ソケットは６角か１２角か？

ソケットの種類には１２角（１２Ｐ）と６角（６Ｐ）が存在しますが、果たして何が違うのか？

一般的には１２角は６角と比較してボルトにハメやすく
６角は１２角と比較してボルトをナメにくいと言われています。


すなわち、整備士などのプロは作業スピード向上の為に１２角を選び
サンデーメカニックはスピードよりもしっかり感を重視する６角を選べば良いとされています。


でも、本当に６角は１２角と比較してナメにくいのか？
色々なソケットメーカーの技術資料では厳密にはそんなに大きなトルクの差は無いといわれています。


でも、今日本で販売されるソケットは圧倒的に６角が多数派。
これは固定観念やイメージだけの問題らしいです。
昔はたいして技術力の無い東南アジアメーカーが適当に作った１２角ソケットを大量にホームセンター等でばら撒いたため、ひたすらボルト＆ナットがナメまくったから、『１２角のソケットはナメやすい』といった悪いイメージが出来てしまったのでしょうね。

製造メーカー曰く、６角よりも１２角のほうが精密に製品を作るのが難しくコストも高いらしいのです。
裏を返せばしっかりと作るには技術力と資金力が必要なのです。


で、とどのつまりは上質なメーカーの製品、例えばneprosなら作業効率のいい１２角を買い、KTCならよりしっかり感の高い、６角を買っておけば間違い無いのでしょう。




もちろんホームセンターの激安工具や１００均店で工具を買う場合は、６角なのは絶対ですね。