
今週のジムニークラブの走行はいつもの河川敷ではなく県内某所にある“★★ロック”と我々が呼んでいる場所。
ココは切り立った崖の斜面に岩が顔を出した場所で急勾配な斜面でのセクションが集合した場所なので、上の方で倒れるとコテンで済まない可能性が高い。
ある下り坂を降りる時にしくじって前転して更にテールゲートを地面にして起き上がった後、助手席側に倒れてグシャグシャになりボディ廃車になったメンバーも居る。
その時に居合わせたメンバーは
「サムライだったら死んでた。」
という程に酷い潰れ方だったらしい…。(滝汗)
大体、後にその場所を見てみたらもう垂直に近くて“降りる”んじゃ無くて“落ちる”場所だし。。。(滝汗)
ココ、★★ロックはそんな場所だらけのジムニー乗りにとってはワンダーランドなのである。(笑)
その★★ロックに最初に連れて行って貰った時は「本当に此処を車が走るのか?」というのが正直な感想でかなりビビったものだ。
まぁでも、かなり横幅が広く何本もラインがあるのでレベル別に挑戦できる。だがどのラインも流石にノーマル車では中腹位までしか行けないだろう。
今日は久々の★★ロックだと言うので緊張混じりの期待でイッパイだ。
最近ジムニーでの走りがオチャラケ系であまり気合が入っていなかったが先月辺りから少し本気モードを取り戻しつつある。
しかしながら金銭的理由にて車輌にモデファイは加えられない。
相変わらずそれなりのタイヤを履いて差動装置を殺してバネとショックを変えただけの仕様だ。
前回クリアできなかった場所も人間側で何とか対処するしかない。
人間側といっても“トツゲキ”で解決するしかないのだが…。(泣)
途中ガソリンスタンドに寄ったが倒れる事を予想して半分だけ補給。(苦笑)
着いてみたら遅れ気味だったのに先客は2台だけ。
どうやら★★ロックに備えてギア比の低いトランスファーに換装してから来るメンバーがいてメンバー数人が手伝っているみたいだ。作業を終えてコッチに向かってるらしい。流石ミンナもココを走る時は気合入るみたいだ。。。(笑)
久々に走ってみたらかなり変わってしまってる。土砂崩れで一本は埋まってしまっていた。地中がえぐれた状態の崖は頭上にオーバーハングしていて何時崩れても不思議じゃない状態。かなり危険な場所で遊んでるんだなぁ…。(滝汗)
荷物を全て降ろしてドアも外す。
本当はフロントウィンドウも外すつもりだったが雨が降り始めていたので土砂降りになった時を考えてドアだけ。
愛犬クッキーも下ろしてアタック開始。
かなりの勾配なので長時間傾いてると段々三半規管がやられて傾きが自覚しにくくなってくる。
そんな時にチョット無理をすると簡単にコテンしてしまう。
一段上の岩に乗ろうとやっとこさ前輪を掛ける。
後輪が当たる前にリアリーフのピボットやフレームが当たるので左右ラインをずらして探ってみるがそんな都合の良いラインなんて無かった。(焦)
しょうがないので前輪が落ちるギリギリまで下がって勢いを付けてブツけるのを覚悟で短い距離でのフルダッシュ。
いわゆる“トツゲキ”だ。
しくじると谷側に流れる。結構怖い。。。(滝汗)
踏ん張って留まったがラインが変わってしまっている。
身動きできないほど狭い場所なので20センチ程後輪のラインを補正するだけで何回となく切り替えしを繰り返さなければならない。
P/S無しでジオランダーの215の空気圧が0.7ぐらい。しかもグリップの良い岩が相手だと本当に重たい。。。。
汗をかいて暑い。まぁ、こうなるのは解っているので下に荷物を降ろした場所にジャンバーも脱いで来てあったのだがそれでもまだ暑い。クロカンも完全にスポーツだ。
この静かな山間の静寂を打ち破るジムニー達のエキゾーストノート。
あちらこちらでアタックが始まりヘッドライトが光の線を描いている。
あたかもレーザー光線の様に上に、下に、縦横無尽な方向に伸びて行っている。
我々の所業がきっと山の神の眠りを妨げてしまい逆鱗に触れてしまったのだろう。
山神様は怒りを静めるのに“生贄”を欲されたようである。
その白羽の矢はあるメンバーの白いJA11Cに立ったようである。
難易度の高い、岩のテーブルに乗る事が出来たそのJA11は下りに入った瞬間に“捧げ”られてしまった。(画像参照)
一瞬の事で何が何だか解らない内に倒れてしまったそうだ。自分も下で見ていたのだが一瞬目を離して「あっ!!」っという声が聞こえたと思ったら“バキッ”っという音とともに既に倒れていてビックリ。
しかし木に引っ掛かったから下まで落ちて来なかったが木がなかったら只では済まなそうな高さ。ラッキーだったと呼んでもいい様な場所での転倒。
困ったのはレスキュー。
木に寄りかかっていて押し辛い態勢。一応やってみたがなかなか戻らない。
なのでフレームにツリートランクプロテクターを掛けて数人で引張って元に戻す作戦に変更。
だが人数は沢山居るが狭い場所なので車が戻ったら人の立ってるスペースが確保できない。難しい場所でのレスキュー劇になってしまった。
しかも給油口側に倒れているのでガソリンはダダ漏れ中。
しょうがないので長いツリートランクを岩に引っ掛けて引く方向を変えて下から車輌で引いてみる。滑車やスナッチを使用しての引張りでないので滑って岩からツリートランクが外れてしまい周囲の人間にも危険が及んだりしたが何度目かの挑戦で
成功。
エンジンも掛かったので自走で降りて来れた。ヨカッタヨカッタ。
自分も同じ場所をアタック。登りきった狭い場所で、先のJA11の二の舞にならないように丁寧に切り返しして無事成功。
その他、どうしても登れなかった場所に再度挑戦したがはじかれ続けて何度も切り返しを余儀なくされて腕がパンパン。
人間がダウン。集中力も持続できなくなってきたのでアタック中止。
今日はこれまでかな。
筋肉痛になるな、こりゃ。…。(苦笑)
へたってきたリーフを何とかしないと“トツゲキ”に頼りすぎてて車体に与えるダメージが大きい。
現在使用中の○○○ー○ー○の○○ー○サスペンションもいい動きをする柔らかいバネだと思うが“美味しい”時期が短かかった気がする。
そういった意味では○○○の○○○ちゃんと似ているのかも。
性格も似てるからやっぱり同じ様な特性になってしまうのかな…。
左右入れ換えるなり、増してやるなりして対処しないと現状では殆どノーマル車高だし…。(泣)
●画像●
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Rock'n Roll・画像編~