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2009年07月21日 イイね!

超機動巡洋BASSARA SV計画・序~第弐話

正味熱効率が低い場合、それが図示熱効率に
問題があるのか、機械効率に問題があるのかを
分けて考える必要がある。

出力とは単位時間当たりの仕事量の事である。
図示仕事の出力を「図示出力」、正味仕事の出力を
「正味出力」と呼ぶが正味出力がいわゆる軸出力
(クランク軸から得られるパワー)であり
図示出力と軸出力の差が機械損失(フリクションロス)
である。

一般的に排気量が大きい方が出力が大きい。
だから見た目の出力を比べてみても燃料を燃やして
出る熱エネルギーを効率良く取り出している性能の良い
エンジンなのかどうかは判らない。

排気量の違うエンジンの性能差を言う場合には図示仕事
や正味仕事を排気量で割った「有効平均圧」で見る。
つまり、排気量1cc当たりの仕事量から効率の良さを
確認する指標をするわけである。
比出力(PS/Lr 排気量1リッター当たりの出力)も
これと同じである。
Posted at 2009/07/21 22:51:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | SV計画・序 | 日記
2009年07月21日 イイね!

超機動巡洋BASSARA SV計画・序~第壱話

エンジンに燃料と空気(酸素)を入れてやり
それを燃焼(酸化)させた時に熱エネルギーが生まれる。
しかし、それが全てエンジンを動かすための力になるわけではなく
ピストンを押し、クランク軸を回すのは発生した熱エネルギーの
うちの一部である。

全部の熱エネルギーのうち、ピストンを押す仕事に変換された
熱エネルギーは何%であっったのか?
その役割を「熱効率」という。

実際のエンジンで燃料が不完全燃焼だったり、シリンダー壁など
伝わって熱が逃げたり、吸排気時のロスが出たりするから
計算上の理論的な熱効率よりももっと少ない熱エネルギーしか
取り出せない。
この実際上の燃焼圧力がピストンを押す仕事を
「図示仕事」と言い、この時の熱効率を「図示熱効率」と呼ぶ。

エンジンのクランクシャフトから得られる力は図示仕事からさらに
運動部分の摩擦や補機類の駆動損失等を差し引いたものになる。
これらの損失分がいわゆる「フリクションロス」と呼ばれているものである。

図示仕事からこれらの機械摩擦の損失分を引いたものが
「正味仕事」と呼ばれ、正味仕事の熱効率が「正味熱効率」である。

また図示仕事に対する正味仕事の比率が「機械効率」というもので
フリクションロスを限りなく少なくしてゆけば正味の仕事は図示仕事に
近づいていくことになり、機械効率は向上してゆくことになる。


(正味熱効率=図示熱効率×機械効率)
Posted at 2009/07/21 00:27:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | SV計画・序 | 日記

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