
10月の14~15日に掛けて長野県の原村にて行われたJLRC主催の“ランドローヴァーミーティング”に参加してきた。
年2回行われるもので全国各地の会員さん達が集まる場らしい。
自分は会員では無いが今回ゲスト参加してきた。
最近、認知度が高まりつつある“みんカラ ランドローバー・グループ神奈川支部”(笑)のメンバーであるM-Yd氏、らくだMkⅠ氏、と自分(ム ラ)と最近登録ながらも一番勢いのあるdisco-chou氏も今回参加表明。4台で向かう事に。
初参加の緊張はあるが神奈川支部での参加であるということが追い風となって一歩を踏み出すことが出来た。
実は前回、春のミーティング時もM-Yd氏と誘い合わせて参加する段取りだったが都合が悪くなって実行に至らなかった。
しかし参加した方のブログ等で当日の様子を知って後悔しきり。やっぱり行きたかったなぁ、と。
なので今回はリベンジという意味合いも有った。
前日に参加メンバーと連絡を取り合い食事のメニューや役割等もおぼろげながらも事前に決めて後は当日を迎えるばかりのハズだった!?
しかし、前夜の夜にM-Yd氏から携帯にメールが…。
Disco-chou氏が行けなくなってしまったみたいだという情報。驚いていると当の本人からも追っかけ連絡が届いた。
なんでも数日前の氏のブログに書いてあった、割れた(ひびの入った)フロントガラスに関係する内容であった。
今回のミーティングへの参加に備えてフロントガラス交換をする為にグラスを調達。
業者に持ち込んで交換作業を依頼したところ流石に旧ガラスは派手にひびが入っていたので外し作業中に割れた模様。
そして今回取り付ける完品ガラスを取り付けようとしたところ車輌に当ててみたら形状が違う…。ということだそうだ。
古いガラスに戻す事も出来ず万事休す、お手上げ出そうだ。
本人はへルメットを被って、というところまで検討したみたいだが(道交法違反です!)少し冷静になったのだろう、今回は勇気ある断念を決意した様子。
メールの文面から気丈さを装いつつも落胆ぶりは隠せない様子。いつものハイテンションさが微塵も無い“普通”のメールであったことが氏の心境を察するに余りあるものであった…。
事前での参加に掛ける意気込みは神奈川支部員の中でもダントツだっただけに慰めの言葉が見つからない…。(焦)
さて車輌トラブルは対岸の火事では無いので自分のム ラディスコも点検整備。エンジンオイルもいい機会なので交換。オイルフィルターも先日頂いた物が有るので交換。
各油糧のチェック、ブレーキのタッチがイマイチ気に入らず、念の為に再エア抜き等を済ましてからフロント足回りのチェックに移る。
やはりロッド類の曲がりが気になるので交換作業に取り掛かろうとしたがタイロッドエンドプーラーが見つからない。
保管場所が備え付けの工具箱から車載装備に配置転換になりアッチコッチに置かれてるうちに失念。
其処に来て娘の習い事の送迎に行く時間になってしまい保留のまま迎えに。
そんな時に限って子供の制服紛失等のトラブルがあり思わぬタイムロス。とんぼ返りで作業再開のハズが食事の時間になってしまい家内をピックアップしてファミレスにて夕食。
作業は出発当日に持ち越し。お陰で集合時間に遅刻。スミマセン…。
当方の自宅近くのコンビニでM-Yd氏と待ち合わせ。合流してから相模湖I.C.から中央高速で原村を目指す事に。
周囲から神奈川支部と認識されているらくだMkⅠ氏だが実は氏は東京都民。中央高速道には八王子からのアクセスなので談合坂S.A.にて待ち合わせる段取り。
高速を走る銀ディスコと白CRR。趣向が違う2台。
手の入れられたエンジンルームとマニュアルミッションは外観からは知る事が出来ないので控えめで上品な外装のM-Yd氏のCRRと、自分の少々やんちゃが過ぎて絆創膏痕があるム ラディスコの2台がつるんで走ってるようには傍からは認識されにくいようだ。
らくだMkⅠ氏と合流してからの3台での走行では明確になったらしく現行の黒レンジが我々の方を見ながら抜いていった。
インターを降りてから原村の会場を目指す。白樺の並木道を走っているとココが諏訪地方であることを感じさせてくれてツーリングムードが高まる。
「disco-chouさん、来れたらよかったのに…。」としみじみ感じた。
そっけない“ランドローヴァー・ミーティング会場”という看板の脇を抜けるとそこかしこに停まったL/R車達が目に入る。
しかし良くある旧車ミーティングやカスタム車の集まりと違って飾り立ててるわけでもないので自己主張していない各車がヒッソリと佇んでいるだけである。
その脇でオーナー達が設営や食事準備、夕食までのひと時をやったりと談笑して過ごされている。クルマ好きでない人が見たら普通のオートキャプ場で見る光景との違いを見出す事は出来ないかも知れない。
見慣れた車輌も既に到着している。
空いてるスペースに神奈川組も設営開始。
買出し班と設営班に分かれて“長くて濃い夜”を迎える準備に取り掛かる。(笑)
何回か行動を伴にしてるのでお互いの人柄が分かっているのと、それぞれが野外活動に長けていることもあって自然と役割分担に別れて手際よく進むのであっという間に準備完了。
寒い事は充分に予想できたので夜のメニューはキムチ鍋という予定にしてあったのだがコレが大正解。
M-Yd氏はアルコールも進む。3.5V8並みの燃費だが油種を問わないのが利点か。(笑)
コメも炊いて食したのでかなりガッツリした夕食になってしまった。こういうシュチェーションでは火の回りで焼き物でもを食べながらチビチビとマッタリやった方がよかったかも…。
食事が終わったのでらくだMkⅠ氏が持ち込んだ薪ストーブの周りで暖を取りながらの会話。
その節々に「disco-chouさん残念だったねぇ。」という感想。
それほどdisco-chouさんが好きそうなシュチュエーションだったという事である。(苦笑)
其処に「○○さーん、○○さーん(LRS2V8さんの事)」と女性衛生兵が参謀本部から伝令を伝えにやって来た。
「みんカラの神奈川小隊のトコに居るから本部まで連行してくるように」と命を受けたそうな。
やはり戦場では情報が混乱する様である、実際には後方支援活動中でコチラにはまだ到着していないのに…。(笑)
到着は明日の予定であると伝えた。
本部テントからにお招き頂いき(召集ではない。)遠慮なくお邪魔させて頂いた。
本部テントは流石に我々の吹きっさらしのタープとは違い、全面シートに覆われていて中は暖かい。本来なら高級将校しか立ち入れないかの様な快適な空間。照明、食料、アルコールが充実していていかにも参謀本部といった様子。
中におられる方々も流石に早々たるメンバーがお集まりで様々な内容の会話で盛り上がっておられた。
そんな中の来訪でも快く会話に加えて頂いた。
クルマ関係の会話は勿論の事、他方面の話題も豊富で一つの事に長けている方は何事に関しても詳しくて横で聞いているだけでも興味深いものばかりだ。
医療からシモの話までカヴァーする幅の広さには驚きを隠せない。
しかし長距離の移動の疲れとアルコールの最強タッグの前には適わず時折睡魔が襲ってくる。
そんな時間なのにこの時間から到着し、来訪される方って一体…。(焦)
明日の方が“濃い”のは充分予想できたのでココは勇気ある撤退。お先させて頂くことに。
神奈川組は各自のテントに潜り込み、明日に備えて眠りに付いた。
比較的参謀本部の近くに幕営地を構えたので暫く中から聞こえてくる会話を聞きながら「なんてタフな人達なのだろう。」と思っているうちに強烈な眠気のお陰で寒さと格闘することなく睡眠できたのが幸いだったと翌朝気付くことに成る。
つづく…。