
オヤジんとこで、面白い話を聞いてきました。車にカーボン製品を装着している人もおられると思いますが(私はかなり…)カーボンって日焼けにすごぶる弱いですよね?段々と艶が無くなって白濁してきます。さて、ではどうしたら長持ちするのか?まぁ普通はコーティングですよね。でもコーティングって紫外線対策ではないですので、特効薬ではありません。んじゃどうするか?日焼け止めを塗るしかないわけで、車用の日焼け止めって何ぞ?となる。さて、あなたは何を思い浮かべましたか?何が効くと思われますか?答えは意外な物です。
それはタイヤワックスです。しかもSoft99の固形タイヤワックス(ボディ用ワックスの缶に靴墨みたいなハケが付いてるやつ)のみ効果があるそうです。使い方はボディ用ワックスと同じ。塗って、乾拭き。これだけでOK。しかもかなり艶も出ます。
冗談みたいなホントの話。三重県にある某有名エアロパーツメーカーの中の人が言ってたそうな。昨日のブログの写真は施工後です。引きの写真じゃわからないけどね。
要は耐候性の強さにあるそうな。確かにタイヤが車で一番、紫外線に弱いよね。
で、ショップでDVDも観てきた。「最速のインディアン」ってやつ。知ってる?
まあのっけからやらかしてる。爺さんが目覚ましで起きるとこから始まるんだが、夜明け前から日課の「バイクの火入れ」
1940年代の話なのだが、1920年代のバイクだから消音は・・・お察し。案の定、隣の家にガチ切れされる(笑)
で、朝のコーヒーを孫が入れている側で爺さんはバイクのピストンを鋳造する←
棚にはピストンが所狭しと並び、そこには「スピードの神に捧げる」と書いてある。失敗作をお供えものにすんな(笑)
で、その熱したピストンを、孫が水汲んできた甕(かめ)で冷却する。ちなみに日課←
うん、ただのマジキチだな!慌てる孫(その水でコーヒー淹れてる)に
「チタンの味がして美味いぞ!」
と言うあたりイかれてる。あ、そういや主人公の名前を知らないや(笑)まあいいや、マジキチって呼ぶ。
オヤジ「ガンちゃんもこんな感じだよね?(笑)」
C9「私はピストンを鋳造しません!」
その後も一日バイクいじったり、庭の草刈りが面倒だからってガソリン撒いて火をつけて消防車が来たりしてた。マジキチ。
そんなマジキチも寄る年波には勝てず、心臓病を患う。将来を悲観したマジキチは、ボンネヴイルを目指すことにする←
あ、アメリカの話ね。いちおう説明しとくが、ボンネヴイルとはアメリカの塩湖。毎年、速度記録をトライアルサイズやってる。
で、その25年落ちのマジキチチューンのバイクを車の牽引車に載せてボンネヴィルに出発!途中、何故か女性にモテるマジキチ。未亡人と一夜のアバンチュールとかやってます。ちなみにマジキチは名優アンソニー・ホプキンスがやってます。ハンニバルのレクター博士。ちなみにレクター博士には実際のモデルになった人物がいるそうです。
オヤジ「ガンちゃんもこんな感じだよね?(笑)」
C9「たとえ一夜限りでも、女性には誠実です」
で、ボンネヴィルに到着。当然、トライアルへのエントリーは
し て い な い
なのに勝手に車検を受ける
検査員「タイヤがヒビ割れてる」
マジキチ「25年前のタイヤだからな」
検査員「燃料タンクに蓋がコルク栓だ」
マジキチ「軽量化だ」
検査員「ドラッグシュートが無い」
マジキチ「買う金が無い」
検査員「ブレーキが無い」
マジキチ「止まる気が無い」
検査員「耐火スーツは?」
マジキチ「これだ!」
結婚式の時に着たスーツでした←
マジキチ「これが縁起がいいんだ」
まさかのスーツ違い!←
まぁ呆れ返った検査員、テスト走行だけ許可する。1920年代のバイクなので、普通は百キロも出ません。いいとこ百キロくらいかな・・・・
まさかの二百キロ乗せ(笑)ここまできたので、もういいやと本戦にも出れることになる。マジキチは会場の人気者に。
友人にマジキチはニトロ(心臓病の薬)を二錠もらう。
友人「二錠もいるのか?」
マジキチ「一錠はこいつのだ」
と言ってバイクの燃料タンクに入れる。あ、ガチキチだ。
で、トライアルスタート。マシンは空力のためにボブスレーのリュージュみたいなカウルが付いてます。
マジキチはさすがマジキチ。スロットル開けっぱです(笑)戻す気が無い。夢を掴むことしか頭に無い。オールorナッシングではなく、掴む未来しか見ていないのだ。
オヤジ「ガンちゃんもこんな感じだよね?(笑)」
C9「私は勝つ為の理論を組み立てているだけです。ただ、アタックする段になったら、アタックに全てを振り向けます。勝つ事よりも、前車に喰らい付くことしか興味無いです」
まぁ当然、トラブル盛りだくさん!エキゾーストが加熱して、マジキチの足が焼けてきた。でも気にしない。
あまりの速度にゴーグルがぶっ飛んだ!でも気にしない。
バイクが重心悪くて振られてきた。でも気にしない。
オヤジ「ガンちゃんもこんな感じだよね?(笑)」
C9「こうならない努力はしてますよ。安心して踏めるマシンが最高のマシンですから」
勢いだけでいくのは小僧とマジキチだけでいい。私は継戦能力も重視する。
そうこうしているうちに150マイルを突破。更に加速するマジキチ。最終セクター。当然スロットルは開けっぱ。で、計測区間を抜ける。車速は実測200マイル(320キロ)オーバーを叩き出す!真のマジキチ!バイクはこの瞬間、スピードの神に愛されたマジキチを天国に一番近い場所まで連れていった。
オヤジ「ガンちゃんもこんな感じだよね?(笑)」
C9「引けない時は、アクセルの全開時間で勝負しますよ。より開けてる時間が長い方が、相手を引き離せます」
その後マジキチは地元に凱旋。一躍ヒーローになりましたとさ。
いや〜、バイク乗りって結構こういう乗りの人が多いよね。でも、スピードの神に愛されたバイク乗りってほんの一部だよね。
ちなみにこのお話、「実話」です(笑)
オヤジは、一台のマシンを一生愛せることに感動したそうな。だから、RAも大事にしてくれと。
私はずっとRAに乗り続ける自信は無いが、まだしばらくはお付き合いするつもり。最速のインディアンにはなれないが、それなりではありたいね。
↓動画は艦これ。動画自体のネタが尽きてきた。
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2014/04/21 00:46:12