
今月、長野の原村にてL/Rミーティングが行われる。
自分も参加するつもりだ。
しかも各方面からは“みんカラL/Rグループ神奈川支部”単位での参加と認識されてるみたいである。(笑)
実際数台で向かう事になりそうなので同行の皆さんの迷惑になってはいけないのでチョコチョコと整備を始めている。
やらなきゃ.やらなきゃと思っていても面倒でついつい後回しにしてしまいがちな作業もイベントへの参加というのがやる気のカンフル剤となって実行することが多いいのは自分だけでは無いだろう。
今回はフロントのディスクローターとパッドを交換することに。
ムラディスコは中古で購入した時からローターが歪んでいた。
最初はABSの現象かと思ったがあまりにも低い速度帯でも発生するので歪みと目星を付けていたがスノーアタックに行って本当にABSが働いた時に違いが確認できた。
次回パッド交換時にはローター交換も必要だな、と予定に入れておいた。
そのまま乗り続けていたのだが、今からもう一年ぐらい前だろうか?一時期、酷いジャダーに悩まされていた。
60キロを越えてから路面の継ぎ目等でチョットでも衝撃を受けるとフロントのホーシングが尋常ではない揺れ方。。。
窓から右前輪を目視してみると凄いブレ方。転がしたコインが倒れる間際の様な動き…。
困った事に前述のブレーキローターの歪みのせいでブレーキを掛けてゴッゴッっと振動が加わるとそれがキッカケとなってフロントタイヤが分身魔球のようになる。。。
クロカンでは問題ないのだが一般道での移動をこなせないのではSUVとして機能を果たしていない。
ジムニーがそういうクルマになってしまっているのに2台も遊び専用車を所有できる身分では無いのでディスコ君はちゃんと任務を果たしてくれないと困る。
というより任務を全うしていた頃でさえ大飯喰らいなので対費用効果について疑問の声が上がっていたのだからかなり危うい存在になってる。
何とかせねば…。先ずは簡単な所から原因を取り除いて行く。
空気圧
ホイルバランス
トー角調整
ハブベアリングのガタ
パナードロッドボルトの磨耗
タイロッドエンドのガタ
外部から診断出来る所は一通り確認・調整したが何をやっても症状が変わらない。(泣)
ステサリングダンパーは撤去してあるのも出易い原因でもあろうが無くてもちゃんと走ってたのでやはり他の原因があるハズ。
後はキングピンのプリロード、ガタは無かったがハブを分解して
BBをちゃんと確認するしか無さそう…。
しかしながらその間も家族移動用にSUVとして稼動している。
一般道で流れに乗るとジャダーが出る速度帯になることが多いいのでかなり気を使う。
一度出てしまうと25キロぐらいまで落とさないと揺れが収まらない。。。。いつもハザードを出して路肩に寄せて収まったらまた流れに合流するという繰り返しだ。(号泣)
ディスコ存亡の危機なのでとりあえずジャダーのキッカケとなる歪みのあるブレーキローターを交換することに。どうせやろうと思っていたしパッドの残量も少なくなっていた事だし…。
入間にある補給部隊の在庫を確認したらソリッドディスクは“0”。ベンチレーテッドは有った。
自分はノーマルで充分と考えるタイプだが差額も僅かなのでこの際「ま・いいか、、、」とその高級品の方を注文。ベンチレーテッド用のパッドを注文すればローター厚くなった分と相殺されてつじつまが合うのだと勝手に解釈。
L/R教の信者で尚且つ位の高い高僧の方達はこの時点でこの愚か者が犯したチョンボにお気づきであろう…。
部品は相変わらず迅速な対応によって翌日には手元に…。
ローター交換は直接ジャダーを消す為ではなくてジャダーが起きるキッカケを減らす為というあまりにも後ろ向きな対処方法。
やはりジャダーが起きる原因の究明が順当なのでもう一度頭の中をリセットして見落としは無いか洗い直してみる事に…。
この症状の原因の定番、パナードロッドボルトの磨耗は確認したが以前に換えたことがあるのでは?という綺麗さだったので穴の方が長穴になったりしてるのでは仮設を立ててもう再度ボルト抜いて確認。・・・やはりなんでもない。
ボルトを戻そうとした時だ。
「!?」
穴から見えるゴムブッシュのカラーが妙に傾いてる。
ブラケットからロッド自体を外してみるとカラーがコロン・・・・。
両端のアイのブッシュがグズグズ…。
社外の調整式のロッドは両端のブッシュがウレタンっぽい材質。
ヘタってしまっていて穴が広がりカラーは完全にスポスポ。
ジャダーの際にブッシュの中でカラーが暴れたのだろう。熱で溶けてただれたみたいな状態に。
「これかぁ!」
ノーマルに変えたらあっさり完治。ハァー、、、、。
深刻な状況は脱したのでディスクローター交換を先延ばしにしてしていたが最近タイヤ交換の際にパッド残量を確認したら“無い”。(滝汗)
右側のキャリパーのパッドは少ないながらも差し迫ったという感じではなかったが左側を見たら内側のパッドの存在は確認できない。ヤバイヤバイ…。しかし前にスターターモーターのブラシの減り方にもバラ付があったがパッドもとは。精度の問題か?
構造的には特殊な造りではないので至って
普通に終了。しいて言えばプレス機など無いのでローターとハブを分離させるのに大ハンマーを使ったが、叩いて外す時に部品にダメージを与えないようにしてやる事だろう。
真新しいローターが気持ち良い。後はこれまた真新しいパッドを組んだキャリパーを取り付けて片側終了。パッドの面取りまでする丁寧さ。(笑)この後襲い来るトラブルにも気が付かずルンルン気分で鼻歌など歌いながらキャリパーを取り付けようとしたらガッ!・・・。
「え?ガッって何さ?!」
ピストンは戻りきっているのにパッドの隙間が少なくてローターを挟み込むことが出来ない。。。(焦)
違うッ!パッドの隙間が狭いんじゃなくてローターが厚いのだ。
キャリパー本体の逃がしよりローターの方が厚いのだから入る訳が無い。
固まる事数秒、我に返って確認する為に各方面に緊急入電。
CRRの比較的新しい年式に採用されていてその為の補修部品であった事が判明。
色々と教えていただいた補給部隊の部隊長様は不勉強故に間違えてしまった私に対して返品してもいいとの有り難いお言葉。
しかしながら取り付けてしまったし箱も随分前に買った物だから傷んでいて申し訳ない。
怪我の功名ではないがそのCRRのキャリパーを流用できないかと隊長様に相談したところ実に色々なアプローチで可能性を探って頂いた。一番の問題はそのCRRのキャリパーの入手だ。
しかも仮に入手できたとしてもそのままではブレーキラインに不具合が生じるのでディスコ後期の物と二個一すれば使用可能ではないかというお話であった。
さらに110でもベンチレーテッドを使っている車輌が合って
それのキャリパーが使えるのではないかというご提案を頂いた。
しかもこれなら現在有るという。程度の良い品でパッドもかなり残っているというお話。
しかしながら流石軍用車輌、牽引も考えてかピストンも大型でキャリパー本体もひとまわり大きくて重量も相当な物だそうな。
只でさえベンチレーテッドディスクローターで重量増なのだからこれ以上バネ下を増やしたくは無いのでこの選択肢は選べない。
今回はソリッドディスクを注文して対応する事に。
気長にCRRの程度の悪い各安キャリパーが見つかったら実行に移すことに。
ベンチレーテッドにしたからと言って制動力が高まる訳でも無い。有効なのは長時間のブレーキの酷使に対してだろう。
拓海のハチロクと下りでバトルするならば効果を発揮するかも知れないがそんな速度で曲がろうとしたら倒れて崖下だろう、ディスコの場合。(笑)
やってみたいというだけ、只それだけだ。
補給部隊から部品の到着までおとなしく待つ事に。。。。
あーカッコ悪い。。。(照)