
昨日のことですが、アタシが仕事を始めた1時間後くらいに同僚の女性から「奥さんから電話が入ってます」との連絡が…
仕事場に掛かってくるということは…一大事か?いや、でもこないだは「今晩実家に泊まるけどいい?」とか、たいしたことない内容だったから、どうせ今度も…(・_・;)ドキドキ
「もしもし、まきすけだけど」
「あ!…あんた!!大変なことになったの!今、保育園から連絡があって仕事場を出ようとしてるんだけど、もきすけが粘土遊び中にイスごと倒れて、
あたまを床にぶつけてひきつけ起こしてるって!!!」
「何だって!?粘土に殴られたのか!?どこのメーカーの粘土?イスごと倒れたって!?
お前の息子は桂三枝かよっ!?」
「直後にもどしたらしいのよ…」
「もどしたって!?それってヤバいんちゃうん!?嘔吐物が気道を塞ぐおそれがあるから、直ちに
気道を軌道修正せよ!」
「はぁ!?何言ってんの!?」
「で、意識はあるのか?」
「意識はあるらしいんだけど、モーローとしてぐったりとしてるって…」
「
ドクターモーローか?救急車は呼んだんだろうな!?」
「今、先生が看てるって…」
「先生?せんせいってえと医者か?」
「お医者じゃなくって保育園の先生」
「紛らわしいなコノヤロ!保育園の先生が診断アーンド治療出来るってか!
衛生兵を呼べ!!いやさ、救急車は呼んであるのか?」
「救急車を呼ぶ状況かどうかはともかく、保育園の先生が、迎えに来いって…」
(そういえば、あの保育園の園長…入園式のときに、誇らしげに言ってやがった…)
「うちの保育園は、安全です!今まで
2度しか救急車を呼んだことがありません!」
「ただ、怪我、病気など何かありましたら程度によりますが、まず親御さんに電話をして迎えに来ていただくことにさせていただいてます!
救急車を呼ぶのでなく、まず、親御さんにお迎えに来ていただきます!」
(クソッ!バカげてる!頭部を床に強打して、ひきつけ&嘔吐&意識混濁&全身脱力の状況でも、救急車を呼ばないのか!?もきすけになにかあったら、タダじゃ済まさねぇぞ!(-_-;))
「バカヤロ!頭を打ってんだろ!?一刻一秒を争う状態かも知れんぞ!」
「保育園の先生が、ひきつけ起こした時間を計ったら10秒くらいで、
「1分以下」だったから、それほど
重篤ではないって…。とりあえず、今から保育園に行って、もきすけを連れて病院にいこうと思ってるんだけど、どこに行けばいいの!?」
「なんじゃ!その判断基準は!?で、え…そりゃ…内科じゃなくって外科でもなくって、とりあえずどこに行ったらいいか、小児科に電話して相談しなさいっ!(???)」
先輩に事の成り行きを説明し退社。昔、卒業の寄せ書きに書いた事のあるクサいセリフ、
「あわてると事故る」
を自分に言い聞かせながら、法定速度を可能な限り無視しつつ、とろとろ走る車をブチ抜きつつ自宅へ爆走24分(失礼;)…
(マジで、赤色灯とサイレンが欲しい…と思い、カミさんも同じことを後で言ってました(^_^;))
自宅が見えるころ、カミさんから電話。
「あ、あんた!小児科に電話したら、救急車呼んで日赤病院に行ったほうがいいって!」
「なに?日本赤軍病院か!?奴ら、何をしでかすか分からんぞ!」
「今、救急車、呼んだから。あと五分で来るって。いま、もきすけ抱いて長屋の駐車場にいます。」
「よし分かった、今、
3時の方向に居る。小島三児じゃないぞ。」
「あんた!そんな芸人、みんカラやってる人が分かるわけないでしょ!?」
「そんなことはどうでもいい。もうすぐそこに到着する。待機せよ。今2時50分の方角に移動した。」
駐車場にステップをとめて、ライフのそばでもきすけを抱いてうずくまるカミさんに駆け寄る。
「アタシ、もきすけと申します。はじめまして、よろしくお願いします。」とみんカラの名刺を差し出し…
たとしたら、カミさん激怒するだろうなあ…と考え妄想にとどめつつ声をかける。
「容体はどうだい!?」
そこには、カミさんに抱かれ、泣き声もあげずに全身から脱力し、だらりと手足を投げ出し、ぐったりと動かないもきすけが…(T-T)
「もきすけ!おとーしゃんだよ!分かるか!?あーそーぼー!!いちご、好き!?(T-T)」
平常時でも会話にならないもきすけと、こんな状況で会話になるわけもない。
もきすけはこちらを一瞥すると、力なく眼を閉じる。
カミさんからもきすけを受け取ると、まるで人形を抱いたかのような手ごたえ。
普段のやんちゃ振りがウソのように全く手足に力を感じない…
(ウソだ!ウソだと言ってくれ!もきすけ!!(T-T))
そんな中、6時の方向から救急車のサイレンが聞こえてきた。しかし時刻は11時40分。
直後、救急車がなめくじを蹴散らしてなめくじ長屋に到着。
救急車と消防車とパトカーが好きなもきすけ。
ストレッチャーに乗せられ、救急車の中に。
毛布にくるまれたもきすけに
「ほーら、救急車だよー!ピーポーピーポー♪」
という声をかけると、
車内の空気が一瞬で凍りつくのを感じた。
アタシは、内装を見回し、(お!このテールゲートの可変ライト、パクりたい♪天井の照明パネルもいいなあ♪)と弄りネタ探し…
「緊急車両通ります!」の声を浴びながら、ちんたら前を走り続けるクルマにイラっとしながらも、病院到着。
その後、Dr.ドクターの説明を受け、CTを受けることに口頭で同意、血液検査・点滴をうけ、CT待ち。
その間、手足に触れてもやはり「力」を感じない。
(神経に損傷を受けたのかなあ?)という嫌な妄想をかき消しつつ、病院の売店(つるやさん)で買ってきたチョココロネを頬張る(^_^;)
2時間後、ドクターが現れ、丁寧な、分かりやすい言葉で説明をはじめる。
・CTの結果は異常なし。
・血液検査は、白血球が増えているが、風邪のウイルスによるものでしょう。
・しかし、油断は禁物。48時間は様子を見て、1週間くらいは頭部へ衝撃を与えることは避けてください、とのこと。
ドクター自ら、もきすけをあやしながら、点滴を外す。
点滴を外されたとたんに、いつものもきすけが!(≧∇≦)
アタシが抱っこすると「おりるゥ~!降りるか~!下りる気ぃ~?」と叫び暴れだす。
「しょ~ろ~しょ~ろ~帰ろうか~!」
「おうち~に~帰ろうか~!」と連呼(^_^;)
カミさんと顔を見合わせて一安心。
自宅に帰るなり、パンを2個、牛乳2杯を平らげたもきすけにびっくり!そのあと、イチゴ10個とバナナ2本を完食(・_・;)
夕方過ぎに、保育園の園長が担任を伴い「見舞い?」に(-_-;)
アタシがじかに話すと何が起こるかわからないと感じたのか、カミさんが応対。
帰宅してから、話し合い、カミさんにきつく申し渡して置いた言葉を園長にやわらかく伝えるカミさん。
「もし万が一、このような状態に再度うちの息子が陥ることがあったとしたら、そのときは必ず、私どもと連絡を取ろうと努力する前に、
躊躇せずに救急車を呼んでください」という旨の言葉を、2度にわたり伝える。
園長「
うちの子も昔ひきつけ起こして…ドキドキさせられたもんですヨ!」
担任「アタシは、突然だったので動転しちゃって…」
隣の部屋に居るアタシ(ふ~ん(-_-メ))
保育園の園長が「うちの子」基準で物を言うってのは、どうだかねえ…。
とゆうわけで、昨日は、いろいろ大変な一日でした(・_・;)
で、今日は公休なんで、アウターバッフル作りの続きを…
゚・゚*・(゚O゚(☆○=(`◇´*)o コノヤロー!!