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Kamome1953のブログ一覧

2016年08月27日 イイね!

夏休み自由研究 2016 ~海のいきもの編~

夏休み自由研究 2016 ~海のいきもの編~
 メダルラッシュに沸いたリオオリンピックも終わってしまいましたね。
 Kamomeは、連日連夜の熱戦で寝不足の毎日・・・。
 とてもブログなんか書くどころではありませんでした (^_^;)


 ようやく落ち着いたので、宿題の?夏休みレポートをUPさせていただきますね。



 先月下旬、久々のダイビングツアーで南の島へ現実逃避~
 訪れたのは、今や我がホームとも言える沖縄 慶良間諸島の渡嘉敷島です。

 昨年も同時期に予定していたところ、台風であえなくキャンセル (>_<)
 1号発生が7月という異常事態の今年は、何の心配もなく楽しんで来ましたよん (^_^)v





 渡嘉敷島へは、那覇泊港から高速船で僅か30分。







 島の西側に位置する阿波連(アハレン)ビーチは人気の海水浴場で、近年外国人の姿が目立ちます。







 ビーチの対岸にある無人島ハナレ。
 ここには渡嘉敷島屈指の美しいダイビングポイントがあります。








 快晴のもと、ファーストダイブへ向けボート上で心も躍る~






 船べりの波しぶきも輝いていましたよん (^○^)








 モクモクの夏雲に気分も最高潮!








 ところで、私の水中撮影のメイン機材は未だフィルムカメラです。

 NikonosRS+対角線魚眼レンズに、水中ストロボ2灯という自称「タカアシガニ」仕様。
 水中とは言え非常に重いので、浮力を稼ぐためにJUNON製フロートを装着のうえ、ストロボアームもフロートタイプを使用しています。





 NikonosRSは、1992年に発売されたジウジアーロデザインによる世界唯一の水中専用AF一眼レフカメラです。
 100m防水を誇り、発売当初は海外への持ち出し制限があるココム規制品でした。
 しかしながら、後継機もなく僅か4年で突然生産が打ち切られ、一時は中古品が新品価格を上回る幻のカメラとも呼ばれていました。

 AFと言っても僅か中央1点のフォーカスポイントしかない20年近くも昔のカメラを、なぜ後生大事に使っているのか?
 それは、R-UW AF Fisheye-Nikkor 13mmF2.8という名玉いや凄玉レンズに尽きます。
 私の知る限り、これを凌ぐ水中写真用ワイドレンズは未だに存在しないと思われます。

 現在は陸上用デジカメを防水ハウジングに入れて使用するのが主流(というか他に選択肢がほぼない)ですが、この場合、超広角レンズではどうしてもある程度は画面周辺に流れや歪みが目立ってきます。
 その点、このレンズは水中専用設計で各収差が良好に補正されているので、極めて鮮明かつシャープ。
 おまけに最短撮影距離が驚きの14cmですから、レンズのほんの少し前までピントが合います。

 既にニコンの修理受付も終了し、故障や水没の恐怖に怯えながらも、壊れるまで使い続ける覚悟なんです!





 m(__)m 何時もの悪い癖で前置きが長くなりました。


 というわけで、これからご覧いただくのはサブのコンデジで撮ったモノ。
 画質はかなり残念なので、けっして拡大して見てはいけませんぜ、旦那 (^_^;)
 ぶっちゃけ相当レタッチ入れてますが、今はやりの?厚化粧ということでお見逃しを~。




 トップバッターは、「ファインディング ドリー」公開記念としてドリーことナンヨウハギをご紹介。
 小さすぎて、ごめんなさい。。。






 お詫びに、お友達のニモはアップで







 青組推奨! 浅場のサンゴ礁に群れるデバスズメダイ。







 体が透けて見えるスカシテンジクダイも大群をつくります。







 サンゴの根に群がる小魚の楽園。
 まさに慶良間らしい癒しの光景は、何年通っても見飽きることがありません。








 ここで一度浮上して、初日に出会った島の夕景をご覧下さい。

 なお、撮影はiphoneです。
 ダイビング及び水中撮影機材で30kg超となり、とても陸用一眼レフ機材まで持っていく根性がありません (―_―)!!




 刻々と彩りを変えるマジックアワーに心奪われました























 さて、次は少し視点を変えて、魚たちの表情などをご覧いただきます。



 先ずは砂地に巣穴をつくるオトメハゼのペア。







 スカシテンジクダイ同様に、体が透けて見えるガラスハゼ。
 こういう細長いムチカラマツの中をよく探すと見つかります。







 分かりにくいですが、体調1cmくらいのナデシコカクレエビです。
 老眼が進み、撮影時はほとんど見えておらずカメラ任せで撮りました (^_^;)








 小さなオブジェのようなエダサンゴを囲むアサドスズメダイ(かな?)  







 ソフトコーラもやっぱりブルー系が好みなんです









 砂場で体長30cmくらいのモンダルマガレイを見つけました。






 岩場に着くと一瞬で体色を変えます。もちろん同じ個体ですよ。






 不敵な横顔が魅力的~ (^○^)











 続いては、Kamome一押しスポットであるトカシク湾内をご案内しますね。



 この日もドピーカン!







 船上から見える美しい水底に、もうテンションMAXです!









 トカシク湾内には深場の海人(ウミンチュ)と浅場のビーチの二つのスポットがありますが、先ずは深場から。




 美しい白砂と30m以上の透明度の中を、ガイドさんに続き水深25m付近まで潜航します。







 ストロボを使用していないので発色がイマイチですが、ヨスジフエダイの黄色がブルーに映えます。







 この魚は、ストロボを焚くとお腹がハレーションを起しがちで結構難しいんですよね。








 砂地の小さなサンゴに根付くスズメダイたち。
 ずっと眺めていたいのですが、深場ではそうもいきません。











 次は渡嘉敷島のハイライト!
 浅場のトカシクビーチです。








 水深5m水温30℃のストレスフリーな海の底。
 降り注ぐ陽光が白砂に煌めく光景は、至福の時間でした~ O(≧∇≦)O








 中層を泳いでいると自分の影が水底に。








 見上げると、水面に夏雲が揺らめいています








 そして、気付けば青組好みのデバスズメの舞の中に。
 ダイバーズハイの極みでございますよ (*^。^*)











 別のある日には、ウミガメさんにも出会いました






 更に!
 お! なんだなんだ?





 カメさんが刺さってる???




 全く人怖じしないタイマイが、サンゴの棚に首を突っ込んでお食事中でした (^_^;)







 一方、ケーブ(洞窟)ダイブは冒険心を擽られます。





 洞窟内に住むハタンポの群れが、形を変えながら乱舞する姿は見惚れる神々しさ。






 画質が残念ですが、雰囲気は伝わりましたでしょうか?
 因みにフィルムの方は、光量不足でほぼ全滅でした。







 締めにもう一度、フィッシュシャワーを浴びて下さいね~ (^^♪



















 全ダイビング終了後、機材を洗いカメラをバラし終わると、一番のリラックスタイムがやって来ます。
 夕食後は、浜辺をお散歩










 綺麗な飛行機雲が出ていました。








 対岸の慶留間島&阿嘉島へ沈む夕陽。















 充実した時間を過ごせた満足感が、さざ波とともに押し寄せてきましたよん (^O^)/







 沖縄ツアーでは、搭乗前に那覇空港1階の端っこにある空港食堂がKamomeの定番。

 ここはパイロットやCAさん、整備士さんたちも利用する穴場で上階のレストランよりリーズナブルなんです。

 ソーキソバを美味しくいただきました~
 (^_-)-☆ 





 皆さんも楽しい夏休みを過ごされましたか?
 それでは、また近いうちに!
  (^^)/~~~




Posted at 2016/08/28 00:51:31 | コメント(5) | トラックバック(0) | 旅行/地域
2016年07月14日 イイね!

梅雨時のブラリ旅 ~南アルプス酔いどれ編~

梅雨時のブラリ旅 ~南アルプス酔いどれ編~
 少々時間が経ってしまいましたが、先月中旬、山梨県へ遠征しました♪
 首都圏在住者なら、誰もが慄く休日の中央道方面!
 (( ;゚Д゚))ブルブル

 でも、鉄道なら安心だぁ~ (^_-)-☆



 お前のブログは、最近いつもクルマじゃないな・・・と言うなかれ。
 今回はど~~~してもクルマは使えない理由があったんです。



 中央本線の特急あずさで降り立ったのは、小淵沢駅。
 1970年に発売された「高原野菜とカツの弁当」は、日本で初めて生野菜の入った人気駅弁で私も大ファンなのですが、今回の目的はソレではありません。

 昨年、小海線全通80周年記念で登場したキハ110の国鉄急行色を撮りに来た・・・ワケでもありません (^_^;)









 駅前から無料シャトルバスに乗り15分で到着。









 森の小路を散策です。







 梅雨の最中とあって、天気はイマイチでしたが若葉の緑を楽しみました







 名前は分かりませんが、魅力的な花も (^^♪
















 5分ほどで目的地に! もうお分かりですね。
 サントリー白州蒸留所ですよ (^_^)v







 昨年はニッカの北海道余市蒸留所を訪ねましたが、とても感銘を受けかつ楽しかったので、今回は近場の白州に行ってみることに。
 せっかくの機会なので、製造工程とともにシングルモルト「白州」の構成原酒(非売品)をテイスティングできるという有料(1,000円税込)見学ツアーを予約したんです
 昨年からのマッサンブームやハイボール人気で、ニッカもサントリーも品薄なうえ、工場見学も大人気なようです。
  見学ツアーに限らず、レストランやお土産を買うための入場も予約がないと入れないこともあるとか。




 さて、ツアーの集合場所はウイスキー博物館でした。
 サントリーはもちろんウイスキーの歴史に関する展示があります。








 展望室からは、南アルプスの雄大な景色が望めます。
 雪の季節に見てみたいですね









 美人ガイドさんに引率され、20人程で80分のツアーが始まりました。
 先ずは、モルトの原料となる大麦。






 ピーテッド麦芽のスモーキーフレーバーも嗅いでみたりします。








 巨大な仕込み漕。
 麦芽を砕いて温水とともに仕込み漕へ入れ、デンプンを糖化させて麦汁をつくります。
 (※白州蒸留所公式HPを参照のうえ、記載しています)








 麦汁に酵母を加えて発酵させる木桶発酵槽。






 発酵槽の中で麦汁が泡立っているのが見えました。










 ポットスチルと呼ばれる蒸留釜がずらりと並ぶ心臓部。
 発酵過程で生まれたもろみは2回蒸留しますが、左側が初溜用、右側が再溜用だそうです。
 一番手前左のポットスチルの首の部分に窓があり、沸騰した液体が見えました








 まさにキャッチコピーの「森の蒸留所」を体現するかのような荘厳な光景です。









 製造工程最後の見学は、ウイスキーが熟成の眠りにつく貯蔵庫。
 余市では、石造りの歴史を感じさせる味のある建物でしたが、ちょっと体育館みたいです。







 内部は、2段積みだった余市とは全く違っていました。







 巨大な規模に驚ろかされます。

















 さて、見学後のお楽しみは、もちろん試飲
 ガイドさんが非売品のホワイトオーク樽原酒・ライトリーピーテッド原酒の味わいの解説や、シングルモルト白州の美味しいハイボールの作り方を教えてくれます (^○^)









 白状すると、昨年までハイボールなんて邪道だと思っていたんです (^_^;)
 ところが、或る時半信半疑でオーダーした山崎12年ハイボールが美味しかった!

 蒸留所巡りなんかしているので、Kamomeは大酒飲みだと思われているかもしれませんが、実は弱いんです。
 お酒は好きですし美味しいとは思いますが、量は飲めずに赤くなる体質の小酒飲み。
 この体質は気を付けないと食道ガンのリスクが高いそうなので、できるだけストレートやロックは控えたいところ。
 そこで出会ったハイボールにハマり、今では炭酸水を箱買いしています (^_-)-☆



 白州の仕込水でもある「南アルプス天然水」は、同じ敷地内に工場があります。
 そのスパークリングで割るので、もちろん相性は完璧!
 「森香るウイスキー」を美しいグリーンのグラスに入れてミントを加えれば、見た目も爽やかなハイボールが出来上がり










 ツアー後のレストランで昼食時には、すっかりいい気分に出来上がっていましたよん (^○^)

 ココは、9月のECJ全国オフ会場からも近いですから、参加される方は訪れてみてはいかがですか?
 もちろん試飲を我慢できる方か、他にドライバーを用意できる方限定ですが。





 お土産はコチラ。
 余市の様な蒸留所限定酒はありませんでした。

 試飲で使用したタンブラーとシングルモルト白州のミニボトルに、使用済みの樽材で作ったコースター&マドラーセット。父の日仕様かな。








 なんとボトルは、シリアルナンバー入りです。
 この緑のタンブラーで白州を飲むと、刷り込まれた森の爽やかなイメージが増幅されて美味しく感じるんですよね。
 サントリーに洗脳された感じですが、さすがに広告戦略が緻密ですわ (^_^;)






 さて、次は山崎か仙台宮城峡か。
 必ず行くつもりですので、その際はまたレポートしますね

 (^O^)/


Posted at 2016/07/14 02:05:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | 旅行/地域
2016年06月28日 イイね!

京都小景 青蓮院×Kamome

京都小景 青蓮院&#215;Kamome

 前回は鉄博でドッぷり鉄分を補給し満腹~ (^_-)-☆

 腹ごなしに? 翌朝は朝食前にお散歩に出かけました
 とは言え、撮影機材フル装備でしたが (^_^;)






 向かったのは、ホテルから徒歩10分ほどの膏薬辻子(こうやくのずし)
 それってナニ??? 私と同じく思われた皆さんは、案内板をご覧下さいね。







 実は、たまたまホテルで無料配布された新聞で紹介されていて、近くなので行ってみることにしたんです。





 大きな四条通から一歩足を踏み入れると、京の町屋の風情が色濃く残る静かな空間へ。









 通りを彩る植木鉢のお花も、目を楽しませてくれます。

















 四条通から綾小路通までは、5分もかかりません。
 因みに、袋小路になっているものを「路地」、通り抜けられるものを「辻子」と呼ぶそうですよ。










 紫陽花が、近づく雨の季節の到来を告げているようでした。











 さて、この日は午後の新幹線までに、もうひとつ寄りたいところがありました。
 昨秋、荘厳なライトアップに感激した青蓮院です。

 【ライトアップのエントリ】 https://minkara.carview.co.jp/userid/1829227/blog/m201512/



 青蓮院には天然記念物の見事な楠があるので、新緑の季節に訪問したかったんですよね。
 楠は九州辺りでもよく見かけますが、若葉が美しく大好きなんです




 門前の巨木は圧倒的な迫力!

















 時間がなければ、ココだけ見て帰っても十分価値がありますよ。



















 ゆっくりと静謐な時間が流れています。


















 陽だまりの中で輝く苔の緑が目に沁みます。









 こちらは楠とのコラボ。










 はい、やっぱり屋根フェチ全開~ (^_^;)

















 しばし、巨木が織りなすグリーンワールドをお楽しみ下さい
























 青蓮院には、青不動と称される国宝「絹本着色 青不動明王二童子像」が平安時代より秘仏として伝わっており、現在は飛地境内の将軍塚青龍殿に祀られています。
 園城寺(三井寺)の黄不動、高野山明王院の赤不動とともに三不動と呼ばれているそうですが、どうりで青組のKamomeが青蓮院に魅かれてしまうのも納得ですね (^^♪








 ここは拝観者も少なく、とても心安らぐ一時を過ごすことが出来ました。
 祇園の八坂神社からも徒歩圏内ですから、機会があれば是非一度ご訪問されてみて下さいね


Posted at 2016/06/28 21:56:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅行/地域
2016年06月21日 イイね!

Kamome 聖地を行く

Kamome 聖地を行く

 ここのところ少し忙しく、久々のUPです! 

 先月下旬、タイトな日程でしたが京都で仕事が入りました。
そうなると、Kamomeとしては行かねばならないところが

 大阪にあった交通科学博物館と梅小路蒸気機関車館が統合するかたちで、4月29日グランドオープンした京都鉄道博物館です (^_^)v



 梅小路蒸気機関車館は、高校時代にさんざん通った馴染みの場所。
 SLファンの聖地ですよ~ (^○^)
 展示車両も増えたということで、オープンを心待ちにしていたんです

 今回は、そんな常連だったKamomeが皆さんに鉄博の見所や魅力を分かりやすくご紹介し、ご家族でお出かけになられた際などにお役立ていただく・・・という内容には全くなっておりません (^_-)
 ニッチでフェチでマニアックな話題と写真満載でお届けしますので、花の写真をご覧になりたかった方やお時間に余裕のない方は、遠慮なくスルーして下さいね (^_^;)
 ま、写真だけでも見ていただければ嬉しいのですが。。。



 京都駅から市バスの急行便で約10分。バスを降り、通いなれた山陰本線高架下をエントランスへ向かって歩いて行くと、先ずは公園の木陰に京都市電を発見!
 私は市電全廃に際し京都駅前で最終列車を見送っており、この車両も現役時代に撮影しているんです。

 懐かしいなぁ~ O(≧∇≦)O









 さあ! いよいよ新設されたエントランスです。
 GWも終わった平日にもかかわらず、ひっきりなしに来場者がやって来る盛況ぶり。








 プロムナードでは、栄光の特急牽引機C62、湘南電車の元祖80系、初代新幹線0系がお出迎え。






 エントランス入場直後にC62の展示があるのは、名古屋のリニア・鉄道館と同じですね。



 ここでシロクニことC62について、少しだけ?語らせて下さい m(__)m

 C62は、終戦後の1948年に誕生した国鉄最大・最速・最強の旅客用蒸気機関車です。東海道・山陽本線をはじめとする幹線で特急や急行を牽引したスター機関車で、国鉄黄金時代に君臨した鉄路の王者と言っても過言ではありません。

 SLの代名詞ともなっているD51が1,115両も生産され全国に180両近く保存されたのに対し、C62の生産台数は49両に過ぎず保存車は僅かに5両のみ。
 そんな貴重なC62が、ココにはなんと3両もあるんですよ!



 では、順番にご紹介しましょう
 プロムナードに展示されているのは、交通科学博物館からのコンバート組の26号機。
 綺麗に塗装されていますが、後で紹介する1号機・2号機に比べると、よそ行きの表情ですね。





 私は、26号機はJR東日本へ譲渡されるのではないかと予想していました。

 現存5両の保存機のうち、なんと!26号機・1号機・2号機がJR西日本管轄のここ京都鉄道博物館に収蔵されています。
 あとは、函館本線で活躍した3号機がJR北海道苗穂工場に保管、129kmの狭軌鉄道における蒸気機関車世界速度記録ホルダーの17号機がJR東海のリニア・鉄道館で展示されています。

 超大型のC62は四国と九州では運用がなく、東北・常磐本線の特急はつかり・ゆうづる等で活躍したJR東日本管内には保存機がありません。
 数年前、JR西日本は研修センターで保存していた0系新幹線を大宮の鉄道博物館へ譲渡した実績もあるので、今回も1両譲るのでは?と思っていたのですが。
 そうなれば、動態復元に熱心なJR東日本だけに、現役復帰も期待していたんですけどねぇ (^_^;)



 続いては、1号機です。
 26号機より塗装は傷んでいますが、むしろ現役機の雰囲気があります。





 もともと梅小路蒸気機関車館の保存機選定においては、若番を優先としていたそうで、C55、C57、C58、D51は1号機が保存されています。

 本機は比較的廃車が早かったのですが、栄えあるC62の1号機として保存を前提に保管されていましたが、最終的に2号機が選ばれました。
 当時現役の2号機がSL界のスーパースターだったからとか、1号機の状態が悪かったからとか、諸説あります。
 その後、1号機は広島鉄道学園で保存展示されましたが、同園の閉鎖に伴い1994年に梅小路入りしました。



 最後にご紹介するのが、今も蒸気機関車の千両役者として人気の2号機です。
 1号機よりも更に生々しい臨場感に溢れているのも当然で、この日は火を落としていましたが動態保存機、つまり生きている機関車ですから。







 2号機を大スターに押し上げたのが、このデフ(除煙板)に燦然と輝く特急つばめ牽引機の証であるスワローエンジェルでした。






 今年3月には北海道新幹線の開業で、ついにJRから定期急行列車が消滅し、特急なんて今では掃いて捨てるほどの珍しくもない存在に過ぎません。
 しかし、戦後C62が誕生した当初、国鉄に何本特急があったかご存知でしょうか?
 東海道本線東京~大阪間を結ぶ「つばめ」と「はと」以上。
 断っておきますが、つばめ2号とか3号とかはなく、上りと下りの1往復のみで、まさに文字通りの「特別な急行」だったんですね。

 かつてのプロ野球球団名「国鉄スワローズ」が象徴するように「つばめ」は、戦前から使われた伝統ある特急名で、歌舞伎の市川団十郎みたいな大名跡です。
 現在は、鹿児島本線の特急を経て九州内を走る新幹線名となっていますが、使用するにあたりJR九州はJR各社に承認を打診したとか。

 そんな栄光の歴史を背負う2号機は、東海道本線全線電化後に3号機他の僚機とともに北海道へ渡ります。
 函館本線「小樽~長万部」間の連続勾配が続く過酷な山線区間を、超大型機C62が重連で全力力行する急行ニセコは伝説と化し、ゴールデンコンビと呼ばれた2号機と3号機は、今もレールファンにとって憧れのスーパースターであり続けています。

 はぁ~どこが「少しだけ」やねん (ー_ー)!!
 申し訳ございません m(__)m
 あまりにC62が好き過ぎて、饒舌になってしまいました (^_^;)





 さて、ホームを模した長~いプロムナードには、たくさんの貴重な車両が展示されています。


 ヨーロッパ調のスタイルが魅力のDD54は唯一の保存車で、Kamome好み。
 えっ? この写真ではどんなスタイルか分からない? ごもっとも・・・。
 







 好みと言えば、こんな旧型客車のディティールに萌え萌え (^_-)






 リベットがたまりませんわ~









 新設された本館1階に展示された500系新幹線。
 もうコレが博物館入りするとは、時の流れの速さに驚くばかりです。







 かつての国鉄特急車両も揃っています。









 230形233号機は、現存する最古の国産量産型蒸気機関車で、本年、国の重要文化財に指定されました。
 大宮の鉄道博物館の1号機関車と並ぶ貴重な車両です。






 ライトアップされた足回りが素敵






 磨き上げられた精緻な鉄の部品の輝きが、蒸気機関車の魅力です。









 栄光の特急ヘッドマーク群。もちろん「かもめ」もありますよん








 ディーゼル機関車DD51 
 こんな角度から撮れるのも博物館ならではですね。














 国鉄の高速貨物列車専用の電気機関車EF66
 JR移行後は、ブルートレイン牽引でも活躍しました。






 下回りを見学できるピットがあります。









 吹き抜けの本館2階。正面の行列はジオラマ運転入場待ちですが、長い (^_^;)







 ファン垂涎のナンバープレート。
 因みに中央最下段にある赤いC63 1ですが、設計図のみで終わった幻の形式です。









 こちらは本館に隣接するトワイライトプラザ。
 その名のとおり、昨年運行を終えた寝台特急トワイライトエクスプレスの機関車と客車も展示されています。






 流麗なボディで鉄道ファンに人気が高いEF58
 私も大好きなんですよん







 電気機関車のエアフィターも萌えパーツなんですよねぇ・・・独り言です。






 こちらはEF81 
 もう、ほっといて下さいね (^_^;)









 博物館の引き込み線は営業線と繋がっていて、現役車両の展示も可能となっています。
 正面左の大きな建物は、新設のSL第2検修庫です。







 ランチは本館2Fのレストランで。
 オーダーしたのは、「梅小路扇形車庫カレー」





 もちろんラウンドハウス(扇形車庫)とターンテーブル(転車台)前に集う機関車がモチーフですね。







 さて、お腹も落ち着いたので本館3Fの屋外展望デッキ「スカイテラス」へ行ってみると、何やらカメラを手にした大勢の人だかりが。。。

 人波の後ろから遥か前方を見てみると、うわぁぁぁぁぁぁ!
 アレがやって来たのに、超広角ズームだし、もう望遠に付け替えてる時間がない (>_<)

 




 ドクターイエロー 見た人に幸せを呼ぶという黄色い新幹線。
 なんとか1枚、Getです (^_-)




 改めて周囲を見渡してみると、右手に東寺の五重塔・左手に京都タワーを配し、東海道新幹線、東海道本線、山陰本線が一望できます。








 望遠ズームに2×テレコンかまして、撮り鉄してみました。








 鉄道写真の定番 流し撮りですよ~ (^^♪







 さあ、本館2階の連絡デッキからSL第2検修庫を通って、私にとっての本丸である扇形車庫へ向かいます。
 現在、第2検修庫内ではD51 200号機が来年度の本線復帰のため、解体整備中でした。SLやまぐち号やSL北びわこ号を牽引するそうで、楽しみです










 SLスチーム号は動態保存機が交代で約1kmの構内運転をしていますが、本日の担当は大正3年生まれの8620型8630号機でした。
 





 躍動する大動輪。よくみると水滴がほとばしっているのがわかりますか?







 帰還後は、炭水車上で石炭の掻き寄せ作業があります。















 漏れ出る蒸気が生きている機関車の証です。
 油にまみれたロッドにも命の温もりを感じます。







 最終のスチーム号運行後は、転車台でお披露目。














 機関車の息遣いが、聞こえてきませんか?







 最後に車庫に入ると、休息の時を迎えます。










 〆は、渾身のモノクロワールドをご鑑賞下さいませ。
 出来れば大画面でご賞味いただければ、嬉しいです。




 レタッチで粒状を加え、ネオパンSSSの増感現像風の絵になりました!
 あの頃を思い出す様で、とても気に入ってます









 美しいスポーク動輪と精緻なロッド。
 フィルムの様な質感で、ノスタルジックな仕上がりになりました。







 機関車の存在感がモノクロームで浮き上がって来るようです。









 リベット好きがバレちゃいましたね。










 ほのかに差し込む西日に輝く表情は、まるで傑作と呼ばれる仏像の様に誇りと威厳に満ちていました。まさに聖地のご本尊様です!









 今回の長い長~い自己満エントリに最後までお付き合い下さった皆さん、ありがとうございました。
m(__)m


 次回はお口直しとして、京都編のオマケ的小品をUP予定ですので、また宜しくお願いしますね!

 では、(^o^)丿

Posted at 2016/06/22 00:27:39 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2016年05月25日 イイね!

花紀行2016 ~藤&渡良瀬川編~

花紀行2016 ~藤&渡良瀬川編~
 まだ5月だというのに、東京は暑い日が続いております。
 もう気分はすっかり夏!

 シリーズでお届けした花紀行2016も、春編は今回で完結です!






 弘前で堪能した怒涛の桜三昧の興奮も冷めやらぬなか、栃木県へ。

 休日前日の夕刻、いそいそと仕事を定時で切り上げ出撃。
 獲物は、あしかがフラワーパークの藤のライトアップなんですが、到着したのは閉園1時間前。
 初訪問なので事前に確認していた見どころをなんとか思い出しながら、時計とにらめっこで撮影開始です

 



 この日は生憎の小雨模様。
 そのためか閉園間近でもあり、人影がまばらで撮影には好都合でした 
(^_^)v




 撮影中、うっとりするような芳香が鼻をくすぐります。








 濡れたデッキがしっとりした風情を演出してくれました (*^_^*)







 こちらは神々しささえ感じる白藤。















 まるでブドウの房のような特徴ある品種も。










 池の水面に映える藤棚が幻想的です








 ハイライトは600畳敷きの大藤棚ですよ!
 もし可能でしたら大画面でご覧下さいませ
 m(__)m








 あまりの迫力に言葉もありませんでした。








 ありがたいことに、閉園時間を若干過ぎても撮影させていただけました。

 今回はライトアップのみでしたが、次の機会にはジックリ昼間の撮影にも是非訪れたいものです 
(*^。^*)







 さて、翌日は久々の乗り鉄 (^_^)v
 旧国鉄足尾線を前身とするわたらせ渓谷鉄道に初乗車です!
 






 列車は、その名のとおり風光明媚な渡良瀬川沿いを走ります。













 新緑がとても美しく、目を楽しませてくれましたよ















 終着の間藤駅にて。






 こちらは写真では分かりませんが、オープンスペースのあるトロッコ列車です。















 折り返しは、沿線各所で撮り鉄です









 ディーゼル機関車牽引のトロッコ列車がやって来ました。 
 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!








 先にご紹介したのはエンジンを積んだディーゼルカーですが、こちらは今や絶滅危惧種となった客車列車です。


 






 シブイ駅舎にも旅愁をかきたてられました。




 





 今回は、ちょっとマニアックになってしまいましたね (^_^;)
 続いては更に・・・・






 渡良瀬川の旅の締めくくりとして、名曲縁の地を訪ねましたよ。
 もちろん森高千里さんの「渡良瀬橋」です



 渡良瀬橋近くに歌碑があり、ボタンを押すと歌が流れるんですよ (^^♪







 八雲神社へお参りしました。
 ここは平成24年に火災で社殿が焼失し、森高さんも協力して再建活動中です。

















 床屋の角に公衆電話がポツンとありました。
 写真を撮っていると停車中の車からの視線が痛い
 (^_^;)









 歌詞のとおりの美しい夕陽です。














 河原に降りてずっと写真を撮っていたら、風邪をひいちゃいました。。。
 森高ファンとはいえ、ソコまでは求めていませんでしたが 
(^_^;)

  

Posted at 2016/05/26 01:00:08 | コメント(1) | 旅行/地域

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「銀座で期間限定公開されている話題のアノ車を見てきました!

ほぼ新車✨

やるなNISSAN‼️」
何シテル?   12/16 19:58
生来の青色好きなKamome1953です。 イヴォーク購入を機にブログを始めました♪ 趣味が写真なので、何時も大量貼りのブログになっていますが、クルマは滅多...
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