ガソリン価格が26日以降、大幅に値上げされることになりそうだ。中東情勢の混乱から原油価格が高騰しているのを受け、石油元売り大手がガソリンスタンドへの卸価格を1リットル当たり3円以上値上げするためだ。中東混乱の影響が生活の足元にも及んできそうだ。
石油元売り最大手のJX日鉱日石エネルギーは25日、26日からガソリンの卸価格を3円強、値上げすることを公表した。値上げは先週の1円強に続き、2週連続。出光興産やコスモ石油、昭和シェル石油なども同程度の値上げに踏み切る見込みだ。
卸価格は原油価格などを参考に決めている。日本向け輸出価格の指標となる「ドバイ」は約2年5カ月ぶりに1バレル=100ドル台を記録するなど急騰。JXが2008年10月に卸価格の改定を月1回から週1回に切り替えて以降で最大規模の値上げ幅になったとみられる。
レギュラーガソリンの全国平均価格は昨年11月末から値上がりが続く傾向にあったが、1月31日以降は1リットル=138円を挟んで0.1円前後の値動きにとどまっている。だが、卸価格が大きく上がることで、値上げに踏み切るガソリンスタンドが増えそうだ
電気・ガス4月値上げ
2011.2.26 10:39
電力10社と大手都市ガス4社は25日、4月の料金をそれぞれ値上げすると発表した。電力、大手都市ガス全社そろっての値上げは7カ月ぶり。ガソリンなどの石油製品価格も高値傾向が続いているが、中東、北アフリカ情勢による直近の原油価格高騰は反映されておらず、さらに値上げが強まる可能性が高い。
4月の標準家庭1世帯の電気料金は、東京電力で6315円(前月比64円高)、関西電力で6430円(同30円高)になる。昨年11月~今年1月の燃料価格が、3月の料金算定時期の昨年10~12月よりも上昇したためだ。ガス料金もLNG価格が上がり、東京ガスが5252円(同25円高)、大阪ガスが5550円(同20円高)-など。
JX日鉱日石エネルギーが発表した3月の石油製品原料コストは、前月比1リットル=3・9円上昇。2月の原油価格などを元にしているが、現在も原油は高値で推移し、26日から適用するガソリン価格の卸値は前週比3円強引き上げるという。