だいぶ前にブログで書いた、駆逐艦「初霜」の最期の地。
桜も終わりそうなので、雨ですが行ってきました。

場所は宮津湾内、天橋立の向かい側です。

・・・この辺かな

今では何の面影もない、静かな浜です。すぐそばに浄水場が建っているので、目印はそれ。

行ってみて、想像する領域が無くなったというのでしょうか?
本土とは言え、こんな何もない浜で最後を迎えて、碑のひとつも置いてもらえないのは無念だろうな、という気持ちだけです。
この小さな半島の反対側に出ると、舞鶴湾の入り口が見えてきます。たまたまはつゆき型が入港するところでした(`・ω・´)

さて、宮津の隣、旧岩滝町には、もうひとつみとくべきものがあります。
橋立の内側・・・細い道をかき分けて行くと

保育園とはおよそ釣り合わない、ポールが。

読んでその通り、忠魂碑ですね。西南~太平洋戦争までの間に亡くなられた、岩滝町出身の方を祀るために建てられているそうです。
で、このポールは何かというと戦艦「石見」から取り外した主砲砲身を立てているんですね(`・ω・´)
「石見」は、日露戦争で鹵獲したボロジノ級「オリョール」を修理・改修して編入したもの。
艦体には大きく手を入れられていますが、主砲は30.5センチ4門を引き継いでいます。

元はフランス式のくびれた舷側、高い乾舷と、宮崎駿の世界です( ゚Д゚)
砲身の周りには、30.5センチ砲弾が置かれています。
日本で現存する戦艦の主砲砲身は、「三笠」、「陸奥」、そしてこの「石見」のものだけで、近所の割に調べてみると驚きでした(^^;
まぁ、「榛名」や伊勢型の遺物がほとんど無いことを考えると、倉庫に残っていたであろう何某の砲身などは全て廃棄されたのに対し、「石見」のものは片田舎にあったことによって放置されていたんだと思いますが・・・
何にせよ、前ド級戦艦とか、装甲巡洋艦というものはロマンに満ちているので、僕は大好きです。
同じボロジノ級の「スラヴァ」なんかは、ドイツのド級戦艦相手に大立ち回りしていますからね(`・ω・´)
で、せっかく宮津まで来たので、もうちょっと足を延ばして舞鶴です。
桜と、除籍された「しらね」の写真を狙おうと思いまして。。。(^^;

やはりと言うか、ふ頭の前にでーんと置いてあります。

巨艦二隻の前だと、1万トンの「みょうこう」も小さく見えてしまいます(笑)

新旧DDH。しばらくはここに係留されるでしょう。
丹後・若狭はちょっと移動すれば、西には110年前の戦艦の遺物あり、東には最新護衛艦あり、というところですね(笑)
おまけ、赤レンガとインプレッサ(ちょっとちゃいますがw)
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艦艇ウォッチ | 日記
Posted at
2015/04/05 23:23:51