
先日のスパ西浦では、幸運な事に分切りが出来ているラップが4ラップ程ありました。
しかし、イマイチ釈然としないのは、それぞれのラップで(成り行きですが)走り方が違うのに、タイムがほぼ同じだという事です( ゚д゚)
結果的に分切りしているものの、ドライバー本人が、なぜ分切り出来ているか理解出来ていない…
これは、大問題です!!
と、言う事で、早速ロガーデータを解析してみましょう(^-^)/
比較するのは、今回のベストラップ59秒89(全体的にズルズル滑っていて、イマイチ速そうでない)と
59秒91(走りはまとまってるのに、何故か速くない)の比較です!
まずはホームストレート〜1コーナー

ストレートスピードは両ラップ共169キロ程度でした。前ラップでもアタックしていたので、最終コーナーの立ち上がりがイマイチでした。
1コーナーの進入は両ラップ共全く同じです(´・_・`)
ロガー上で、青、赤の三角形(車両位置)が完全に重なっています。
2コーナーのボトムは、ベストラップ(赤)は、しっかりスピードを落としてV字ラインに出来ていますが、(青)は向きが変わる前にアクセルオンしてしまっています。

3コーナーの進入は、ベストラップ(赤)は手前でテールスライドしてしまった影響で早目に減速しています。(青)は順調に車速を上げるものの…

(青)は車速が乗り過ぎて3コーナーの立ち上がり付近までアクセルオン出来ていません。
対してベストラップはクリップ付近から全開。その結果…

S字の進入時点では、ほぼ同タイムです。

S字の1個目(?)は、ベストラップ(赤)は大きくテールスライドしており、車速が落ちています。
しかし、2個目の立ち上がりで(青)は向きが変わっておらず、アクセルオンが遅れます。その結果…

ダブルヘアピン進入で、また並びます。(やや赤が速い)

ヘアピン1個目は、青のアクセルオンが遅れヘアピン2個目の進入までに、僅かな差が付いています。

ヘアピン2個目の進入はかなり違いがあります。
ベストは、やや大回りでボトムスピードが高いです。(青)は小回りでボトムスピードは低いです。しかし、ここでもコーナーを立ち上がるとほぼ同タイム…

最終コーナーはベストラップ(赤)が小回り、(青)が大回りですが、車速は(青)が高くほぼ同タイムです。

最終的な差はこれぐらいです。
それぞれのコーナーで、ラインと車速は違うものの、同じ様なタイムで走っています。
総括すると、更に速く走る為には小回りしつつ、ボトムスピードを上げる必要があると思います!
具体的には、
①3コーナー、S字2個目は立ち上がり重視で素早く向きを変える
②ダブルヘアピン、最終コーナーは、更に突っ込みを深くして小回り
③突っ込みを深くしても大きくテールスライドさせない、丁寧なドライビング
以上に注意して走るとレベルアップ出来ると思います。なんだかデータ解析と言うより、感覚的な感想が多いですが;^_^A
いやー、サーキット走行は奥が深いですねー(。-_-。)

Posted at 2014/12/16 08:09:46 |
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