正月休み中にセローで林道走った時のことですが、
出発時の始動で、セルのスイッチ押したら「カチッ」と音がしてセルが回らないという現象が発生しました。
お、、、これは、、とあるサイトで誰かが言ってた例の、スターターリレーの故障か?! と、まさか自分に起きるとは思ってなかったのでビックリ。
で、何回か押してるとセルが回って始動。
走り出してからは途中でエンジン切って掛け直しても、 全く問題なくセルが回りました。温まると大丈夫ってこと??
帰宅してエンジン切った状態で、念のためバッテリーの電圧をテスターで調べると13.5Vと、 丸6年使っているLiFePoバッテリー「DRC タフスター リチウムバッテリー 102型」が鉛の新品と同等の状態であることにビックリしましたが、先ずは一安心。
とりあえずスターターリレーを注文しました。
中華の汎用品で純正の1/3の価格です。
商品が届くまでの間に先ずはスターターリレーを点検してみました。
うぉぉぉぉ、、、
いきなり端子がもう腐食してるのが分かります。
粉噴いてますね。
リレーを車体から外して、カプラーを外してみると、
カプラーの端子も腐食してます。
こいつは壊さないとバラせないらいしいので、それはやめておきましたが、
バラしてみて中身も腐食してる写真をアップしているセローのオーナーさんのブログも見たので、
あぁ、恐らく同じだろう。
ということで、やはりリレーは交換します。
まぁ、注文してるんで換えます(笑
気になるのは、カプラーの車体側も同様な粉が付着しているところです。
掃除するのは難しいので、同じ形状のカプラーをネットで注文する事にしました。
バイクも車も、大抵は住友電装のカプラーを使っています。
(スズキのスクーターは古河電工ぽい)
なので、住友電装で検索すると、自分の車やバイクのカプラーを特定する事ができ、それを通販サイトやホームセンターで購入することが出来ます。
monotaroが分かりやすいかな~。
私が必要とするそのカプラーは、実車のカプラーのサイズも確認したところ、
「住友電装 250型 4極 ロック式 メス」
という非防水のカプラーで、
エーモン工業の1124という品番のカプラーが同じ規格で作られている事が判明。
ヨドバシドットコムで190円(税込・送料無料)と激安なので、早速ポチりました。
https://www.yodobashi.com/product/100000001001907195/
私のセローは最も古くて2008年製で、一度もスターターリレーを交換していない可能性もありました。
安心のためにも新品が良いですね。
中華の汎用品は怪しい?気もしますが、どう見ても同じものですね。これ。
海外の汎用スターターリレーはバッテリーとセルの端子が左右逆に付いている点と、
裏面の刻印の違いという2点を除けば見分けるのは不可能でしょう。
ご存じの方も多いですが、自動車やバイクメーカーは電装品を自社で作れないので、ほぼ必ず社外に製造を委託します。
純正品を製造している工場で、同じように汎用品が作られたりします。
工場の生産コストを下げるとか、材料を使い切るとか。
スーツ・背広もそうですよね。
イタリアの某有名ブランドの工場で縫製されたスーツを安く買えたりする、あれです。
リレーに関しては1/3の価格なので、あと2個買う余裕があり、もし最初の1個が長く使えればラッキーです。
ついでにリレーとバッテリー、セルモーターを繋ぐ端子と、端子を留めるネジをピカールで磨いたのち、
PANDOという電子機器クリーナーで表面に残ったピカールをキレイに流し、
コパスリップで接点を保護して組み付けしました。
PANDOは、1セットで数千万円以上を掛けるようなピュアオーディオ界の重鎮や、
自宅にスタジオを持つようなトップの音楽プロデューサーやミキサーさんが自分のオーディオや様々な機器の端子を定期的に清掃する際にも使用しているクリーナーで、
私も使ってますけど、オーディオ機器の電源プラグや機器同士を繋ぐケーブルの端子をこれで掃除すると明らかに音がクリアで明瞭になる優れものです。
テレビなら画質も音質も向上します。
コパスリップは、例えばスパークプラグのネジ部分とか、バッテリーやホーンの端子なんかに塗ります。
端子の表面のミクロの凹凸のせいで端子同士が接してはいるがミクロの世界では触れてないところを埋めてくれて、そこも通電してくれる優れもの。
大電流の流れる箇所に使用すればバッテリーの負担も減って、しかも腐食の予防にもなります。
4輪のヘッドライトのH4カプラーには防水防塵の目的でグリスが塗ってありますよね。
私はバイクの端子類、もちろんイグニッションコイルにも、以前壊れて交換したレギュレート・レクチファイアにも塗ってるんですが、、、スターターリレーは塗ってなかった・・・
結果、以前よりも元気にセルが回るようになりました。
明らかに音が違います。
気温は5度以下の日陰で、現象が発生した正月から一度もエンジンを掛けてない状態での始動でした。
古いバイクなので、色々忘れたころにやってきます。
でも山奥で立ち往生はしたこと無いので、セロー君、いいやつですw
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電装品 | 日記
Posted at
2023/01/20 02:49:58