まだ20世紀だったころ。
GAGのレストアを終え、GSX-RのキャブOHを自分でやり、一番調子に乗ってた頃……
当時の仕事の、現場付近の家で見つけたのがバンバン50だった。
とはいえ、道路から見えていたのはリアのごく一部だったから、
最初はなんのバイクかわからなかった。
初めてバイクをエンジン以外全部ばらして組み直して、ほんとに調子に乗っていた。
なんでも直せるんじゃね?なんて思ってたから、古いバイクを見かけるとなんとか
もらえないものかとそればかり考えていた。
もっとも、実際に行動に移したのは数えるほどなのに、なぜかGAGばかりが増えていった。
そんな中で、すんなりもらえたのがこのバンバン50だった。
GAGに乗って行き、そのお宅のドアを叩いて、持ち主の方と話をしたはずだが、
記憶に残っているのは、「必ず走るようにして、見せにきます!」って言った事。
それと書類がなかったので、廃車証明をもらうためにその方の以前住んでいた町の役場まで行った事。
当時は、譲渡証があれば登録できるなんて知らなかった。
貰う事と、登録する事しか記憶がないなんて、自分本位で動いていたのは間違いない。
そのへんは今も変わってないように思う。
もはや、そのお宅の詳細な場所は忘れてしまった。
約束は果たせないままになってしまうかもしれないが、せめて近所を走り回るつもりだ。
バンバン50は今のバイクよりうるさい事はよくわかっている。なんて迷惑な奴だろう。
バンバン50を自宅に持ち帰り、写真を撮ったはずだが撮ったデジカメが行方不明。
当時からPC/Macのデータは、新しいのを買うたびに全部複製してきたはずだが
どこにも見当たらない。
バンバン50は、全バラして倉庫放置のまま13年が経過してしまった……
当時、解体屋で何かに使えるかもしれないとK50のエンジンも買ってきてあった。
ボディは錆落とし、POR15とガラスマットで補修、サーフェイサー吹いて、さて何色にしよう?
と、考えていたあたりで転職。
バイクに触れる時間がなくなった。
転職から数年後、GSX-R1100はユーザー車検から帰宅してそのまま腐らせてしまった。
GAGだけは唯一、自賠責は切れたままなものの、たまに団地内を走らせて遊んでいたため無事だった。
先月、二年前に手にいれて、これまた放置してたバンバン50二号を神のいたずらで復活させてしまった。
今の仕事や事務所の形態は、幸いにも作業しやすい環境にある事に気がついた。
となれば、この流れと勢いが失われる前に一号も復活させなければ!
とりあえずホイール。サビサビ。
カップブラシとサンダーでゴリゴリ。
とりあえずジンクスプレーを吹いて今日は終了。
最終的にどうしたもんか。
あー、サンドブラストかけたい……
ちなみに吹いたスプレーはこれと同一。13年前に買ったスプレーがまだ使えるとは思わなかったわ。
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えらい高いなと思ったら、Amazonだと半額で買えるやんけ!
Posted at 2013/05/07 20:40:24 | |
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