味覚については人それぞれ、昔の給食が懐かしいのと同じ心境か。年寄りには懐かしい味だし、若者には新鮮な味なのかもしれない。

　3連休の中日、薄曇だ。近場の姪の浜にカフェがあることを聞き込んだ。今日は百道の図書館に返本する日、丁度近くなので訪れることにした。
　お店の名は風の庭。住宅街の真ん中にありながら、手入れの行き届いた庭園が売りだ。静かな佇まいの中でのひと時を楽しめる。歩いてこれる距離なら、いいのだが・・・。

　朝から霞みはあるもののお天気は良い。気温もほどほど、絶好のお出かけ日和だった。
しかし、あいにくと、本日はマンション管理組合の会合があった。
築25年近くになるけれど、12世帯の小さなマンションだから住人は殆ど入れ替わっていない。すべてが老人世帯となっている、これではまるでそのまま、老人ケアマンションではないかと・・・。そんな事で、住人のみならず、設備も傷みが出ている。今回は給水パイプの取替えの件だった。

　最近の政府の動きを見ていると、なにやら中国共産党の様にも思えてくる。すべての政策の実行に政府の許可が要るとは、完全に独裁ではないか。確かに強力に政策を推進しようと思えばトップダウンしか無いのだが。
　３０８議席を与えてしまったのも有権者だし、中国と違うところは、一応まともな選挙があるし満身創痍にしろ野党もある。今の所我がマスコミも新華社通信並に政府に肩入れしているけれど、これも時流でどう変化するかわからない。
　暫く様子見しかあるまい。

　写真は白鷺、多分幼鳥だと思われる。この鳥も結構、人様とは適度の距離感を保っているが、田圃や畑に耕運機が入ると、後ろを付いて回り、掘り起こされたミミズをついばんでいる。しかしカラスに比べると、ずーっと控えめではある。

鵲の 渡せる橋に おく霜の しろきを見れば 夜ぞ更けにける

　　　　　大伴家持

　このカササギ、天然記念物なのだけれど、最近福岡でも良く見かけるようになった。以前は佐賀平野辺りが生息地だった。鳩より大きく、カラスより小さい。
　昔、豊臣秀吉の朝鮮出兵の折、九州在住の武将が持ち帰ったのが始まりとも言うが、彼らに国境は無いので半島から渡ってきた個体もあるようだ。

　写真では、お尻を向けている。近づけば離れる、丁度20m程の距離を正確に取っている。程よい距離を人間と取りながら生活しているのだろう。最近のカラスや鳩の厚かましさは目に余る。カササギの人間に対する距離感を見習って欲しい。

　台風は散々暴れまわって過ぎ去って行った。残念な事にお二人亡くなっている。そのうちのお一人は銀杏を拾いに行って、いちょうの枝が風で折れ、それが当たり無くなったと言う。

　私の朝の通勤時間は早い。6時に家を出る。この頃はまだ夜が明けきっていない。ライト点燈で出かけている。片側2車線のいちょう並木を走行するのだけれど、ここの銀杏を拾う人が居るのだ。一人や二人ではない。そのすべてが老婆だ。車道に下りて銀杏を拾っている。早朝だから確かに車の通りは少ないが、それだけにスピードは出ている。
　殆どが、暗い色の服を着ていて、しゃがみこんでいるので発見は非常に遅れる。

　横断歩道を渡らないのも殆ど年寄りだ。どうやら歳を重ねると危険に対して鈍感になるのかもしれない。

　台風や集中豪雨で被害に遭うのも、お年寄りが多い。ちょっと用水路の状態を見てくるとか、塀が壊れたから直すとか、屋根の雨漏りを・・・とか。吹き荒れている最中に野外に出るのも年寄りだ。

　私も年寄り、自戒せねば。