内装パネルの木目加工(イージーグラフィック作業:その1)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
以前から内装パネルの木目を替えてみたいと考えていましたが一応形になりましたので、アップいたします。「イージーグラフィック」で木目化しています。
イージーグラフィックは下地加工、下地処理、グラフィックの転写作業、クリア塗料による調色、クリア塗装の順番ですすめていきますが、先輩諸氏の参考になるサイトが数多くありますのでここではSVX用にて説明させていただきます。
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作業をおこなうためには転写用水槽(衣装ケースで代用:サイズは横66cm×縦44cm×深さ22cmでしたがメーターパネルを転写するにはできれば横は80cm程度あるほうがいいと思います)、イージーグラフィック用シート(50cm幅SVXなら約4メートル:ヤオフクで1000円~3500円/m)、定着スプレー(約2000円)、それと画像にはありませんが、水温を計る温度計(ホームセンターで約350円)等が必要です。
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転写するパネル一式ですが、助手席左前のエアコン送風口は外し方が分からなかったので、今回は断念しました。今更ながらですが、当方はS4ですがこの部分が木目ではなくてグレーのままでした。皆さんも同じでしょうか?
実は転写をする前に悩んでいたのがエアコンパネルの透過表示部分をどうするべきかということでした。過去の作例でも苦労されていますが、当方はこの部分をマスキングして転写しないようにしました。またオーディオと灰皿の部分も転写時に完全に水没するので、しっかりと防水してマスキングしておくことが重要です。
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完成画像ではこのようになりましたが、マスキングの境界部分がシャープに出なかったのも今回の反省点のひとつです。文字表示はちゃんと光を透過しています。
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SVXで転写をおこなう際に大変なのは(現代の車と違って、SVXはクラシックカーなので)パネル部分の造形がとても立体的であるために、転写する部分の「高低差」があることです。転写すべきグラフィックがのらないことがあることです。例えば(運転席・助手席側の)PWスイッチパネル部分だとドアレバーが収まる部分がそうですし、後席のPWスイッチパネルの小物が入るスペースは空気だまりができて転写しにくい形状になっています。
当方は3回ぐらい転写を試行錯誤しましたが満足はできませんでした。
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画像は下地処理済の状態ですが、しっかりと油分を取ってマスキングをしっかりおこなってください。
次に下地加工は600番程度の耐水ペーパーで丁寧に仕上げておくことで目安としては一滴水を落とすとはじくのではなく水分がしみこむような下地になるようにするほうがいいと思います。
この作業と後のサフェーサーを吹いた後のペーパー仕上げも同様にしっかりとおこなってください。この処理がその後の仕上がりに大きく影響します。
その他、サフェーサーは当方はタミヤのプラサフェーサーを使用しましたが、自動車用のバンパーサフェーサーのほうがパネルとの密着性(塗料の柔軟性)の面ではいいと思います。
エアコンパネル部分の表示部分のマスキングをしっかりしておくことと、透過部分裏のカラープレートとグレークリアの部分はできれば取り外しておくことをお勧めします。微妙な段差・隙間に転写したグラフィックが入ると、いくらマスキングをしてもきれいに取り除くことが難しかったです。
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見づらいかと思いますが、ご容赦ください。ベースカラーを塗装後の画像です。サフェーサーの塗装後と同じように耐水ペーパーでの仕上げはおこないました。
この後転写しましたが、実は失敗例です。ベースカラーが濃過ぎたために転写した茶木目のグラフィックがほとんど見えなくなってしまいました。
事前にベースカラー(で塗装した見本)とグラフィックを重ねてみて色合いを確認されることを強くお勧めします。
当方は失敗後、全て茶色の塗装をはがしてアイボリーに再塗装しました。
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これが今回使用したグラフィックのシートで1000円/mです。
購入先によっては筒状ではなく折りたたんで発送するところもあるようです。また湿気を嫌いますので、保管の場合は乾燥剤をいれてビニール袋に入れておくほうがいいと思います。
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