
まぁ、色々とご意見があるでしょうが、でも私はそこには意味が無いと思っています。1番パワーが出ているA45AMGに乗った若葉マークドライバーと、RAを駆る私を比べるなら、例え直線番長な富士スピードウェイを使用しても私の方が速い。その理屈ならRAが世界で1番速い2リッター四駆ターボ車になる(笑)つまり何が言いたいかと言うと、
「好きな車乗っとけ」
ってことです。その車が速かろうがドライバー次第では遅くなるし、車が遅くてもドライバーが上手ければリカバリー利くわけですし。速さだけを求める人なら1番速い(と思う)車を買えばいいし、何台か候補があるなら自分のドライビングスタイルに1番合う車を買えばいい。速さがドライバーに依存する以上、速い遅いは(少なくとも同じクラスのカテゴリー内でなら)誤差だと思います。少なくとも、3月16日の雨の富士スピードウェイで1番2番だったのはエボ9MRでした。
というわけで、16日は富士スピードウェイに「2リッター四駆ターボ・ドライビングレッスン」を受講しに行って来ました。2年ぶり3回目ですね。友人のお誘い。毎回ながら、ありがたい限りです。とても良くしてくださります。
さて、エボインプの2メイクで始まったこの会はランエボの参加台数減退に伴い、外車勢を含めるようになりました。今回はWRX-STIが26台(だったかな?)にエボが7台、ゴルフRが3台、CLA45AMGが2台、S3が1台、BEレガシィ1台、レヴォーグ1台。だったかのぉ?(笑)覚えきれん。前回と比べるとレヴォーグ減ったね。あと外車も。レヴォーグが減った理由は簡単で、「CVT油温の上昇が激しすぎて富士を2周走れない」ってこと。レヴォーグの限定車だったかはCVTクーラーが付いてるみたいだけど、せめてSTIスポーツにも、贅沢言うならFA20ターボを積むS4とレヴォーグには全車欲しいね。実は外車勢が減ったのもこのあたりで、友人曰く、ドイツ車の横置き四駆は大抵ハルデックス製で、油温の上昇に伴い、前後駆動配分の結合が無くなってくるそうで、DCT車のシステムも含めて泣き所のようです。満足に周回出来ないなら、高い金払って富士まで来る必要無いもんな。それでもポルシェのドライビングエクスペリエンスが参加費20万なこと思えば、約10分の1の値段で同じ事を出来るんだから(ポルシェさんのも午前中ジムカで午後サーキットらしい)お得感はあると思うよ。ミッションクーラー付けたらイケるんじゃない?私のRAは元から付いてるよ(笑)
で、午前中は毎度お馴染みパイロンスラローム。前回はエボ有利なパイロンレイアウトでしたが、今回は得手不得手なしのレイアウトで、スタートしてパイロンを3つスラロームしてから直径20mの円旋回してから再びさっきのパイロン3つをスラロームしてスタート地点に戻る。です。面白いのが、走行枠A・Bで分けて、2台同時スタートで勝敗決着型な所。前回まではタイムがリザルトでしたが、今回は生身の相手が勝敗を分けます。アタックは3本+慣熟(単走)一回の計4回。いや~盛り上がるね(笑)私はドッグファイターだからさ。
というわけで、最初は慣熟で相手無しの単走なので普通スタート。パイロン抜けて~円旋回して~全開のままパイロンスラロームへ・・・・・・ここが罠でした。全開進入からのパイロンスラローム再開なので、車速が乗ってるのに100°くらいの旋回進入になり、リアが飛ぶ!旋回開始時に発生したヨーを処理しきれない!ドライビングは基本ビビりの私ですらハーフスピンこきましたよ(笑)後々回が進んでいくと、私を入れて4台居るGDBのうち、3台がスピンした。残り1台はダートラ車両なんでパイロン抜けるだけでケツが出る車なので除外。つまり、GDBにだけ厳しいレイアウトでした(泣)原因は唯一のリアストラット車から来るリアの接地力不足。エボは多少暴れても踏めば解決するし、GR-GVやVABはそもそも破綻すらしない・・・。皆さんいい車乗ってますよね!(D型VABが3台とS207が3台居ました)そんな中で私のお相手はGDB・VAB・VABでした。きっついわ・・・
あ、3勝しました(笑)私と友人の二人だけがロケットスタートしてましたからwww。パイロンスラロームは好きなんですよ。低速の旋回バトルならGDBとて現役ですから♪。でも今回はロケットスタートする人がほとんど居なかったな…。ドイツ車がローンチコントロール使ってたけど、あれ見てると何か回転ストールしてる気がする。どうなんだろね?ゴルフとかあんま速くない。
で、昼食を挟んでサーキットフルコースの走行枠です。A・Bに分かれて約20台ずつの20分×3本。車とドライバーの保ちの妥当点だと思います。まぁ、雨だったんでブーストはローモードでしたけど。これだとストレートエンドで177キロ(GPS読み)でゴルフRと変速の遅れを含めて加速全く一緒です。レヴォーグよりは速いくらい。ハイブーストにする勇気は無かったわ(笑)前方で知り合いの黒エボとVABがバトルしてたんだけど、水煙で1コーナーが見えない・・・水煙の中でスピンやらしてたら突っ込んじゃうからこちらもマージン取ったりしてます。ドライなら150m看板からのフルブレーキでも止まれるけど、雨だと250m看板の手前からブレーキです。ただ、そのおかげで車には優しいらしく、S4もレヴォーグも戦線離脱せずに走ってました。前回は10月で外気温24度の晴れでしたが、今回は14℃の雨ですからね。冷却が追い付きます。冷却の対策をした私のRAだと水温が85℃のまま(笑)クーリングラップ一切無しで走れます。ただ、ブレーキだけは少しエア噛んだかな?ホンの少しだけど。
今回もローターのサーキット慣らしになってしまった私ですが、今回は発熱少ないリアだったのと、速度が乗らないから負担も少なく、最初から焼き入れ済みのローターだったので波打ちはしませんでした。リアを逆スリット入れたらリアの利きが少し良くなって、結果的にRAのブレーキバランスが良くなりました。
で、どしゃ降りFISCOの感想ですが、意外と普通に走れます。路面の濡れによるグリップダウンはあるのですが、水の膜でのグリップダウンやハイドロ等はなく、ストレートをブースト全開で走っても普通に走れます。ドライ寄りのA052とかだとハイドロしかけてたようですが、71Rや私のSPスポーツとかのウェットも考慮されたラジアルなら普通です。180キロ出しても真っ直ぐ走るんだからサーキット舗装恐るべし。ただ、路面は荒れてきてました。ストレートとか跳ねが出てましたから。そろそろストレートだけでも補修入れて欲しいところ。
ドライビングの部分では、今シーズンのスノーアタックで「インプはハンドル切り込んで、旋回を車に伝えると曲がる」というのがありましたが、これはサーキットでも同じのようです。旋回区間ではニュートラルステアなのですが、普通に切ってアクセル入れてもアンダーです。曲がってほしいので、最終的から多目に切り込んでおくと、オーバー出ながら曲がっていきます。オーバー過ぎるので、曲がってから少しアクセルを戻さないといけませんけど。舵角センサーがあればなぁ(毎回言ってる)
ただまぁ、アンダーとオーバーの合間を絶妙に掴んで走るという練習にはなりました。タイムは遅いけど(2分30秒がベスト)その代わりタイムのばらつきが少なくなったので、コントロールは出来てると思います。
今回は私と友人と知り合いの三人で連んでいたのですが、やはり気になる話題として「今の車が使えなくなったらどうしよう?」でした。ランエボユーザーはWRXユーザー以上に次の選択肢が無いわけでして、特にエボ9乗ってたりするともう次のが無い。エボ9ですら10年選手に近いのに、終わりが10しかなく、ドライバーズカーとしては9の方が良いと言われてしまっては、乗り換えようもない。かといって程度の良いのを探すと新車価格より上がってる場合もあるわけで・・・。友人とも話してたのだが、今時GDBやエボに乗ってる人は「わざわざそれが良い」わけで乗ってるわけだから、代わりが無いんだよね。降りるのは簡単。でも次が無い。「ただ速い」車には興味なくて、その速さの過程が美味しい車がいいんだよね。努力してタイムを出す。ドッグファイトで撃墜する。その過程を楽しみたい。タイムだけならAMG-GTのGT3カーでも買っときゃ間違いないんだからさ(笑)
私は3枠目はお休みして、走行動画を撮ったりしながらのんびり過ごし、1日を終了しました。結局、なんだかんだ言って、ワクワクドキドキを毎回しています。友人も言ってたが、この歳にもなると、恋愛くらいしかドキドキするもん無い(笑)そんなわけで楽しい時間を過ごさせてもらいました。主宰の富士スピードウェイと友人と知り合いには深い感謝を。
そういや、昔は来てたメディアの取材が全然無くなったな。今回は応募枠も余ってたし。ランエボの減退が思いの外効いているようだ。いつか無くなるかもな~。
Posted at 2018/03/17 23:56:16 | |
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