車が傷だらけ

我が家のロードスターは露天駐車です。
お隣さんの生垣のすぐ横に我が家の駐車場があって、いつもそこに停めています。

土曜日、１週間ぶりにロードスターに乗ろうと思い近づいてみると、おや、誰かがワタシのロードスターを拭いてくれたようです。
誰だろう？

ところが良く見ると、その拭き方が雑なこと。
車に付いた砂ボコリを落とすことも無く、直接雑巾で拭き取ったように泥の拭き残しがあちらこちらに。

なんだコレ？！

胸騒ぎを感じて慌てて自分で洗車し、車の状態を確認すると車は全身　紙ヤスリで擦られたように傷だらけ。

もう、何がなんだか判りません。う～ん・・・・。


でもその後、よくよく周りを見渡すとお隣さんの生垣がキレイに剪定されています。

これか・・・。

お隣さんが依頼した植木屋が生垣を剪定した際に、ワタシの車に掛かった葉や枝をご丁寧に落としてくれたようです。
そして、締めくくりに雑巾で拭いてくれたと・・・。

ワタシはその事実関係を確認するためにお隣さんへ植木屋の連絡先を聞きに行きました。

でも、ここで気を付けなければなりません。
タダでさえ『ほぼ毎週洗車している車バカ』と思われている（かもしれない）のに、普通の人には大した傷には見えないのに、大騒ぎしていると思われたりしたら大変です。
『神経質な隣人』と思われたらこれからのお付き合いにも影響が出てしまう。

「植木屋さんが来ました？」やんわり聞いたつもりでしたが、次の瞬間、
「車、傷付いちゃいました？！」と、お隣さんが即答。

ああ、やっぱり『神経質な隣人』と思われている・・・。
もうしょうがないので「いや、状況を確認したいので植木屋の連絡先だけ教えてください。ご迷惑はお掛けしません。」と言って電話番号を教えてもらいました。


そして植木屋に電話をしたんですが全く繋がらない・・・。
ヤキモキしながら今度は自動車保険で直す可能性を探るために保険会社への連絡しました。
保険屋いわく「調べてから明日、ご連絡します。」とのこと。期待は薄そうです。

ガックリ肩を落としたその晩、植木屋の方から我が家に電話がありました。
お隣さんが植木屋に連絡を取って電話するように伝えてくれたのです。（もう、ホント恐縮です。）
植木屋は開口一番「ご迷惑をお掛けして申し訳ない」と言い、「でもそんなにガシガシ擦ったりはしていない」と言い放った。

確かに普通の人にとってはどうってことの無いカスリ傷なのかもしれない。
「よーく目を凝らさないと判らない」なんて言われると、そうかもしれない。
でもアンタのトラックとは違うんだ。
車を大切にしている人にとってはどうしても気なる傷なんだ。
ピカピカにしてオープンにしてドライブをするのがたまらなく好きな人間にとって、この傷はどうしようもなく興醒めにさせるものなんだ。

駄目だ。この感覚の差は永遠に縮まるとは無い。
これ以上ゴネてはお隣さんにも迷惑が掛かる。
結局、相手の方から「今後、気をつけます」と言わせるのが精一杯でした。

残るは保険屋で「車両保険が適用されるか」です。
クリアの塗装を吹くのっていくら掛かるんだろう？