
9月の17日に山梨県の早川町にある“ランドローバーEX”というオートキャンプ場に併設されたオフロードコースで“ボルネオジャングルチャレンジ2006”という競技が開催されて観戦に行った。
その時に出場されていたキャメルトロフィーカラーのディスコに乗るK氏とコ・ドライバーを務めるM氏と知り合いになり、「後日、遊びましょうという。」という事になっていた。
氏達は今年の10月末に開催される“ボルネオ・サファリ2006”に参加されるので練習がてら私のホームコースである相模川の某河川敷にて路外走行遊びをしましょう、というお誘いを頂いた。
自分のブログ見て頂いた様で「台数が多いい方が楽しいので、みんカラの皆さんも是非…。」と言って下さったのだが、当日は本栖湖でマウンテンクルーズがあってそちらに行ってる方、車輌が入院中な方、仕事の方、ヘッドG/K交換中の方と皆、都合が悪く自分だけであった。
しかしながら前日に
M-Yd氏のCRR用のタイヤを組み替え作業する時に、お近くにお住まいの
disco-chouさんもお呼びして初顔合わせしていたのだが、お誘いしてみたらオフ走行は初めてだが参加してみるという事だったので当日、当方自宅近くの国道沿いで待ち合わせをしてK氏とM氏が待つ河川敷に向かった。
そのDisco-chouさんとは数時間前まで一緒に居た様な気がするが…。(笑)
河川敷に到着し、既に到着していたK氏&M氏と合流。
M氏は“エゲつない”90に乗られているらしいのだが先日中央高速道路に動力を伝達する部品を落として来てしまったらしいので現在“ふたつのランド”に入院中との事。
本日は代車のド・ノーマルなディスコ1で来られていたので入り口に置いていく事にして、ムラディスコ、キャメトロディスコ、disco-chouディスコの3台で遊び場に向かう。
生憎の雨模様だが我々にとっては“絶好”の天気ともいえる。
濡れるとロックや玉砂利、テトラやコンクリートブロックは全然グリップしなくなり歯が立たなくなってしまうので小雨のうちにココの河川敷の代表的なアタックスポットを案内しながら渡り歩く。
ここら辺の詳しい内容はdisco-chouさんの
ブログでフォトギャラリー状態でアップされているのでそちらで。
●画像編●
其の①
~入り口編~
其の②
~disco-chou編~
其の③
~ニーバと愉快な仲間達編~
先の“ボルネオ~”は殆どが泥との戦いであるそうなのでこの河川敷で一番シュチュエーションが似ているメインの泥々グチョグチョモーグル地帯で重点的に遊ぶ事に。
以前も“第2回みんカラ、ランドローバー・グループ・オフ会”の時にココを走ったが今回のコンディションの方が厳しそうだ。
土が雨と程よく混ざってとろみが出ている。こねている時のセメントの様な粘度。
先ずは手始めにと短い距離の泥地帯をアタック。
クリアする度に更に難易度が高そうな場所をアタック、と段々練習モードに突入。
しかし、リアにトラデバを装着しているのでアタック前は「あそこまでは行けるな、そっからウィンチ。泥まみれになるから最初にワイヤー少し出しておこうかな。」なんて言っていたがなんだかんだで全て自走でクリア。クルマも程よく“泥パック”されていって美容に良さそうである。(笑)
オフ走行は本日が初めてというdisco-chouさんにココで少し走ってみれば、と促す。
ジェットコースターダウンヒルや鬼ヒルクライムほど度胸も必要ないし、岩系と違って車にダメージも与えにくい。林道など走っていても一番役に立ちそうな技術が習得できそうなのがやはりココの様なモーグルや泥濘地での操作テクニックではなかろうか。
例えスタックしてもウィンチ車だっているのだから安心だし。
いくら練習熱心だとしても単独ではなかなか出来ないから今なら条件は揃っている。
恐る恐る走り出すdisco-chou氏。
弱気な発言と伴にスタートするがサクッとクリア。
自分が所有するクルマに秘められたポテンシャルを知って驚くと同時に嬉しいといった感じが伝わって来る。
そして難易度を徐々に上げていって練習を重ねる。
氏の車輌はジオの215を履いている。
欲張らずにいい選択であると思う。秀逸なランドローバーの後輪縮み側を犠牲にすることも無く充分に動かしてやる事ができるし、性能でもAT的な要素も兼ね備えたジオランダーの性格は氏の使用用途にもぴったりであろう。
キャメトロのK氏が熱心に教育係をしてくれて、更に基本的な部分、タイヤが通るラインを把握する練習にまで立ち返って平地での車輌感覚を養う訓練に移行。本格的である。(焦)
運転席側のタイヤは当然目視できるが助手席側は“感覚”であるからコレを習得できればオフ走行ではかなりの武器になる。
というよりトラデバの無い車輌では“全て”と言っても過言では無いと思う。
練習用に田宮のR/Cカー用のパイロン・マーカーを持ち歩いているのでそれを用いて練習。
この練習は地味だがかなり“効く”。
簡単そうに見えるが初めてやるとその難しさに驚く。
直線で走ってきて左前輪で踏んで走り抜ける、という一番簡単なメニューから始まってマーカー上に止まる、左後輪で、回り込んできてから、等といくらでも難易度が上げられるし別にオフでなくても舗装路でも出来る練習で警察のパトカー乗りもやる訓練だ。
其処に本日は仕事の関係で参加できないと言っていた
らくだMkⅠ氏より入電。
まだ居るのなら向かうとの事なので合流する事に。
練習を重ねながら待っているとブォーン、ブォーンとアクセルを煽りながら近づいてくる太眉毛小型総輪駆動車が。
らくだMkⅠ氏が意表を突いたラダ・ニーバで登場。スローが安定せず回転を上げていないとストールしてしまうという。(苦笑)
Disco-chou氏とらくだMkⅠ氏は初顔合わせ。神奈川支部は着々と勢力拡大だ。(笑)
●本日の被害報告●
キャメトロディス→ マフラータイコ脱落。左リアフェンダー、ベッコリ。
disco-chou氏→ ルーフラック上に積んだ灯油タンクの蓋損傷。灯油にて洗車。油分脱脂完璧ながら火気厳禁車に。危うく“火の車”状態に。(笑)
車輌後方に“危”マーク必要。
ム ラディスコ→ リレーロッド(強化品)、トラックロッド、
右リアラジアスアームがユルーく“弧”を描いた。(泣)
雨も強まり時刻も夕方に差し掛かっているのでお開きに。
しかしながらキャメトロK氏、この泥を一般道に撒き散らして帰れないと洗車を希望。
良識あるオフローダーである。
とかく悪者にされてしまいがちなCCVであるからこういう細かい配慮は必要であろう。
少し離れているがそれなりの深さのある水溜りに“ニーバと愉快な仲間達”の車列が向かっていく。
少々荒れた道で「どうかな?」とミラーを覗くとしっかり付いてきているロシアンホワイト錆々カー。(笑)
かえって藪漕ぎでディスコの方が苦労してしまった。(苦笑)
大きな綺麗な水の水溜りに到着。
乾季のサバンナにスコールの後に出来たオアシスに群がる像やサイの様に水浴びをするディスコ。(笑)
サイドシルより高い水位である。川ッぺりなので玉砂利だ。脱出に手間取って少々焦る。
別にスタックを怖れている訳ではなく、駆動系を長時間、水につけておきたくない。セルモーターだって心配。
キャメトロ号も少し手間取ってエアロッカー・オンで脱出。望むと望まざると散々揉みだしをしたので両車とも下回りの泥まで綺麗に取れた。(苦笑)
ム ラディスコに至っては来た時よりも綺麗なのでは?といった感も有る…。
次回、また遊びましょうと約束してK氏&M氏と別れた。
あたりは薄暗くなって来たがらくだMkⅠ氏は来たばかり。折角遠路からみえたのでここから近くにある自動車整備工具専門店“アスト○・プロダクツ”を案内。
そこで氏はポジドラ購入。流石英国車乗り。(露西亜製に乗っては来ているが…。)
店を出て早く試したいらしく当方のディスコのボンネットを開けさせプラスネジが使われている箇所に買ったばかりのドライバーを当てて「うん、ピッタリ!」とご満悦な様子。
駄菓子屋で買ったプラモデルを店先で組み立てる小学生となんら変わらないのではなかろうか…。(焦)
そのまま当方自宅まで行ってSJ30ジムニーの純正鉄ッチンに6.00下駄を履いた物を4本を進呈。
その前に河川敷の出口でボランティアが集めた不法投棄のゴミの山の中から一本だけ6.00下駄を見つけていたのでちゃんとしたスペアタイヤも確保している。
ノーマルからかなりタイヤサイズが変わるので使用するならスペアも同径にしたいから丁度いい。らくだMkⅠ氏はボランティア清掃にも参加しゴミ集めもしたが、一歩進んでゴミの減量化まで着手しているリサイクル・エコロジーCCV乗りなのであった。。。
にーばクンに更なる戦闘力アップしてもらうことに。
次回、遊ぶ時はジムニーで来ちゃぉーっと。本気モード炸裂でディスコで入っていけない林間コースで対決だ!(笑)