ぱきゅんのブログ一覧

雨ニモ負ケズ。・・・（中略）・・・そんなロードスターに
私は乗りたい。

助手席プール開きからほぼ１ヶ月、原因究明を行ってきました。

【調査結果】
ドア内張りのスクリーンからの水漏れです。
ではまず、このスクリーンが『どんな役目をしているか』という事から考えましょう。

このスクリーンは『ドアの中に入った水を室内に侵入させないようにしている』ものでした。

そもそも車のドアというのは水がジャンジャン入り込む構造です。
その水をドア下部の排水口から吐き出しています。
この水をドアから室内へ侵入させまいと防いでいるのがスクリーンです。

侮ってはいけません。
このスクリーンとブチル（あの黒いベタベタのヤツですね）のコンビネーションで完全防水を実現しておりました。

ところが先日、パワーウィンドウレギュレータを交換した際、スクリーンを外しました。
もちろん、ブチルも一緒に剥がしました。
その後、スクリーンを新調して、ブチルの代わりに両面テープで貼り付けました。

これがイケナイ。
両面テープは耐水性が低く、水の通り道をいくつも作っておりました。
ココから進入した水がドアの内張りを濡らし、車内に侵入していました。
その結果がコレ。

もう、ビショビショ。カビも若干発生しています。

で、慌ててブチルテープを買ってきて、スクリーンを張り直し。（TOPの写真ね）

念のため、内張りもビニールで保護。もちろん、天日干しをして完全に乾かしてからね。

ヨシ、これでもう濡れないし、カビないぞ。

・・・だがしかし、それだけでは終わりませんでした。
思わぬ伏兵が潜んでおりました。

『レインレール』です。
こいつはハードトップの屋根から流れてきた雨水を受け止めて、サイドに流す優れモノのハズでした。
ところが、こいつの先端から大量の水が流れてくるワケです。”Ａピラー”の方に！


Ａピラーには雨を受け止めて車体の下に雨水を流す”ウェザーストリップ”なるものがあります。
耳たぶみたいな、ウツボカズヅラみたいなヤツですね。
このウツボカヅラの許容量を大幅に越える水量が、レインレールでかき集められて一気に流れ込んできます。
警戒水域を越えた水がＡピラーから盛大に浸入し、助手席をプールへと変貌させていました。

で、対策。
お風呂場でタイルの目地に詰めるシール剤(黒)をレインレールの先端に塗布しました。
これで大分Ａピラーの方へ流れる雨水を抑制する事が出来た。
さらに万全の対策として、ＮＢ用の”ウェザーストリップ”を購入。
こちらはＮＡに比べて容量ＵＰというスグレモノ。
実はまだ装着してませんが。

これで何とか助手席プール開きの対策は出来ました。安心、安心。





と・こ・ろ・が、まだまだ試練は続きます。

トランクです。
「最近、トランクリッドが結露しているなぁ～」と呑気に眺めて、ふと横を見るとバッテリーまで
ビショビショ。
いつスパークしてもおかしくないくらい水浸し。
（そもそも本当にスパークするのかは知りませんが）

慌ててバッテリーを外して、辺りを見回すとバッテリーの下にもプールがある！
ｴｪ━━━━(´Д｀υ)━━━━･･･

周りの濡れ具合から判断するに、どうやらアンテナ付近から浸水してきているようです。

そういえば、アンテナベースがちょっとグラグラしてたっけ。
リアウィンドウを洗う時、左手を置くのにアンテナが丁度いい具合にあったので、
そこを掴んでたっけ。
そうしたら段々グラグラし始めていたんだっけ。

さーて、これはもうお手上げなのでディーラーへ相談しに行きました。
状況を説明した後、アンテナベースを増し締め、シャワーテストをやってもらいました。

・・・素晴らしい。
浸水がウソのように止まりました。
もちろん、グラグラのアンテナもしっかり固定。

その後、バッテリー下のプールで部分的にサビが発生したので、ヤスリで研磨・防錆塗装を
施工。

ヤケクソでベッタリ全面塗装。


ああ、なんだか水浸しの我が愛車。
ワタシがおバカなばっかりに・・・。
でも、これで当分は大丈夫(なハズ)。

こんな長文・駄文を読んでくれた方、どうもアリガトウ。
アナタも浸水にはくれぐれも気をつけて。