長くなります。
さて前回はリヤタイヤ後方の整流を考えたが、考えた末リヤタイヤ後方は何もしないことにした。

というのも画像を見て頂きたいが、四角いの二つがタイヤだと考えて欲しい。
これはディフューザーなどが着いてない状態。
二次元のため平らな状態でしか見れないが、流速に関してはこんな感じ。
ちなみに黄色になるほど流速が高いということ。

こっちはディフューザーを着けた。
ディフューザーにより流速が上がってるのが分かる。
最後はコークボトル形状にしてタイヤの乱流を受けにくいように、板を追加した。
これにより驚くほど流速が上がってるのがわかる。
そもそもがディフューザーの役割が通常流れている空気より速い速度で空気を抜くことにより、
ボディ下面に負圧を生じさせてダウンフォースにするのが目的。
であるからにして昨今のフォーミュラーカーでもコークボトル形状にしたり、エキゾーストブローンディフューザーなどが開発されて、下面の空気を抜くのに躍起になっている。
昔はシャパラルやブラバムがファンを使って空気を抜いていた。
というほど下面の空気を抜くことは重要なこと。
例えばグループCなんかはスプーン実験でおなじみのベンチュリ効果を使っていたわけだけども、これは凄まじいダウンフォースを生む代わりに何らかのきっかけで、空気をはらむとフワッと飛んでしまう。
車体後方の空気を早く抜くということは、負圧を生むだけが目的ではない。
車を大きな羽とし、ベルヌーイの定理によって飛行機の羽と逆の働きをしてもらうことが目的だったりする。
私の解釈では飛行機の羽は上を流れる空気を下を流れる空気合流点は後方の下側に位置する。
一方でF1マシンは後方の上側で合流する。
これが揚力とダウンフォースの分岐点じゃないのかと考える。
まぁあとは合流する地点までの距離とかが鍵だけどまぁ、深く考える必要はない。
という自己流の解釈により、とりあえずコークボトル形状にしてみようと思う。
簡単な加工なので、楽しみだ。
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Posted at
2013/05/18 14:34:02