あ、この写真の製品はAmulechとは関係ありません。
先ず、2011年の夏(確か・・)の頃に遡ります。
Olasonicの「TW-D7OPT」というテレビに繋げるスピーカーを購入。
それが上の写真の外部スピーカーキットです。
テレビやパソコン、ゲーム機と繋げられて、手頃な値段で良い音が聴けるという製品です。
今も昔も、テレビに内蔵されているスピーカーというのは、デザインとかスペースの関係で、音質は二の次、三の次です。
年配の方がテレビの音が大きいと言われるのは、もちろん聴覚の衰えの影響が大きいですが、
そもそも、どんな高価なテレビであっても、内蔵されたスピーカーから出る音はどれも聴き取りづらいし、ふわ~っとした音しか出ていないからで、
スピーカーを別体にすることで、概ね解決できる場合が多いです。
私も50歳。そろそろ聴覚の衰えは来てると思いますが、
そういう理由ではなく、例えばモータースポーツのレース中継を視るとか、
スカパー!の音楽ライブを視るに当たって、内蔵スピーカーは無いなぁという事で、41歳の頃に写真の製品を購入しました。
もう9年も経過しますが、まだまだ絶好調で鳴ってくれています。
この製品とテレビの「光デジタル音声出力端子」とを「TOS-Link」ケーブルで繋ぐ事で、テレビの音を高音質に聞く事が出来るようになります。
「TOS-Linkケーブル」とは、光ファイバーを使った音を電送するためのケーブルです。
光ファイバーケーブルには、低品質で低価格なものから、高品質で信じられないくらい高価なものまで幅広く世の中に出回っています。
10万円、、、とか、、、
デジタルなので赤と白のアナログケーブルで繋ぐよりもずっと鮮明に聞こえます。
リモコンが別体になるので、それはちょっとだけ不便ではありますが、その不便さを買ってでもテレビ内蔵スピーカーからの音は耐え難かったんです。
この製品にはさっき書いた「TOS-Linkケーブル」がおまけで付属していてそれを使用していましたが、
ネットで、
『TOS-Linkケーブルをグレードアップすると音質が向上する。』
という記事を読んで、
まぁ私はオーディオマニアで、電源ケーブルを変えると音が変わるという事は知っていたので驚きはしませんでしたが、
今までテレビ(映像)の方で拘った事が無かったので、テレビ関係で何かケーブルを変えようとは思わなかったのですが、
たまたま、
Amazonベーシック TOS-Linkデジタルオーディオオプティカルケーブルというものが、715円なのになかなか良いと聞いたので購入。
確かにおまけケーブルよりはマシかな?という程度ですが、安かったので暫く使っていました。
数年後、スピーカーから、ブツっという音がしてスピーカーの電源が切れるという症状が発生しました。
色々試してみて、このスピーカーに付属していたTOS-Linkケーブルに換えると症状が出なくなったので、Amazonのケーブルが傷んだんだろうと、再度同じものを購入し、結局2019年まで使い続けました。
しかし、、、年齢的なものなのか、なんかテレビの音量大きくなってるw
と自分で気付いたし、親にも音デカイな、って言われたので、手頃な価格で改善したくてTOS-Linkケーブルのグレードアップを検討。
イヤフォンがオーディオテクニカだったから、ネットの口コミもまぁまぁだったという理由でオーディオテクニカのAT-OPX1(1,360円)に変更。
これがなかなかスッキリとしてクリアな音になり、声も聴き取りやすく、音楽も曇りが取れたように。
もう一つかなぁ、と思いましたが、Amazonのものよりは音質改善されたので納得して使っていました。
ですが最近、またブツっという音を出して、電源が切れてしまうという症状が頻発。
これはまたTOS-Linkケーブルが壊れたかなと、もう少し音質の良さそうなケーブルを探したところ、
パソコンで音楽を聴く時に使っているD/Aコンバーターのメーカーから「TOS-Linkケーブル」が発売されている事を知りました。
Amulech(アムレック)というメーカーです。
このAmulechのD/Aコンバーター(AL-38432DR)は3万円弱したんですが、
しびれるくらい凄い音をイヤフォンから出してくれた素晴らしい製品だったので、このメーカーに対する信頼度は100%でした。
世の中のレビューでも、10万円クラスのD/Aコンバーターに匹敵する高音質と言われている製品で、とにかく凄いとしか。
(こんな凄い高音質な音、世の中の殆どの人が知る事もない訳ですが、それがとても残念です)
そういうAmulechに対する思い入れもあって、注文したTOS-Linkケーブルの到着を楽しみにしていました。
そして先日、2,100円のTOS-Linkケーブルが到着。
早速、オーディオテクニカのものからつなぎ替えてみると、、
あ、実際は、ケーブルを換えてもブツっは改善せず、、、
TW-D7OPTの電源プラグが抜け掛かっていたせいでして、、
で、肝心の音は、
ギョギョギョ!ってなくらい明瞭な音が!
例えば、野球中継で、球がミットに収まるパシッという音や打撃音の奥行き、
場内アナウンスのリアルな感じが凄かったし、
ハリウッド映画のような、コンピュータで加工されたDolby Digitalの映画館で聞くような派手な音が、自宅で、、、!
しかもこの製品は、
ホームシアターなら5.1chとか7.1ch、8K放送では22.2chという時代に、
ただの2ch。。。(サブウーファーも無し)
それなのに、すごい立体感、広くなった奥行き、適度な響き、明瞭な音声、と、たった2,100円のケーブルなのにこれほど凄い音が出るとは。
すごいメーカーだわ、Amulech。
でも人によっては声が耳に刺さるような事があって、
殆ど男性で、全員では無くてある特徴のある声の人で。
それは抑える必要があると思ったので、テレビ台に置いているスピーカーの付属のゴム製台座をやめて、クラウンハイブリッド(AWS210)のトランクの防振材に使われていたブチルゴムを丸めてスピーカーの下にくっつけて上からグイッと押しつけて土台にしたところ、尖った部分が落ち着いて全体的に聞きやすくなりました。
もちろんこのご機嫌な音は、写真の製品(TW-D7OPT)の性能が優れているから、それをAmulechのケーブルが生かした、という事ですけどね。
とにかくこれから色んな放送を視るのが、とにかく楽しみでなりません。