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2017年09月13日 イイね!

行くぜ九州 2017 夏 ~ 或る列車 × Kamome ~

行くぜ九州 2017 夏 ~ 或る列車 × Kamome ~



 プロローグまでで終わってしまった前回の夏レポート。


 それでは豆田町での町並み撮影を終え、日田駅待合室へたどり着いたところから再開です。

 文章&写真とも、過去最大級のボリュームでお届けします。




 では、ほんの少し巻き戻してから、スタートです!







 待つこと暫し・・・ついに光輝くスターがその雄姿を現しました






 全身金ピカに唐草文様を纏う神々しいお姿。
 これは、もしかして走る仏壇? (^_-)






 いえいえ、これこそJR九州が誇る超高級クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」に続く、豪華D&S(デザイン&ストーリー)列車、JRKYUSHU SWEET TRAIN「或る列車」です。







 「或る列車」とは、九州最初の鉄道会社である私鉄「九州鉄道」が1906年(明治39年)にアメリカに発注したものの、翌年、同社が国有化されたため、一度も営業運転されなかった幻の豪華客車。
 2015年、世界的な鉄道模型製作・収集家である故原信太郎氏が製作した模型をモチーフに、「ななつ星」をはじめとするJR九州の数々の観光列車を手掛けたカリスマデザイナー水戸岡鋭治氏がデザインして、現代に蘇らせたのがこの列車です。

 ちょっと鉄ちゃんネタを紹介すると、この車両は新造ではなくJR四国から譲り受けたキハ47というごく普通のディーゼルカーを種車にしています。
 それをなんと、1両約3億円×2両=約6億円をかけて改装したとか!
 内外装は「ななつ星」に匹敵するレベルに仕上げられているそうですよ。

 そして、SWEET TRAINの名のとおり、贅を尽くした車内で豪華なスイーツコースを楽しめるんです


 「或る列車」は時刻表には記載がない団体扱い列車です。
 ツアーにはJR九州企画分と旅行会社企画分があり、JR九州企画分は公式HPで空席を確認して、「或る列車ツアーデスク」へ電話で申し込めばOK。抽選販売ではありません。
 ツアーデスクでは、九州各地から「或る列車」の出発・到着駅までのJR券(特急券を含む)を手配してもらえます。
 女性担当者の方は久大本線不通の際も迅速に連絡を下さり、いつ電話しても大変親切かつ丁寧な対応に、JR九州の意気込みが伝わってくるようでした。





 最繁忙期と思われるお盆の三連休時、しかもかなり遅い申し込みでしたが、僅か2席しかない1名利用個室をGet!

 因みにお値段ですが、2名利用時は24,000円、今回予約した1名利用個室は若干割高となる30,000円です。
 でも、最低30数万円~最高150万円クラスの「ななつ星」に比べれば、まだ手が届く範囲ですが、果たして約2時間20分のツアーは価格に見合うのか?
 皆さんもこのエントリを最後までご覧のうえ、ご判断下さいね。





 出発前、乗客の皆さんも興奮を隠しきれず、記念写真に余念がありません。




















 乗車口には赤絨毯が敷かれていましたよ。
 こんな心憎い演出に気分が高まります







 Kamomeは、車体のディティールチェックに夢中!






 凝った唐草模様はペイントではなく、立体造形です。






 至る所にシンボルマークがあしらわれています。






 この後、たっぷり&これでもか!&もう勘弁して! というくらいご紹介しちゃいますので。








 それでは、いよいよ車内へどうぞ







 36名の定員に対し6名乗務しているというアテンダントさんが、お出迎えしてくれます。









 先ずは、開放的なオープンスペースの空間を持つ1号車です。
 メープル材を使用した車内には、2名テーブルと4名テーブルが設置されています。













 美しいステンドグラスを使用したドアウインドウ。








 車内に飾られた鉄道模型。
 写真では分かりにくいかと思いますが、上段に幻の豪華客車「或る列車」が展示されています。













 こちらのケースには、鉄道模型の神様と呼ばれた故原信太郎氏の写真も飾られていました。








 1号車の奥には厨房設備があります。








 続いて、Kamomeが乗車する2号車。
 2名席コンパートメントが左右に4つ並ぶ、シックでプライベートな空間です。













 ウォールナットを使用した伝統工芸の組子が素敵過ぎます (*^。^*)







 こちらが、Kamomeの1名利用個室。
 2名用 テーブルを1人で使用しましたが、旅行会社企画等では2人利用個室としているかもしれませんね。






 向かい側です。







 床の装飾も抜かりありませんぜ。







 さあ、出発と同時にお食事タイムが始まります。

 スイーツコースは、南青山のレストラン「NARISAWA」のオーナーシェフ成澤由浩氏がプロデュース。食材は選び抜かれた九州産を使い、器も九州の名工によるオリジナルなんだとか。


 こちらが本日のメニューです。







 最初は軽食のお弁当から。
 宮崎・都農のスパークリングワインを楽しみつつ、シンボルマークが刻印されたフタをオープン





お題は【灼熱の太陽】
・熊本県 あか牛のステーキ丼
・鹿児島県 とうがんの大分県 おおいた冠地どりそぼろ餡かけ
・大分県 アジと夏野菜のガトー仕立て
・佐賀県 パセリの冷たいスープ











 小さなアイテムも全てシンボルマーク入り。











 早速いただいてみることに・・・。

  んんん?   

 なんじゃこれは~!

 
美味い・・・美味過ぎる !!


 自分が「おいしい」と普段感じているレベルを遥かに超越しています。
 まぁ、B級グルメを中心とした貧しい食生活を送っているので、アテにはならないかもしれませんが、自分の常識をブチ壊され次元の違う世界へ一気に連れて行かれた感じです。







 あまりの驚きに、後日、成澤氏についてネットで調べてみると、実はモノ凄い方だったんです。
 英国誌主催の2016年世界のベストレストラン50で8位にランキングされたのをはじめ、アジアNo.1など数々のグルメアワードに輝いており、ミシュラン二つ星を獲得しているそうです。

 初めて触れた「世界の成澤」の実力は、衝撃と感動に満ちておりました!
  O(≧∇≦)O



 スパークリングをお代わりした後は、これも都農の白ワイン。
 飲物は全てフリードリンクとなっています。








 食事と撮影に忙しく車窓はそっちのけでしたが、案内放送があったココだけは見逃せません。

 九州に唯一残る貴重な旧豊後森機関区の扇形車庫が見えてきました。






 一時の取り壊しの危機を地元の方々の熱意で乗り越え、国の登録有形文化財として公園整備されたことは喜びに堪えません。
 大正生まれの9600型蒸気機関車が展示されていますが、こちらも旧保存先で老朽化のため解体されるところを引き取られ、見違えるように美しく整備されています。


 手前には機関車の向きを変える転車台も残っていますが、こちらも登録有形文化財です。
 現役当時は、ここから機関庫へ放射状に線路が敷かれていました。







 それでは、いよいよスイーツの出番です。

一品目は【そよ風】
・福岡県 桃と宮崎県 ヨーグルト、鹿児島県 アロエのカクテル
・大分県 バラの香り




 お弁当に劣らず、実に美味




 ひとつ食べ終わると、車内をフォト散策。
 ラグジュアリーな旅をご一緒に。












続いて【ひまわり】
・鹿児島県 マンゴーと鹿児島県 パッションフルーツのパフェ仕立て




 こちらの器も大変美しいですね。




 「或」をデザインしたシンボルマークがさりげなく組子に。







 美味しさと旅の解放感で気分も高揚!
 小酒飲みのくせに、宮崎:都城ワイナリーの赤ワインまで逝っちゃいました (^^♪







 久大本線は渓谷美が美しい路線。
 森の緑が流れる車窓を美しく染めていきます。






 ステンドグラスもこのとおり。







 ここで、「ななつ星」でも用いられたという1号車の格(ごう)天井にご注目下さい。
 煌めく四つ葉のクローバーにお気付きですか?











 レアな三つ葉が隠れていたりします。






 アテンダントさんから、「七つ葉を探してみて下さい」とアドバイス。
 なんて楽しい遊び心なんでしょう













 バーカウンターには、三品目のスイーツがスタンバイ。












【バケーション】
・沖縄県 パイナップルのシフォンケーキのピニャコラーダ仕立て
鹿児島県 黒糖のアイスクリーム添え













 あ~もう最後のミニャルディーズ(お茶菓子)が来てしまった・・・。

【夕涼み】
・宮崎県 平兵衛酢(へべす)と柑橘類のコンビネーション
・大分県 かぼちゃのケーキ
・長崎県 ブルーベリータルト






 至福の時間も終わりが近づきました。








 
 それではごゆっくり、最後の余韻をお楽しみ下さいね。










































 終点が近づくとアテンダントさんが記念品販売に。
 車内で出されるお茶やキーホルダー等の中から、お礼の意味を込めてピンバッジを購入しましたよ。








 終着間際には、担当のアテンダントさんが席までご挨拶に来て下さいます。
 お聞きしたところ、委託ではなくJR九州の社員で様々な列車に乗務されているとか。
 僅かな時間でしたが、素敵なおもてなしに感激

 この列車はリピート率が高いそうですが、あの超高額な「ななつ星」もリピーターが多いという理由にも納得です。

 凄いぞJR九州!



 無事、定刻に大分駅に到着。






 アテンダントさんが、階段を降りていくお客様に手を振ってお見送りしていますよ。























 名残惜しくて、最後の一人になっても撮影続行。



















 結局、列車が回送されるまで見送ってしまいました (^_^;)








 それから約2週間後、自宅に1枚の絵ハガキが。
 「或る列車ツアーデスク」の担当者の方から、手書きの礼状をいただきました。




 アフターフォローも万全、そこまでやるかJR九州!

 こんな行き届いた細やかな心遣いをされては、リピーターにならざるをえませんよね。


 「或る列車」の定期運行は時期により、今回の大分コースの他に長崎コース「佐世保~長崎」があります。

 これはもう行くしかありません (^^♪
 何れ機会をみて、長崎コースのついでに軍艦島へ上陸したいと思います!

 そして、いつかは「ななつ星」に・・・。
 (^_-)-☆ (^_^)v 



 超ロングバージョンに最後までお付き合いいただいた皆さん、ありがとうございました。
 m(__)m
 

Posted at 2017/09/14 02:27:02 | コメント(3) | トラックバック(0) | 旅行/地域
2017年09月10日 イイね!

行くぜ九州 2017 夏 ~小京都 日田 × Kamome~

行くぜ九州 2017 夏 ~小京都 日田 × Kamome~
 暑さも和らぎ、東京もすっかり秋めいて来た今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

 もう三ヶ月以上もブログをサボっているKamomeです (-_-;)


 今年はどうにも仕事とプライベートのバランスが悪く、ちょくちょく出かけている割にはブログに取り組む時間が取れないままズルズル時間が過ぎてしまいましたが、ようやく夏のレポートUPに漕ぎ着けました。

 お付き合いいただければ幸いです。



 

 お盆休みの最中に出かけたのは、九州は大分県日田市です。



 前日、九州某所での仕事をなんとか終わらせ博多入りしましたが、到着が遅くなり博多グルメを味わう余裕なし・・・ (>_<)

 

 翌朝、博多駅に隣接するバスセンターから高速バスで日田市へ。


 当初は優雅にリゾート特急「ゆふいんの森」号で向かう予定でしたが、7月の九州北部豪雨被害による久大本線の鉄橋流出のため運休。
 鉄道だと、博多から久留米で乗り換えて光岡まで行き、光岡から日田まではバス代行となるので、乗り換えなしで行けるバスを選択しました。


 当日はお盆休みと鉄道不通の影響からか、ほぼ満席。途中の停留所では乗車できない方までいらっしゃいました。




 あらためまして、九州北部豪雨で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。







 日田バスセンターのコインロッカーに荷物を預け、向かったのは九州の小京都と呼ばれる伝統的な町並みが残る豆田町界隈。













 駅から徒歩10分位ですが、この日はとんでもない猛暑日で直ぐに汗が噴き出してきました。

 それでも撮影を開始すると、暑さも忘れてしまいますからゲンキンなモノですね。
 (^_^;)



 では、いつものように散策をご一緒に





 こうした町並みは、やはりモノクロームが似合いますね。










 






 フォトジェニックな光景が、いたるところに散りばめられていました。



 









 多くの家の玄関の上に、こうした造花が見られます。







 お土産屋さんが集まる一角。


 ユーモラスなテルテル坊主を見つけました













 
 






 伝統的な工芸品や特産品を扱うお店が、軒を連ねていました。


















 



 縄のれんが印象的です。






下駄の鼻緒の鮮烈さに、思わずハッとさせられました!



 










 お土産屋さんの軒先には、涼しげなガラスの風鈴が。




 



町の方のおもてなしの心が伝わってくるような真夏のバラです。



 



汗だくで1時間余りの撮影を終え、日田駅へ。


 


 モダンな駅舎が印象的!

 




待合室もお洒落な空間。

窓ガラスにもロゴマークが入っていました。

 



 




ここで、本日の主役がやって来るのを待つことにします。

実はココまでが序章。


お楽しみはこれからなのですが、想定以上に写真が多くなってしまったので後編に続きます。
  次回はいつも以上の大量貼りですよ~。



数日以内にUPできる・・・かも?
  (^_-)  (^_-)-☆



Posted at 2017/09/10 23:45:26 | コメント(1) | トラックバック(0) | 旅行/地域

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