こんにちはUchiPです(*'ω'*)
先日2022年6月5日(日)に行われましたサウンドミートin東日本 いわきstageに遊びに行ってきました。
そのレポートと、そこで感じた光と影?を変な忖度無しでそのままブログに残しておきたいと思います。
サウンドミートin東日本とは?
WEBサイトによりますと、「2006年より20回目を迎えるメーカーやショップの垣根を超えたカーオーディオイベント」とあります。
いわゆるミーティング形式のコンペティション(ショップなどの「群れ」単位ではなくてもっと広い範囲で集まったオフ会にオーディオの音質(音圧)競技を組み合わせたもの)です。
ミーティングが行われたのは福島県いわき市の四倉海岸にある「道の駅よつくら」
ミーティングは事前に申し込みをしてエントリーし、集合時間に入場します。

クラスごとに入場順に並びます。
僕は群れの外、個人参加なので自分の車を知らない人でもどんな車かわかってもらうためにシステム表等を設置してミーティング参加です。

僕のシステムはデジタルアウト搭載のナビを中心に低域を含めてステレオ定位の4Wayシステムです。サブウーファー領域まですべてステレオ再生というシステムが理想と思い、時間をかけて組んだシステム。この車としてはコンペ参加が最後となるので集大成という気持ちで参加しました。
コンペは自作のクラスとハイエンドクラスという2クラスにエントリーしました。2021はどちらも3位でしたのでさらに上位を目指して取り組んできました。
ユーザー投票でクラスごとの上位5位を決めてその5台を評論家の方が審査をして最終順位を決めるという仕組みです。
それ以外に評論家の方それぞれに直で評価とアドバイスをもらえるクリニックコースというのもあります。個人参加はクリニックコースの方がいいのですが、
昨年のサウンドミートのルールなら評価してもらえるだろうと選択しませんでした。(詳しくは後述します)
ミーティング中は参加車両を自由に試聴したり、お知り合いの方たちとどの車がいい、こんなことやってる、あの工夫は素晴らしいだのオーディオ談議に花を咲かせて楽しいひと時を過ごします。
美味しいお弁当を食べた後は

いわきと言えばのJKフラダンスを堪能し・・・
TOSHIEさんの歌声を堪能したり・・・
!!!!?!?まさかのトシエさまご乗車♪
ちゃんと試聴してました。次回は課題曲にトシエ様の曲があると良いと思います(#^^#)
そんな楽しい時間はあっという間に過ぎ、ユーザー投票上位車両の評論家による上位審査に移るタイミングでざわざわ・・・
うーん。やっぱりこうなったか。
ミーティング形式コンペの最大の闇というか光と影の影の部分。「組織票」です。
カーオーディオにおけるミーティング形式のコンペというのは音質競技といいつつも、実際は組織票を持っている所の車だけが選ばれて音質審査に進んで決まってしまう。という側面を少なからず孕んでいます。
主催してマンパワーをかけている地元ショップさんは自分の所のお客さんがある程度評価されて表彰されたいですし、たくさん来場しているグループから入賞者が出た方が盛り上がりますよね?なのでミーティング形式のコンペはある程度そういった側面は必要なのだと思っています。
ただ、サウンドミートは以前の様に露骨に酷かったころと比べてゆるく楽しい感じになってきたな、と感じていましたし、2021年の審査方法は組織票をある程度抑えた投票方法に変更し、ユーザーが本当に垣根無しに自分なりに音質の良い車を選んでいたと思います。2021はある程度みんなの下馬評と表彰の順位は合っていて、何も変な感じがしなくて、とてもいいミーティングコンペになったなと思っていました。
今回、何があったかは知りませんが2022はまた組織票ありきの元のレギュレーションに告知なく戻ってしまいました。知らずに2021と同じだと思っていただけに、対策できず、開会式の段階からすでに入賞は難しいだろうな。と思っていました。

僕の結果はハイエンドクラスは審査されず選考外、組織票が大きく影響しないDIYクラスで2位となりました(*'ω'*)
昨年よりも1つ順位を上げることは出来ましたが、前回も僅差で敗れたハマさんにまたしても及ばず。・・・でも事前に聴いていて僕には無い音楽の楽しさと個性が光っていて「この音ずるいわぁ」と声が出ちゃうような感じだったので納得の結果でした。
僕の車はというと、途中でクリニック外にもかかわらず空いた時間で最後という事で車を聴きに来てくれたカーオーディオライターの石田功さんからは「うん。すごくいいよ!」と今までで一番のコメントを頂けたので順位よりも何よりもまず、課題としていたコンセプトとそこに対する評価が頂けたので本当にうれしかったです。石田さんのすごくいいよは初めて聞いたのでえ!?ホント?って聞き返しちゃいました(;^ω^)
※後日AutoMesseWEBで記事に載せていただきました(*'ω'*)

記事中に
「僕が重視しているのは位相、とくに低音の位相で、サブウーファーが後ろにあるクルマの場合、どうしても低音が頭のなかにたまりがち。それを調整して、完全な頭外定位を作り出せれば自然で心地の良いサウンドが得られる。今回、紹介した3台はそこがうまく調整されていた。」
とありまして、サブ領域も含めた4Way構成で僕がやりたいことが表現できていたこと、石田さんに評価されたことでこの車の有終の美を飾る事が出来た、と改めて実感できました。
そんなとても褒めちぎられて有頂天の僕の車も組織票は持っていないので・・・予想通りハイエンドクラスは2次審査に進めず選考外、しかも僕の車以外の順位付けで1番、2番、に付けた車も進まず・・・。ちょっとどうなってんのよ感が強く感じられました。
まぁカーオーディオ歴20余年、一応個人としてかなりの経験を積んできていると自負している僕の耳が根本から腐っているかは置いておくといて、クラスによっては試聴できなくてオーディオなんて鳴らしていないような車がユーザー投票で上位に選ばれるって、音質審査のユーザー投票という建付けとはやっぱり違う。
みんな平等にエントリーフィーを払っているし、この仕組みを知らずに参加したユーザーもいると思う。
実は平等に審査されない事が決まっているってのは、知らないうちにかませ犬にされてるわけで、ぶっちゃけ知らぬが仏。でもこれじゃない感は強いです。
今年のサウンドミートは
リザルトもジャッジの点数、ユーザー投票の数も公表されず、当日の表彰も何の車かアナウンスされず、いつもと違う感じでみんな違和感のある微妙な雰囲気の中ささっと終わり、途中でばらばらと人が居なくなってしまったからか最後の記念撮影も無し。
(
2021のリザルトを見ると違いがよくわかる)
手前がとても楽しかっただけに後味があまりにも悪い終わり方になってしまいました。
敷居の低さはありました。入り口の敷居は低い。ただ、敷居を跨いだ人が歓迎されているかは別って事ですよね。
そもそも「組織票問題」は俺みたいに「わかっている人」ですら気持ちよくない。「わかってない人」にとっては自分の耳で聴いた音と出てくる結果の差に困惑して自分が信じられなくなるし、消化不良に陥ってしまう。
「実は組織票があるからもともとあなたは入賞できない事は決まってるんだよ」
って後から知ろうものならどんな思いになるんだろうか・・・
僕は凄く楽しくてうれしい事もあったけど、イベント自体は影を落とすような出来事もあったって感じでした。
今年はもう一回別会場の仙台でやるみたいで、初めは行こうと思っていたんだけど、ちょっとこのままだと難しいですね・・・。そのくらい2020、2021と比べても後味の悪さは今回強かったです。
昨年に参加者でとても良い音質だったオートブラストさん、クアンタムさんの車両が参加していないのも気になるし、そのほかにもおらが地元の参加ショップも出てませんでしたね。かなり参加者減った印象でした。
少なくとも2021の結果は実力が強く反映されていたと思うし、2022は結果により組織票が反映されていたと僕は思います。
でも、はっきり断言しますが、このイベントに限らず、ミーティング形式のコンペティションは組織票ありきです。それを吞み込んで入賞できないのを覚悟のうえでイベント運営費をエントリーフィーという形で渡し、オフ会の気持ちで臨むというのが主催外のショップもしくは個人エントリーのオーナーさんの楽しみ方です。数は正義なのです。
そのくらいの気持ちで行かないと個での参加は最後にただただ落ち込んでしまいます。でも試聴してくれた人のコメントが正であり評価です。良い評価やアドバイスがあればそれが一番の収穫です。
正しく評価されないなら嫌という事であれば、ミーティング形式ではないコンテストに応募するしか手がありませんがそのイベントは総じてイベントとしては「面白くはない」のが難点です。ガチすぎて知らない人同士が談笑できる隙が少ないので怖いです(;^ω^)
ミーティング形式のコンペは一人では気が付かない、新しい発見、自分の音の現在地が自分なりに客観視できる貴重な場と思っているのである程度フィーを払っても良いと思っています。周りの評価は高かったし個人では満足です(#^^#)
イベントの種類と光と影を見極め、そこにお金をかけて参加するかしないかはユーザーの自由だ!!