燃料プレッシャーレギュレータ、燃料ホース、燃料ポンプ、インジェクター交換

燃料タンク内のサビ汚れが原因と考えられるエンジン不調の修理。
燃料タンクを洗浄するのと同時に、古い燃料ホースの交換と、詰まった燃料プレッシャーレギュレーターを交換します。

プレッシャーレギュレーターからはこんなサビ汚れが。
これでは調子が悪くなるのは当然か。
燃料フィルターが2個もついているのに、通過してしまうのかと驚きました。

燃料ホースを外しました。

旧いホースを参考に、長さを合わせてホースをカット。
被せてあるものは、擦れ防止のためなので、状態を見て再利用。

プレッシャーレギュレーターと新しいホースを取り付け。

このあたりについていた、樹脂の中継を外しました。

中継の部品。
外したものと、交換する物を比較。

新しい方はアルミ製で耐久性が高いはず。

中継、取り付けました。
手前側も裏側もホースを新しくしてます。

インジェクターにもサビ汚れがありましたので、掃除して再組立て。

インジェクター組み込み

燃料ポンプのこの機会に交換します。

旧い配線は、タブ端子接続。

新しいポンプ用に、丸端子を圧着。

新しい燃料ポンプに、燃料フィルター。

これでエンジンかかりました。

レッカーで自宅へ戻したときよりも、明らかに良い状態。
これで車検に再度臨みました

車検のリベンジ。
前回よりもマシですが、今度はCO不良。3.5%以下にしないと合格しない。
（HCは1200ppm以下が合格）

テスター屋で測定と、調整を繰り返して、何とかCOが合格範囲内になるようにでき、この日2度目の検査で合格しました。

しかし、このCO値は明らかに正常ではない。正常であれば１％付近になるはずなので、まだ良くない箇所がある。

残った疑わしい箇所は、サビ汚れが溜まっていたインジェクター。
一応掃除したとはいえ、一度サビ汚れが進入していたところなので噴射点検。
そしたら、案の定、噴射量にかなりのばらつきあり。1か所はほとんど燃料が出てこない。これでは1気筒死んでいる状態で、エンジンに妙な振動が出るわけだ。

ということで、インジェクターも4個取り寄せました。

新旧比較

組み立てます。
旧いインジェクターのホースよりも、やや長かったですが、短くしてません。ちょうど良いぐらいでした。

反対側も

見えますかね、新しいのは3個穴が空いてました。改良されているのかな？

旧い方はこんな感じ。

エンジンに取り付け。
配線戻したら完了。

最後にスロットルを戻すバネ。

これがやや弱っていて、アクセル離してもアイドリング回転が少し高いまま。
回転落ちるまでが時間がかかるため、改善案を検討。

応急処置として、よりバネを引っ張った状態で取り付けられるよう、引っかける位置が短くなるよう曲げました。
結果は、いい具合に戻るようになりました。
アクセルが少し重く感じますが、元々そうだったのかも。

ここまでやって、ようやく調子が戻りました。

妙な振動は無くなったし、走行中のエンジン音が静かになったし、アクセル軽く踏んでも加速するし、これが本来の状態なのでしょう。