ユピテル　S645i 電源直結化

パーツレビューに書いたように、ユピテルのコードレスレーダ探知機、S645iはソーラー電源だけで駆動できますが、シガーライターソケットから電源を接続することにより常時表示が可能となります。

アウディA4のシガーライターソケットは常時通電なので、抜き忘れはバッテリー上がりの原因となります。それに加えて見栄えも悪いです。
そこで、ヒューズボックス内の、エンジンキー連動電源と直結することにしました。

用意したのは以下のものです。
・平型ヒューズ電源（エーモン製）
・クワ型端子セット（エーモン製）
・配線コード（エーモン製）
・収縮チューブ（エーモン製）
・シガーライタープラグ（S645i本体に付属）

まず、S645i本体に付属のシガーライタープラグのコードを適当な位置で切断し、＋側・－側の間を少し裂き、さらにワイヤストリッパで被覆を剥いて芯線を出します。

電源コードの極性を確かめるため、シガーライタープラグ側も同様に被覆を剥きます。
これを車両のシガーライター・ソケットに差してテスターで電圧を測ります。
くれぐれもショートさせないように。

調べてみると、白い線が入っている側が＋側、そうでない方が－側であることがわかりました。

S645i本体に接続するほうのコードは長めにしておくと、あとあと便利そうです。

＋側の芯線と平型ヒューズ電源の芯線とを半田付けし絶縁のために収縮チューブを被せます。収縮チューブは適当な長さに切って、半田付け前に通しておきます。半田付け後に収縮チューブ表面を半田ごてであぶって収縮させます。
－側の芯線にはクワ型端子をかしめ、こちらにも収縮チューブを被せます。

エーモン製の平型ヒューズ電源のヒューズホルダー内にはあらかじめ10Aのヒューズが入っていますが、これを取りはずし、シガーライター・プラグの中に入っていたヒューズと交換します。

写真は出来上がった状態です。

出来上がった配線一式を車両に取り付けます。

ヒューズボックスの30Aヒューズのささっている端子を順次テスタで当たり、エンジンキーに連動しているものを探します。
36番の「ワイパー電源」（30A）が連動していることがわかったので、ここを利用することにします。

このとき、バッテリー側のほうに電源取り出し線がくるようにします。そうすることで、電源取り出し用の電流が車両側本来のヒューズ機能に影響を与えないようにすることが出来ます。
抜いた30Aヒューズはスペア保管場所に差しておきます。

－側はボディアースと繋ぎますが、ちょうどヒューズボックス近くにボルトがありますので、ここをいったん緩めてから再度締め付けることで取り付けます。

配線固定用のクリップを利用して配線をレーダー本体側に持って行きます。ダッシュボードとAピラーの隙間に上手く押し込んでおきます。
余ったワイヤは束ねておきます。

（*写真では別系統の電源取り出し配線も写っています）

これが完成状態です。
エンジンキーと連動して、電源コードから+12Vが供給されるようになりました。

ソーラー電源でも動いているので、探知機本体の電源は切れません。
（振動センサーにより、一定時間停止していると自動的に電源が切れる）