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私が現在、唯一購読している小説、フルメタル・パニック！シリーズの単行本です。
中編2本、短編1本からなる、フルメタの主軸である長編を補完するようなサイドストーリーものになっています。
よって、サイドアームズという銘が打たれています。

中編はカリーニンを主体に主人公相良宗介の子供の頃の話。”極北からの声”。
マデューカスの主体からテッサの子供の頃に纏わる話。”＜テゥアハー・デ・ダナン＞号の誕生”。
短編は通常であれば短編集に収録されるべきものですが、長編の”つづくオン・マイ・オウン”に少しだけ被るということで、このサイドアームズ2に収録された”大食いのコムラード”の計3本となります。

後書きで作者賀東招二さんも書いていますが、このサイドアームズ2・・・特に中編の二つ”極北からの声”と”＜トゥアハー・デ・ダナン＞号の誕生”は全く萌えがありません（＾＾；
ノリは超シリアスな軍事ものになっています。
流石、カリーニン、マデューカスの二人にスポットライトを当てているだけのことはあります。
しかし、フルメタファンとしてはこの作品は読んで損はありません。
ソースケ、テッサの過酷な生い立ちに触れるエピソードが収録されていますので、是非とも読むべきですね。